今日ご紹介する1台は、昨日の福岡店の作業から、三菱のデリカD5です。
ケンウッドの大画面のナビオーディオを装着した状態で入庫となって、JU60を使ったプレミアムベーシックパッケージと、ドア2層の防振をして頂いていたところからの、システムアップの作業を行いました。
ドアには工場装着の防振材が貼ってない部分にピュアディオ独自の防振材を貼って・・
内張裏にはセメントコーティングを行って一度剥がした吸音フェルトを元に戻しています。
今回はサービスホールを金属シートを重ね貼りした後に切り口をシリコンを塗って剥がれ防止を行って、方ドア3層のフル防振の状態にしました。
そして16センチの純正スピーカーを取り外して、13センチのインナーバッフルを製作して、ピュアディオブランドのZSP-LTD15を取り付けました。
内張りを組み付けると薄っすら外から黄色いケブラーコーンが見えます。
取り付け条件が変わったのでグローブボックス下のピュアコンの値を一部変えて・・
ブラックボックスのメインの方を1回換えて、SSFも1回換えて、ベークライトに載っている赤いコイルはマッチングが取れるまで延々と変えて行きました。
デリカD5は一般的な車に比べるとドアスピーカーの位置がスピーカー1個分以上上で、中音域が耳に入りやすいので、ドアの上限周波数を決めるコイルを徐々に巻き数を上がて行って、生音・生声に一番近くなるまで変えて行きます。
これはピュアコン方式ならではの調整方法で、これでマッチングした音を聴いてしまえば、他店のセッティングでは満足出来なくなります。
ある程度ピュアコンでマッチングが取れたら、今度はナビのイコライザー調整を行います。
ケンウッドの上級モデルのナビは通常のグラフィックイコライザーと、アルパインが使用している細かな調整が出来るパナメトリックイコライザーの2つが入っていて、まずはグラフィックをフラットにして、パナメトリックのみで細かく調整して行きます。
0・2デジベルステップの細かな調整を、普通のイコライザーの1デジベルステップ以内で調整して、かなり絶妙なセッティングでメモリーしました。
最初はプレミアムベーシックのトリプルパッケージから、2度目の入庫でフル防振とZSPの取付で、効率良くフロント2WAYのハイエンドシステムが完成しました。
こういったステップが踏めて無駄な買い物が無くスムーズにシステムアップ出来るのは、ピュアディオが推奨するパッシブネットワークをブロック化して、自由に組み合わせ出来るピュアコン方式あっての事です。
追伸
ナビの銘柄以外は自分のセレナと同じ組み合わせですが、自分の車は仕事の合間合間にちょっとづつセッティングしているのが、デリカD5はお客様のお車なので1回で好きなだけ時間をかけてセッティング出来るので、何故かデリカの方が音の仕上がりが良くて、そこはお客様ならではメリットだと感じました。
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Posted at
2024/08/23 10:05:45