２２０系クラウン　スピーカーの音質アップ

今日ご紹介する１台は、昨日の宇部店の完成車から、トヨタの２２０系のクラウンです。

上下２画面のマルチビジョンのお車に、ベーシックパッケージの取付と、ドアのベーシック防振とセメントコーティングの施工の、トリプルパッケージの取付を行いました。

まずはドアの内張とインナーパネルとスピーカーを取り外して、外板裏の響きを確かめてから、４種類の共振点の違う材質を貼り合わせます。

次に内張裏のツルツルのプラスティクの表面に粗目を付ける下処理を行って・・

意図的にランダムに厚い薄いを作りながら塗り込んで、乾燥が終わったらドアに戻します。

ダッシュの中高音を鳴らすスコーカーのグリルの横にはＪＢＬのＰ５６０Ｃのツイーターを取り付けて、ピュコンでスコーカーを中音域のみの再生にして、デリケートな高音域はグリルのひかかりもガラスの反射も無い状態で再生させます。

元々２２０系のクラウンはドアからは低音域のみの再生なので、低音⇒中音⇒高音と完全に３ＷＡＹで独立した状態で鳴らしています。

スコーカーの音域を中音と高音に分離するのは、グローブボックス下に取り付けたピュコンです。

ダッシュ上にはスコーカーの他にセンタースピーカーが付いていて、トランクルームの右横に付いているアンプユニットに手を入れて、ダッシュに付いている合計５つのスピーカーのバランスが、本来の音楽の音色に近い様に調整します。

最後にマルチビジョンの画面でバス・ミッド・トレブルの３トーンを調整して、聴感上のフラットにレベルを合わせて、クラウンの作業は終了しました。

これまでクラウンは１８０系と２１０系と現行をデモカーとして買って実験していて、他にレクサスLSも買っていて、２２０系のクラウンは２１０系とLSの中間になるシステム構成で、かなり勝手知ったるシステムで、純正のスピーカーはそのままに、ツイーターとピュアコンと防振の追加で音質をアップしているので、かなりコストパフォーマンスが高くて、生音・生声に状態に仕上がりました。