3月24日に納車されて、自分が日常の足として使っているスバルのフォレスターは、当日にベーシックパッケージを取り付けたものの、その後は2週間防振無しの状態で走っていました。
北九州市に2往復の福岡市まで1往復で、防振に慣れている自分はかなり騒音にうんざりしていました。
そんな中やっと宇部店のピットに入れる事が出来たので、ドア4枚の防振作業を行いました。
今まで新車を買って2・3日はノーマルで走って騒音レベルを体感するというのはありましたが、3月末に納車で作業が立て込んでいたので、初の2週間のノーマル体験となりました。
フロントドアはおそらくアメリカ仕様は縦に楕円のスピーカーが付いていると思われるバッフルに16センチの丸形が付いていて、防水シートには吸音ゴムが2枚貼ってあるので、普通のドアよりはノイズレベルは低いです。
リアドアも防音ゴムが2枚貼ってあって、何もしていないよりはましでした。
更に前後とも内張裏に吸音フェルトが貼ってあり、ゴムとフェルトの無い車に比べたら静かな方ですが、オーテック・セレナのガッツリ防振で耳が慣れてしまっていて、一般道ではそれほどノイズレベルは気にならなくても、高速走行になったら一気にノイズレベルが増していました。
フォレスターは乗員の耳に近い部分に白い防振材が貼ってあって、形が複雑にしてあるのは少しでも効果を上げるためでしょう。
指で外板裏をはじいて、響きの中心と周波数を調べて4種類の共振点の違う防振材を貼り合わせました。
乗員の耳に近い部分には防振材が貼ってありましたが、スピーカー裏には全く防振材が貼ってなくて、これがよく駐車中にハンズフリーフォンで話していて、スピーカー裏の残響で通話相手の声がダダ洩れになっている要因です。
あの相手の声がダダ洩れのおかげで随分と防振に対する一般ユーザーの関心は高まりました。
前後のベーシック防振の施工が終わり、これである程度静かなフォレスターとなりました。
それだけでなく内張の裏のツルツルのプラスティック部分に粗目を付ける下処理を行って、セメントコーティングの施工を行います。
音質と静粛性以外に断熱性にも効果があるセメントコーティングは、ドアが重たくならない割に高い効果が得られる様に、手作業で意図的に規則性を持たないランダムに厚い薄いを作って、それで同じ材質を使っても高い効果が得られる様に工夫しています。
今日のところはここまでで、これより先は『後編』でお届け致します。
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Posted at
2025/04/06 09:22:43