今日ご紹介する1台は、昨日の福岡店の作業から、デリカのD5です。
アルパインのⅮ5専用のディスプレイオーディオと、カロッツェリアのトレードインスピーカーと、KUERLのアンプを装着した状態で入庫となって、ベーシックパッケージの取付と、ベーシック防振の施工と、JBLのドアスピーカーの交換のトリプルパッケージの作業を行いました。
まずはカロッツェリアのトレードインスピーカーとKUERLのアンプとハイローコンバーターを外します。
ドアの内張が外れたところから更に防水シートを外して、上の方にベージュの工場装着の防振マットが貼ってある所を避けて、4種類の共振点の違う防振材を貼り合わせます。
スピーカーの所までは車室内からピュアディオブランドのPSTケーブルのフルレンジタイプを引いて来ています。
スピーカーはJBLのクラブ602CTPのミッドのみを取り付けて・・
ダッシュにはスタンドで適切な仰角・振り角を付けたJBLのP560Cのツイーターを取り付けています。
602CTPのツイーターは19ミリで、P560Cは26ミリとかなり面積が大きく、ミッドバスに対してツイーター側をグレードの高い物を使う、プロのスタジオではよく使われる手法でユニットを選んでいます。
パワーアンプとハイローコンバーターを撤去して、アルパインのディスプレイオーディオから直接ピュアコンに音を送って来て、余分な回路を排除する事で大きな音ではなくて、新鮮な音を再生させます。
ピュアコンはオプションのSSFを加えた6点構成で、純白のボビンにピンクのラベルのコイルは井川が一から手巻きしていて、更にブラックボックスの中のコイルも現在は全て一から手巻きして、高忠実度を実現しています。
デリカⅮ5はドアの中央付近にミッドスピーカーの位置があって、ドアからの中音域の上の方がやたらの耳に入って来て、ドアの上限周波数を決めるコイルを巻きの多い物を使用して、ツイーターの下限周波数はやや上げ気味にして聴感上のフラットに合わせています。
これはメーカー製の付属ネットワークでは出来ない技で、無理くりイコライザーでレベルを合わせても、音色が大きくズレてしまい、本来の音楽の音とは違う音色で聴く様になります。
自分が運転席で音を聴いて、たまに助手席側を開けて柳井君がパーツの値を変えてくれて、それで音を追い込みました。
最後にディスプレイオーディオのイコライザーで音を整えて、より生音・生声に近いサウンドに合わせました。
よく見るとイコライザーは下げる事はあっても、どこも上げていないので、ピュアコンで合わせた音で余分な付帯してくる部分をやや下げて、それでトータルで生演奏の様な音に合わせているというのが分かります。
入庫した時は音は荒くて妙にザラザラして歪みっぽかったのが、スムーズで聴き疲れしない本物っぽいサウンドに生まれ変わりました。
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Posted at
2025/03/01 10:43:43