最近テレビでトランプ大統領が「アメリカは日本から大量に車を買っているけど、日本はアメリカの車をほとんど買ってくれない。これは不公平だ!」という字幕が出るニュースをよく目にしますが、これって本当に不公平なのでしょうか?
自分はこれまでアメリカ車を買った事がありませんが、それは日本の道には大きくて取り回しがし難いのと、左ハンドルの車がほとんどで日常使いで困るからで、意図的にアメリカ車を避けている訳ではありません。
逆に日本車は1972年に発売されたホンダシビックは、当時はホンダの軽のN360かライフを大型にした様なサイズで発売されて、今ではフィットがその後継車になっています。
それがアメリカ市場の要望でどんどん大きくなって来て、クラスが2ぐらい上になって、日本ではあまり数が出ないのでフィットという新しい車を作って空いたジャンルを埋めています。
1980年に発売されたトヨタのカムリは、当初はカローラよりも少し上のクラスという位置付けで、アメリカでの評判が良くなると少しづつ大きくなって来て、10年で1クラス上がる様な感じで、現在ではカローラよりもかなり上の大きさで、日本では販売しにくくなって輸出専用車になりました。
更に1989年に発売されたスバルのレガシィは、最初は5ナンバーサイズだったのがどんどん大きくなって、カムリぐらいのサイズになり、とうとう今年日本での販売をやめて、元々レガシィの大きさだった後から発売されたレヴォーグが一番大きな車となり、レヴォーグとフィットがレガシィとシビックをアメリカに合わせて大きくしたら日本の市場に合わなくなったので、とうとう本来のカテゴリーは違う車名で販売しています、という事になっています。
つまり日本の自動車メーカーはアメリカの市場に合わせてどんどん車を大きくして行って、日本では売れない車を作ってでもアメリカのユーザーに合わせたからこそアメリカで数が売れている訳で、それを台数だけ見て不公平とは、大統領なんだからもっと勉強すれば?と言いたいです。
逆にアメリカの自動車メーカーが日本の道路事情に合わせてどんどん車を小さくして行って、それでアメリカ国内で売れなくて日米別々の車種にしたぐらいの事があって、それで不公平と言うのなら仕方ないですが、それをしないアメリカは貿易不均衡では無いのでは?と、毎日テレビを見て感じています。
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ドライブ | 日記
Posted at
2025/04/08 19:21:34