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イイね!
2023年11月29日

新・お客様の質問にお答えして 第50話


新シリーズになったお客様の質問にお答えするブログも今回で50回目を迎えました。

前回の49回はこれまでのブログの中で最も反応があったというか、良い反応もご指摘も頂く結果となり、ご指摘のほとんどは、「重要な事が書いてある割には、走り書きして分かり難いので、もっと詳しく書いて欲しい。」とか、「これは3回に分けるところを無理して1回で書いているから、別に分かりやすく書いてもらえますか?」という内容でした。

元々1つの事を書き始めたらあれこれと過去の事を思い出したら、当初の予定2・『ボーカリストや演奏家はタイムアライメントについてどう思っているのか』と3・『サウンドピュアディオスタジオの今後』の3つのブロックを走り書きしたためにご指摘を頂いたという事です。


今回は前回にある程度の事が書かれているので、1と2について補足的に書かせて頂きます。

2012年に発売された三菱電機のダイアトーンサウンドナビは、当初はピュアディオのユーザーの方からは『音の良いナビ=ナカミチのCD-500の様な音で鳴るナビ』というイメージを持たれていて、皆さん注目されていました。

しかし実際に製品が発売されるとマニア向けのオーディオ評論家の先生のウケがいいデッキ性能を持ったナビで、ユーザーの方の期待は外れてしまいました。

一応代車のうちの1台にサウンドナビを付けていたところ、「サウンドナビはクセが強いから他のナビにして欲しい。」という事で替えた事があり、聴ける車輛自体が無くなっていました。

モデルはMZ60からMZ80・90・100と進化していき、MZ200の頃には音を強調する機能を全てオフにすればそこそこナチュラルに聴けるレベルになって来ましたが、ただ音を強調する機能にお金がかかっている部分をオフにすると、最初からその様な機能がほぼ入っていないナビを買った方が割安という事で、長きに渡ってサウンドナビは販売して来ませんでした。


ただダイアトーンは市場人気があるという事で一部の自動車メーカーで純正採用されていて、同じ三菱のグループの三菱自動車はあえて『ミツビシ・パワーサウンド・システム』を名のり、他の自動車メーカー用がダイアトーンブランドと差別化もしていました。


しかし今年行われたジャパン・モビリティー・ショーでは三菱自動車のブースでは『ヤマハ・ダイナミックサウンドコンセプト』を掲載したアウトランダーが展示されていて(ベストカー12・26号106ページ参照)、投資家向け情報では三菱電機がカーナビ事業から撤退と書かれているので、ダイアトーンサウンドナビの約20年の歴史は幕を閉じる事となりました。


もし鳴り物入りでダイアトーンが業界に参入して来た時に、手放しで褒めて売れば一時的な売り上げにはなったのでしょうが、お勧め出来ない物はお勧め出来ないという基本姿勢を貫いた事で、サウンドピュアディオの先見の目というか、投資家情報を見て今後を決めるというカー用品業界のトレンドとは違う流れでビジネスの方針を決めている部分がユーザーの方からの信頼に繋がっています。

逆に1990年代からのお客様ならご存じの、「ナカミチはいずれ上場廃止になる。」という事を言っていて、でもそれは音が悪いからではなくて営業部の大手量販店向けに安い商品を作ってハズレるという愚策からで、こちらに関しては良い製品は大量に買ってストックしておくという考えで、今でもナカミチの小型の電気を食わないアンプは欲しいという方が多く、過去の商品のベースがあれば新しい半導体を使ってリファインして、あっという間に完売するという事が続いています。


もう一つ先を見越したという意味では2000年に特許庁にサウンドピュアディオの商標登録を申請した時には、ナカミチが将来的には上場廃止になるだろうし、何だかの自社ブランドを用意しないとメジャーブランドの品はクセが強いし販売出来ないしと、新体制の準備に入っていました。


2001年に発売したZSP-MIDは22年が経過してもまだ健在なモデルもあって、発売当初は「丁寧に使えば15年ぐらいは使えますが、それ以上はどのぐらい使えるかは分かりません。」と言っていました。

それでもZSP-MIDの音色は今でも代わる物がなく、超ロングセラーの人気となっているので、サウンドピュアディオとしてのファーストモデルながら、最新の音楽もきちんと鳴らしてくれる定番モデルでもあります。

なぜそれだけのロングライフでいられるかと根源は、音楽の元の形を大切にして、形を変える事無く表現するという基本姿勢からでしょう。


ここで2番目の『ボーカリストや演奏家はタイムアライメントをどう思っているか』に移りますが、これまで自分はカーオーディオ専門店を経営しているという事で、多くのボーカリストや演奏家の方からかなりの苦言を頂きました。

それはカーオーディオ業界は自分たちが心を込めてスタジオで作った作品を、自分たちで勝手にアレンジして形を変えて、それで100万も200万もお金をもらう詐欺師という様な扱いを何度もされて来ました。

まあデモカーを聴いてもらえばそんな事も無くなるのでしょうが、前に大手メーカーのデモカーの音を聴かれた方はだいたいカンカンに怒っておられます。


最初にそれを感じたの2010年より少し前ぐらいで、何人かのお客様から「自分の好きなボーカリストがカーオーディオについて良く思っていない様なので、自分が使っている物はそういう音とは違うという事を知って欲しい!」というご要望に応えるために、カーオーディオが嫌いというボーカリストの方何人かのラジオ番組のスポンサーになって、そういうネガティブな感情を取り払いたいという思いで何回かのスポンサー活動を行いました。

しかし話をまともに聞いてもらえない、ましてやデモカーも聴いてもらえないが続いて、その一方で自分と親しいアーティストさんからの繋がりで付き合える様になった方はデモカーの音を聴いてもらえて、「この音なら安心して聴ける。」とか、「スタジオでマスタリングした時に近い音で聴こえる。」とか、「カーオーディオでもこんな音で聴く事が出来るんですね!」と驚きの声を頂きました。

一番印象に残ったのが、「これはデモ用だからこの状態では走れないんですよね?」と聞かれて、「これは12Vのバッテリーで動いているから走りながら聴けます。」と言って、車から降りて後ろを見てもコンセントが繋いでなくて、プロ機を100Vで動かしてカー用のスピーカーで鳴らしているデモと勘違いされた方もおられました。


そんな成功例が続いて自分もちょっと調子に乗っていたのか、カーオーディオに否定的なあるボーカリストの方に会うチャンスがあって、「是非自分の車の音を聴いて下さい。」とお願いしたところ、「自分はダイアトーンの技術者のTMさんの話を聞いたけど、今のカーオーディオは間違っている!」と言われました。

「自分はコイルを手作業で巻いてアナログ的な音を・・」と言っても自分は聴く気は無いという態度で、「タイムアライメントというあの考えは間違っている!」とも言われました。

1度ならず2度目のチャンスもうかがいましたが、「自分はカーオーディオの事は良く知っているから聴く必要は無い!」と断られて、まるで「カーオーディオの間違った考えの店に一発かましてやった!」という態度に、「あのボーカルの仕事は今後一切持って来ないで下さい!」と言ったぐらいです。


でもあれだけカーオーディオはダメとかタイムアライメントはダメとか言いながらも、次に大手からオファーがあったらまた褒めちぎっているから、「この人は小さな会社には酷い言い方をして、大手には尻尾を振る人なんだ。」と、音楽業界にこんな計算高い人がいるんだとガッカリしました。


前回の49回ではかなり急ぎ足で書き込みましたので、今回改めて分かりやすく書き直させて頂いたつもりです。


今後も店頭での皆様のご意見をお伺いしたいと思っております。

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Posted at 2023/11/29 11:35:25

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サウンドピュアディオの井川です。 福岡県・山口県でカーオーディオ専門店を営んでいます。 アーティストとのコラボレーションにより、より生演奏や生の声に...

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