先週宇部市の西地区の社長の集まりがあった時の話を書き込みましたが、まだ書き込んでいない事があったので追加で書き込みます。
会合では株の売り買いの話や買った会社の株の時価総額の話になった時に、誰かが「もし明日からイーロン・マスクと入れ替われたら替わりますか?」という事を話して、参加者は口々に「いくらお金があってもイーロン・マスクは嫌だ!」という人ばかりで、もちろん自分も今の自分のままがいいと言いました。
いくらお金が自由になっても、あそこまで人から嫌われているのなら今の自分がいいという人が全員一致で入れ替わった方が良いという人はいませんでした。
まあ、その話の時に「いくらお金があってもここまでなりたくないと言われる事を知らないマスクは可哀そうだ。」と思っていました。
このブログではよく登場する宇部の不動産王の言うには、「株とかは現物が目の前に見えないから怖い。土地じゃないと自分は扱えない。」と言っていて、確かに自分もそうだと思っていました。
他に出たのはビッグモーターの話で、「いくら会社を大きくしたいと言ってもあれは無いだろう。」という事を皆さん言われていて、会社は大きくしなくていいから堅実に人から嫌われない様にしたいという話が、こちらも全員一致で同じ意見でした。
まあこれが宇部の西地区のローカルな集まりだからいいのですが、これが山口県の西の方の集まりになるとそうでもなくて、政権寄りの社長が「これからは消費税を上げて行かないと国がなりたちません。8%から10%に上がりましたが、次は15%を通り過ぎて20%を目指して、皆さんに補助金・助成金や公共事業で還元させて行きます。」とのたまう人が出て来ます。
中身は「補助金や情勢金のもらい方を教えてあげようか?」と親切を装って近づいて来る人がいますが、だいたい政治家の資金パーティーのパーティー券を買わないかという話です。
自分が断ると「あなたは若いのに生意気だね。」と言われてましたが、パーティー券を大量に買うといつどんな補助金が出るのか国会で通る前に教えてもらえる様です。
そんな大規模な社長の会もたまには良い事もありました。
それは周南市で先日亡くなられたダイソーの社長さんが来られて公演があるという事で。20年ぐらい前に聞きに行った事があります。
元々は魚の養殖事業をしていて、病気で魚が大量に死んでしまい、借金が払えなくて夜逃げしたそうで、その後公民館を借りてプラスチック小物の移動販売を行っていて、それも上手く行かずに「もう今日・明日で辞めてしまおう。」と300円から500円ぐらいで売っていた品を全て100円で処分したところ、もっとないかとどんどんお客さんの列が出来て、計算が簡単でお客さんが集まる100円で販売するお店を始めたのがダイソーのきっかけだそうで、「私は2回も失敗しているのにこうやってビジネスが出来ているのだから、皆さんも見方を変えたら何かチャンスがあるのではないでしょうか?」という言葉に自分は感動を覚えました。
先週の社長の会にもその話を聞きに行かれた方もおられて、「あの話は印象に残りましたよね。」という話になっていましたが、その3日後にダイソーの創業者の方が亡くなったというニュースを目にしました。
創業者の方は亡くなっても「自分が気付いていないだけで、どこかにチャンスは隠れている!」という言葉は、自分やその公演を聞きに行った多くの方の中に残っているのではないでしょうか。
ダイソー創業者の矢野博文さんのご冥福を心からお祈り申し上げます。
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Posted at
2024/02/22 16:25:50