今日ご紹介する1台は、現在の宇部店の作業から、トヨタの新型ヴェルファイアです。
工場装着の大型のディスプレイオーディオ付きのお車に、システムの取付を行いますが、初めての入庫のために調査を行いながら作業を進めています。
ディスプレイオーディオの裏からは普通に出力信号が取れました。
ドアの中は縦に大きなインナーパネルが付いていて、ドアのウーファーはモデルチェンジごとに徐々に大きくなって来ています。
まずはインナーパネルとドアスピーカーを外して、何も貼ってない外板裏を指ではじいて、響きの中心と響く周波数を確かめてから、防振材の種類を決めて8か所にピンポイント防振を行います。
外した内張にはマスキングをして、ツルツルのプラスティックの表面に粗目を付ける下処理を行います。
コーティング剤が剥がれない下処理が出来たら、意図的に厚い薄いをランダムに作って、振動が通過し難い状態を作りながら塗って行きます。
こちらはリアのスライドドアの内張で、前後ともセメントコーティングを行います。
乾燥する前は青白いコーティング剤は、乾燥して化学変化を起こす茶色に変わって来て、つなぎの成分で硬さとたわみのバランスの取れた状態に仕上がります。
最近は音質アップや静粛性アップの効果に加えて、断熱性アップの効果も認められて来て、多くの方に施工して頂いています。
ヴェルファイアのお客様は山口県の隣の広島県からお越し頂いていて、広島県には多くカーオーディオの専門店がありますが、音楽業界や放送業界と繋がってプロサウンド的な音を表現するお店は無いために、県を越えて当店にお越し頂いています。
今日のところはここまでで、これより先は『その2』でお届け致します。
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Posted at
2023/11/06 10:23:00