ロシアのウクライナ侵攻ももう1年以上続いて、世界が平和なうちは自分の仕事も潤沢で、大きな争い事が起きると海外製の銀入りハンダが手に入らなくなって、これまで重要な部分も普通の部分も銀入りハンダを使っていたのが、使う場所のコストで細かく使い分ける様になって、それでも高い方のハンダを使い過ぎていると専務が見回りに来ます。
銀入りハンダはハンダ用のエプロンに落ちた小さな粒まで無駄にしない様にして・・
集めてケーブルの末端の焼き入れの炉に入れます。
焼き入れした後はハンダを遠心力で床に叩きつけていたのが・・
今はアルミのバットで受けて、それを集めて再利用しています。
その炉で熱して不純物を表に出してすくって・・
その不純物に混じった純度の高い部分を抽出すると、何だか動物みたいに見えるので、横に避けて疲れた時に見てほっこりしています。
ただハンダの量が減ると5匹のうちの2匹が炉に溶かされました。
戦争が起きるとミサイルの誘導装置の部分に精度の高いハンダが取られてしまい、オーディオの様な贅沢な部分に廻って来るのは平和な時ぐらいです。
1990年代に一度中東戦争で入手が難しくなり、半年ぐらいで激しい小競り合いは収まって、次に2001年の同時多発テロの後の反撃用でまた高いハンダが手に入り難くなって、でも半年ぐらいで元の状態に戻ったのでそれほど危機は感じませんでしたが、今度はもう1年以上が経って、まだどうなるか見通しが立っていません。
またマスコット的なハンダの抽出物が出来て来て・・
3体炉の中で溶かされて・・
またもう2体溶かされました。
何だか可愛く思えてなかなか炉で溶かしたくないのですが、ある意味彼らもロシアの犠牲者なのでしょうか?
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カーオーディオについて | 日記
Posted at
2023/05/06 17:23:27