今日ご紹介する1台は、昨日の福岡店の作業から、スバルのフォレスターです。
スバル純正のパネル一体化ナビオーディオを装着した状態で入庫となって、ベーシックパッケージの取付を行いました。
中身はパナソニックの高級タイプの物で、ナビは一度取り外して裏から音信号を取り出して、グローブボックス下までピュアディオブランドのPSTケーブルのフルレンジタイプで送ります。
グローブボックス下には比重が高くて厚いMDF板を敷いて、その上にピュアコンのブラックボックスとコイルを取り付けます。
コイルは純白のボビンにピンクのラベルの井川が一から手巻きした物を使用していますが、半年ぐらい前からブラックボックスの中にあるコイルも一から井川が手巻きする様になりました。
これまで使用していたコイルが製造中止になってしまい、次に使うコイルのちょうどいい形と特性の物が世の中に無くなったので、それで一から手巻きする事になって、何故か一から手巻きしたら音質が上がったのですが、ピンクのラベルのコイルの約10倍の時間をかけて巻かないといけないので、かなりの重労働です。
でもお客様に喜んで頂けるならと、日々心を込めてというか、かなり気を入れてムラが無い様にコイルを巻いています。
ピュアコンを通した音信号は高音と中低音に分離されて、ドアの16センチの純正スピーカーと、ダッシュに後付けしたピュアディオブランドのATX-30のアップグレードツイーターに送られます。
全ての結線が終わったらピュアコンの値合わせとナビのイコライザー調整を行って、まずは各スピーカーにあらかじめかかっているタイムディレイを全てゼロにしてから調整を始めて、最後まで時定数はいじらない正確な音色に合わせる音調整を行います。
音を聴いてはピュアコンの値を変えてを繰り返して、ブラックボックスとコイルを交互に変えて行って音を追い込んで行きました。
最終的にはブラックが4個目で、コイルが4個目で最も生音・生声に近くなり、ここでイコライザーのみの調整を行って全体のレベル調整を行いました。
ただ事前にピュアコンで追い込めるだけ音を追い込んでいるのと、このナビが音にクセが付いていないタイプだったので、2カ所ほんの少しだけイコライザーを動かした所が最もレベルがフラットと感じたので、これで音調整を終了しました。
見た目はダッシュにツイーターが2個載っただけの違いですが、音の違いはノーマルが荒い割にこもって聴こえるところから比べると、劇的に本来の音楽の音に近くなっています。
ブログ一覧 |
カーオーディオについて | イベント・キャンペーン
Posted at
2024/09/06 10:38:57