今日ご紹介する1台は、昨日の宇部店の作業から、ダイハツのムーヴカスタムです。
オーディオレス車にカロッツェリアの楽ナビが装着されている状態で入庫となって、ベーシックパッケージの取付と、前後ドアのベーシック防振の施工の、トリプルパッケージの取付を行いました。
WパTケージはベーシックパッケージにフロントドアのベーシック防振を加えた物をそう呼んでいますが、トリプルパッケージはWパッケージに2万円を超えるオプションを追加した時の総称で、前にセメントコーティングを加えても、リアにベーシック防振を加えても、ドアのスピーカーを薄型16・5センチに交換してもトリプルパッケージと呼んでいます。
まずはフロントドアの内張を外して、何も貼ってない外板裏に4種類の防振材を貼り合わせて・・
更にリアドアにも4種類の防振材を貼り合わせます。
ツイーターはJBLの外ドームタイプを取り付けて、今は19ミリの小さいサイズしか生産していないのを、このサイズが終わった時に日本にあった物は全て買い取っていました。
ATX-25よりドームが大きく、ATX-30よりはドームが小さく、ATXで換算すると27とでも言いましょうか、そんなサイズです。
グローブボックス下には比重の高いMDF板を敷いて、その上に4ピース構成のピュアコンを取り付けています。
純白のボビンにピンクのラベルの井川が一から手巻きしたコイルが付いていますが、最初は黄色いラベルの機械巻した物から聴き始めて、じわじわと巻き数を下げて行ってマッチングを取っていたら、手巻きしないといけない巻き数まで下がって来ました。
ダイハツはキャストといいムーヴといいグリルの形状が荒くて特殊で、その分をコイルの巻き数を下げてドアからの中高音を伸ばしてツイーターとのバランスを取っています。
ブラックボックスでツイーターのレベルと下限周波数とインピーダンスを調整していて、コイルでドアスピーカーの上限周波数とインピーダンスを調整して、最も生音・生声に近い組み合わせを探していますが、ここに5せっとづつあるという事は車に付いている物を含めて6×6種類の36種類の組み合わせを聴いてその中から1番の組み合わせを選んでいます。
無楽ナビの方の音調整は、まずはタイムアライメントは全てゼロにして、そこから合わせるのではなく最後までゼロのままで、ここを操作すると簡単に音の定位は良くなっても、本来の楽器の音やボーカルの声とズレて来るので、ここは絶対にゼロのままです。
イコライザーものみをほんの少し動かして、音を整えたらムーヴカスタムは完成しました。
このお車は初心者マークの方が乗られるのですが、お父様がピュアディオで20年以上のお客様で、かかったコストと出る音を考えに考えた結果の、シンプルながらツボを押さえたシステムに仕上がっています。
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Posted at
2024/02/15 10:20:29