先週の土曜日の夜の351MHzのデジタル簡易無線の伝搬実験は、自分が司会・進行のキー局を担当する日だったので、セレナに乗って山陽小野田市の竜王山に行きました。
20時スタートの実験で竜王山に着いたのは19時50分で、一人で短時間でアンテナが立てられる自分が考案したセットで直ぐに準備しました。
まずはマグネットが3個付いた第一電波製の基台に手を加えた物に、90センチの木製ポールを付けた物を貼り付けました。
この3個のマグネット付きの基台は、本来はモーターで車載アンテナの長い物を立てたり倒したりする時に使う物で、完全に本来の使い方ではありませんが、便利なので2個買って、雨の日用と晴れの日用に準備していて、この日は雨が降っていたので、木製ポールの雨の日用を貼り付けました。
雨の日用は車載用のM型コネクターのメスが付いて、そこから警察の捜査車両でおなじみの細くて高性能の1・5Dスーパーが1・5メートル出ていて、固定用のアンテナとはM型のオス・オスのアダプターで接続しています。
これはメーカー自体は推奨していないやり方なので、あくまで強風時を避けて自己責任で取り付けています。
1・5Dスーパーのケーブルはドアの隙間から車内に入れると、F型の特殊コネクターで5Dサイズに変換して、最短距離で無線機まで繋いで、低ロスながら雨の日に窓を開けなくて済むという、ギリギリの見極めのシステムです。
最近は2分の1波長3段の固定用アンテナと、常にセレナに取り付けている2分の1波長の40センチサイズのアンテナで比較していたのですが・・
先週は屋根の左前に取り付けた、ドルフィンアンテナ風の4分の1波長のアンテナもプラスして、3つの波長の違いを確かめながら運用していました。
351MHzの4分の1波長は21センチでケースの中には入りませんが、短縮コイルを使って短くして、実質的に4分の1波長に合わせてあります。
これは警察車両でいうところの偽装アンテナのやり方で、普通のエレメントに対してどのぐらい差が出るのか試してみました。
こんな実験をして何が楽しいのかと思われる方も多いでしょうが、仕事で波長と関わっていながら、仕事が終わってからも別な波長とたわむれているという、動作の根っこの根っこが知りたい変な人間です。
追伸
そういえば福岡店の隣は福岡東警察署で、警察車輌マニアというか、警察車輌装備品マニアの自分としては、行くたびにワクワクしていましたが、あれだけしょっちゅう見ると、段々見飽きてしまいました。
偽装アンテナや1・5Dスーパーなど日常的に目に入ってきます。
そんな警察の装備品に興味を持ち始めたのは、小学生の高学年の頃に、友達と2台のFMラジオと2台のワイヤレスマイクを使ってトランシーバーみたいにして遊んでいる時に、親戚のおじさんからもらった東芝のラジオが、76MHzの下限を超えても受信出来て、一番下までダイヤルを下げたら何故か山口県警の警察無線が聞こえてきました。
その時は意味が分からず、後から波長計算が出来る様になったら、147MHzの2分の1の73・5MHzに合っていたから、逓倍波か何かで受信出来たのが分かりました。
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Posted at
2024/12/10 11:02:06