今日ご紹介する1台は、先日の宇部店の作業から、スズキのジムニーです。
オーディオレス車にカロッツェリアのサイバーナビの大画面タイプの物を装着した状態で入庫となって、ベーシックパッケージの取付と、ベーシック防振の施工とセメントコーティングの施工の、トリプルパッケージの作業を行いました。
まずはドアの内張を外して、何も貼ってない外板裏に防振マットと防振メタルを貼り合わせます。
外した内張にはマスキングを行って、ツルツルのプラスティック面に粗目を付ける下処理を行った後にセメントコーティングを行います。
薄いジムニーの内張がランダムに厚い薄いを作ったセメントコーティングで、表面に乗った振動が打ち消されて、音の響が良くて静粛性が高く、そして断熱性が上がったドアに変わりました。
ツイーターは前に乗られていたお車から移設して来たJBLのP560型のツイーターで、もう長い期間使われています。
グローブボックス下には比重の高いMDF板を敷いて、その上にオプションのSSFを加えた6ピース構成のピュアコンを取り付けました。
全ての結線が終わったらサイバーナビの調整を行って、まずはタイムアライメントが全てゼロになっている事を確かめて、このままタイムアライメントは最後までゼロのままで調整するのがピュアディオ流です。
なぜ使わないかというと、簡単に定位が決まる反面、何をしても本来の音楽の音色から変わってしまい、逆にストレスになってしまうのでこの手の時定数をいじる機能は全てゼロにしています。
この年式のサイバーナビは簡単な5バンドイコライザーと31バンドの詳細イコライザーが2重にかかっていて、5バンドはパッケージのフラットとカスタムのフラットの2種類があって、良く聴くと微妙に音色が違うので、抑圧感の少ないカスタムをフラットの状態で31バンド側の調整を行いました。
12センチの純正スピーカーとJBLのツイーターの能率差を考慮して、あれこれとレベルを動かしてセッティングを終了しました。
ジムニーのお客様が来てされていた時はちょうどいクロスFMのサウンドピュアディオからの生放送の時間で、自社の名前のスタジオを持つ事がカーオーディオの音を良くする事にこんなにメリットがあるというお話をした後に納車させて頂きました。
もう一つジムニーのお客様はサウンドピュアディオのユーザーになられた後にアマチュア無線を始められて、その機種選択にも自分がアドバイスをさせて頂いて、その事は作業ブログ以外の部分で詳しく書き込まさせて頂きます。
コンパクトな室内に小気味良いスタジオ的なサウンドと、145メガと433メガの50ワット送信が可能な無線機とが融合した、特別なジムニーに仕上がっています。
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Posted at
2023/05/27 10:55:13