今日ご紹介する1台は、昨日の福岡店の作業から、ホンダのNボックスです。
ホンダ純正のギャザーズのナビオーディオを装着した状態で入庫となって、ベーシックパッケージの取付と、ベーシック防振の施工のWパッケージの作業を行いました。
ベーシックパッケージはドアの16センチスピーカーはそのまま使用して、ダッシュの上に上質なツイーターを取り付けて、それで2WAY化していますが、1990年代にピュアコンが発売された頃はトレードインスピーカーのネットワークをピュアコンを使って高音質化して人気商品でした。
1998年ぐらいから国産のトレードインスピーカーがクセが強くなって来て、ピュアコンの本来の音楽の音に近くするという考えとあまりに違いが出て来て、2000年を越えてからは純正スピーカーの素朴な音を磨き上げて良い音と発想を変えて、それが今のベーシックパッケージとなっています。
今回使用するツイーターはJBLのP560Cのツイーターで、26ミリドームで周波数レンジはやや広いユニットです。
JBLは一度このクラスは19ミリと小さくなったのですが、最近26ミリをある程度まとまった数を入手出来たので、再発売となりました。
ベーシックパッケージは見た目はダッシュにツイーターが乗っただけの違いですが、実はナビオーディオは一度取り出して、裏から直接音信号を取り出して、ピュアディオブランドのPSTケーブルでピュコンまで低ロスで送って行きます。
グローブボックス下には比重が高くて厚いMDF板を敷いて、その上に4ピース構成のピュアコンを取り付けます。
白いボビンにピンクのラベルのドアスピーカーの上限周波数を決めるコイルは井川が一から手巻きした物で、更に最近ではブラックボックスの中に入っているコイルも一から手巻きで、製作時間は倍の時間を要していますが、音は機械巻きしたコイルに比べて滑らかでより自然な音色で鳴る様になりました。
ドアの中の何も防振材が貼ってない部分は、4種類の共振点が違う材質を貼り合わせて、ドアが重たくならない割に効果の高い防振効果を得ています。
更に今回はリアのハッチにもベーシック防振が施行していて、実車をデモカーで持って実走行しているからこその、結果を得ています。
リアのハッチはちょうどドアの防振の片側と同じ量の防振材を使うので、名付けるて2・5パッケージとなるでしょう。
全ての作業が終わって音が鳴ると、ダイアトーン製のナビの音調整を行います。
音を強調する機能はほぼゼロにして、イコライザーのみで音を整えて行きます。
イコライザーは上げる方向ではなくて全て下げて、付帯して来る余分な部分を下げるという考えで行いました。
調整の音源は洋楽もありますが、日本の楽曲は本人にお会いして生音・生声を知っている方の楽曲で、より本物っぽく聴こえる様に合わせて、小さい車ならではの左右のスピーカーの距離差の少なさを活かした小気味良いサウンドに仕上がりました。
Nボックスは初代から3代目まで全て購入して、走行実験も行っているので、多くの方に安心して作業に預けて頂いています。
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Posted at
2024/11/23 10:45:52