今日ご紹介する1台は、先日からの宇部店の作業の続きで、トヨタのシエンタです。
フルシステムの作業は、ラゲッジのアンプボードの製作に入っていて・・
その間に自分はSKY3のスピーカーケーブルの末端焼き入れと、24金メッキの端子付けを行っていました。
ハンダ炉の温度が370度に上がるまで待っている間に、焼き入れで使ってしまったハンダの量を元に戻すために、表面を掬い取って純度の高い部分だけを抽出して出来た、オブジェみたいな塊を勿体ないのですが、見た目のパッとしない方から3個炉に戻しました。
それでも足らないのでRCAケーブルとデジタルケーブルのハンダ付けで出て来る純銀を含んだハンダの端を集めた物の黒い煤の部分をピンセットで取り除いて、炉に入れます。
後もうちょっと量が必要だったので、PMBケーブルの焼き入れで出た純銀を含むハンダの端を集めた物を炉に入れてSKY3の焼き入れを行いました。
現在この手のハンダは軍事用に大量に持って行かれて、趣味で使う様なルートにはなかなか回って来ず、こういった社内リサイクルでコストを上げずに従来価格で提供しています。
ケーブルが出来た時には他の作業が進んでいて、今回はお客様からZSPの取付がインナーでもアウターでも任せますと言われていて、専務はセレナのZSPがインナーからアウターに変えたら低音の量が減って聴こえたのでインナーがいいと言っていて、実はアウターにした事で中音域のヌケが良くなって量が増えたので、相対的に前よりも低音が減って聴こえていて、シエンタではサブウーファーを取り付けるので前からの低音の量はそんなに必要ではなく、一度シエンタでインナーで鳴らしてみて、サブウーファーの音域より上の中音域の量とヌケが良くなった方が良いというシュミレーションをした上でアウターの製作を行いました。
ドアにアウターバッフルを取りつけて、バッフルと金属部分を金属シートで繋いで・・
内側にセメントコーティングを行って固めて、焼き入れと端子付けが終わったSKY3のスピーカーケーブルを通します。
現在の作業はここまでで、次回はおそらく最終章になると予測していて、これより先は『その4』でお届けしたいと思います。
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Posted at
2024/10/16 11:25:48