3日間のお盆休みも終わって、今日からサウンドピュアディオ宇部店と福岡店は通常営業となります。
さて今日ご紹介する1台は、先日の宇部店の完成車から、トヨタの60系プリウスです。
トヨタ純正のディスプレイオーディオ付きのお車に、ベーシックパッケージの取付と、ベーシック防振とセメントコーティングの施工のトリプルパッケージに、リアドアにも2層の防振を加えた、5thパッケージの取付を行いました。
まずはドアの内張を外して、指で鉄板の響きを調べて防振材の位置と種類をマーキングした後に貼り付けます。
ツルツルの内張裏に粗目を付ける下処理を行った後に、セメントコーティングの施工を行って、乾燥したらドアに組み付けます。
ダッシュの上にはスタンドを使って適切な仰角・振り角を付けたJBLの508GTIのツイーターを取り付けて高音を鳴らして、純正のスコーカーは中音域だけを鳴らす様にして、ドアの16センチスピーカーで低音を鳴らす3WAY構成でワイドレンジで再生させています。
スコーカーに低音が入らない様にしているフィルターが貧弱なので・・
大型のフィルムコンデンサ2個を片方に付けて、純正スコーカーの音質アップと、純正とは違う値でクロスポイントを3WAY時に適正化しています。
グローブボックス下には比重が高くて厚いMDF板を敷いて、ミッドの上限周波数を決めるコイルは純白のボビンにピンクのラベルの、井川が一から手巻きした物を使用しています。
手巻きしたら巻き数は何でも良い訳ではなく、音が鳴る様になったら製造時期やグレードの違いによる微妙な音の違いに合わせて、ブラックボックスを前に作業した車の値から1回換えて、コイルは9セット目でこの車に最も合っていると感じたので、そこで調整を終了しました。
ディスプレイオーディオのパネルではフェダーは少し前に振って、バス・ミッド・トレブルの3トーンは、全てセンターが最も生音・生声に近いと感じたので、そこで音調整を終了しました。
最近ではドアスピーカーをベースにして予算を抑えて、その分防振作業に予算を使われる方が多くなって来ていて、それだけドアの残響が増えて来ているのでしょうが、前にも書き込んだ様に街中でのハンズフリー機能で相手の声が周りにまる聞こえというのが、防振の層や場所を増やす要因になっているでしょう。
他のプリウスとは音質と静粛性と断熱性が違う、特別な一台に仕上がりました。
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Posted at
2024/08/16 10:14:45