今日ご紹介する1台は、昨日の宇部店の完成車から、日産のノートオーラNISMOです。
昨日の夕方近くにピットから外に出して、エンジンをかけて音調整をしている時に、もう次のノートオーラが入庫して、そのまま入れ替えでピットに入庫になりました。
ディスプレイオーディオは標準の物ではなくて、オプションのパナソニック製のディスプレイオーディオが装着されていました。
ドアスピーカーは前後共に白いコーンのオプションのコアキシャルに交換してあって、標準に比べるとクセが強いので、黒いコーンの標準の16センチに前後とも戻しました。
作業内容はベーシックパッケージに前後のベーシック防振を加えたトリプルパッケージで、ツイーターはピュアディオブランドのATX-25ツイーターを使用しています。
ピュアコンはオーソドックスな4ピース構成ですが、2度のマイナーチェンジを経て、ブラックボックスの中も、後付けのコイルも全て一から井川が手巻きしている物を使用しています。
何故一から手巻きしているかと言うと、機械巻の同じ方向に進まない巻き方に対して、井川の手巻きはじっくりとムラが無いように巻いていて、ムラが起こりかけたら原因がある部分まで巻き戻してから巻き直すを繰り返しているので、機器巻きでは表現出来ない細かな音表現を可能にして、車を買い替えてオーディオがディスプレイオーディオしか選べず、音に不満が出ている部分をいかに無くすかという事で、遂にベーシックで4つのコイルを手巻きに代える事になりました。
全ての結線が終わって音が鳴る様になったら、イコライザー調整とピュコンの値合わせで音を追い込んで行きます。
後付けコイルは3個目で、ブラックボックスは5個目で最も生音・生声に近い値となり・・
イコライザーは良いパターンが決まっても、メモリーすると抑圧感がでて、何度も調整して音を確認して、また調整してを繰り返しました。
調整が終わった時はもう周りは真っ暗で、そこで一度音調整を終了して、今朝お客様がお車を取りにみえた時に、お客様のスマートフォン最終調整を行いました。
調整機能で迫力を出す事は簡単ですが、「こういう風に音を強調する機能を上げるとボーカルイメージが崩れて来ます。」とご説明して、音調整を終了しました。
ディーラーオプションのコアキシャルは、グリルのヌケが良過ぎるオーラに合っておらず、ベーシックのトリプルパッケージの装着で、真の上質なコンパクトカーとなって納車されました。
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Posted at
2024/12/19 11:19:13