今日ご紹介する1台は、昨日の宇部店の完成車から、ホンダのN-ONEです。
今回は2回目の入庫で、以前ホンダ純正のナビオーディオを活かして、ベーシックのトリプルパッケージを取り付けて頂いていたところからのグレードアップです。
これまではフロント2層の防振でリアドアは何も防振していなかった所に、鉄板の響きを調べて響きの中心にマーキングして行き・・
その響きの周波数に合わせた材質を貼り合わせて、ベーシック防振を完了させました。
外したリアの内張は粗目を付ける下処理を行った後に、手作業で規則性の無いランダムに厚い薄いを作って、適度にたわみを持たせる成分が入った材質を塗って行きます。
時間をかけて乾燥させると、たわみを持たせる成分が科学変化を起こして、青白い色が茶色っぽく変色したら乾燥が完了で、一度外した吸音フェルトを内張に貼って、ドアに組み付けたら終了で、前後共に片側2層の防振の、音質・静粛性・断熱性がアップしたドアになりました。
ダッシュ上のツイーターは最初はATX-25を取り付けていましたが、ダッシュにマットを装着したので、車は静かになりましたがツイーターの音も吸音気味になったので、サイズの大きいATX-30に変更しました。
またATX-30はJU60と同サイズで設計されていて、JU60用のワイドスタンドの中に入れて、マットをその部分を切り取って、かなり安定した取付になっています。
グローブボックス下のピュアコンはSSFを除いて交換して、ATX-25から30用に変更しています。
音を鳴らしながらピュアコンのブラックボックスとコイルの値を変えながら音を聴いて、マットで吸音されている部分はイコライザーを上げて、聴感上でフラットになる様に調整しました。
この純正ナビは中身はケンウッド製で、音を強調する機能がいくつか入っていて、最初はマットで吸音された部分を勢いを付けて補っていたのですが、最終的にはピュアコンとイコライザーのい調整だけで音を合わせて行き、最終的に強調する機能は全てオフにしました。
強調すれば簡単にレベル上のフラットにはなるのですが、音色が本来のボーカル音とズレて来て、自分が30回以上お会いして生声が直ぐに頭にイメージ出来るアーティストさん2人の声がきちんと聴こえるセッティングになったので、そこで音調整を終了しました。
カーオーディオの音だけでなく、遮音性と断熱性もアップした、コンパクトプレミアムと呼ぶにふさわしい、特別な一台に仕上がりました。
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Posted at
2024/07/15 10:40:02