今日ご紹介する1台は、昨日の宇部店の作業から、マツダのアテンザです。
お盆休みを利用して、広島県からお越し頂きました。
マツダコネクトでBOSEサウンドのお車に、ベーシックパッケージの取付と、ベーシック防振とセメントコーティングの施工のトリプルパッケージの作業を行いました。
ボーズサウンド車はドアに20センチの薄型フロントマグネットのウーファーが付いていて、ドアには低音のみが送られていて、ダッシュのスコーカーに中高音が送られているマルチアンプ方式です。
ダッシュ上のスコーカーはピュアコンを通して中音域のみとして、グリルの上に取り付けたピュアディオブランドのATX-25ツイーターを高音専用として鳴らして、ドアの低音と合わせてフロント3WAY化しました。
運転席下にあるボーズアンプから信号を取り出して、グローブボックス下にあるピュアコンに送る信号と、ウーファーとセンタースピーカーの出力にはインピーダンスとレベルを調整するパーツを取り付けて、合計7個のスピーカーの音をコントロールして音を整えています。
今回はスコーカーの上限周波数を決めるコイルは井川が一から手巻きした物を使用しています。
なぜ井川が手巻きすると音が良くなるかと説明しますと、機械巻は巻く方向しか銅線が動いていませんが、手巻きでは巻いて少し戻って、また強く巻き付けてを繰り返して、よりギッシリ締め付けて銅線の並びを綺麗にする事によって、長さが短い割に高いインダクタンス値を得る事が出来て、Q値の高いコイルとなるために高音質に繋がっています。
また特注のボビン材質も硬過ぎず柔らか過ぎずの絶妙な硬さで、滑らかな音の表現に繋がっています。
ドアの中の作業はインナーパネルを一度外して、ドアの外板裏の響きを確かめて、どの位置にどういう材質を貼るかマーキングしてから防振材を貼り合わせています。
外した内張は裏面を粗目を付ける下処理を行った後に、意図的にランダムに厚い薄いを作ってセメントコーティングを行います。
今回はまだ乾燥しきっていなくて、青白い化学変化を起こす前の部分が残っている写真が撮れました。
全ての結線とドアの組み立てが終わったら、マツダコネクトを鳴らして音調整を行います。
バス・トレブルとフェダーを動かして音を調整しながら、同時にピュアコンの値も変えて、最も生音・生声に近い組み合わせを探しました。
コイルとブラックボックス共にそれぞれ5セット目で最も良い値に辿り着いて、音調整は終了しました。
同じアテンザのBOSE仕様でも年式で微妙に音が違っていて、その差に合わせて全て値は探り出していて、サウンドピュアディオ独自のインピーダンス変換技術でプレミアムサウンド車にもシステムアップの道を開いています。
アテンザのボーズシステムは、入庫時に比べてステレオ感・透明感・音の切れ共に素晴らしく良くなりました。
昨日はアテンザの音調整が終わってから直ぐに福岡店に出かけて、徳島県からのお客様の音調整を行ったので、アテンザのお客様の納車に立ち会う事が出来ませんでした。
広島県にもカーオーディオ専門店が数有る中、サウンドピュアディオを選んで頂いて、本当にありがとうございました。
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Posted at
2024/08/19 12:04:02