今日ご紹介する1台は、昨日の福岡店の作業から、ホンダのN-VANです。
ホンダ純正のギャザーズのナビオーディオを装着した状態で入庫となって、ベーシックパッケージの取付と、ベーシック防振の施工のWパッケージの作業を行いました。
まずはドアの内張を外して、防水シートの奥の何も貼ってない外板裏に4種類の共振点の違う防振材を貼り合わせます。
ドアの位置によって響きの周波数が違うので、その周波数に合った材質を響きの中心を見つけて貼っていきます。
次に純正ナビを一度取り外して、裏から音信号を取り出して、ピュアディオブランドのPSTケーブルのフルレンジタイプの物でグローブボックス下まで送ります。
グローブボックス下には比重が高くて厚いMDF板を敷いて、その上に4ピース構成のピュアコンを取り付けました。
ブラックボックス内のコイルも、後付けの白いボビンのコイルも井川が一から手巻きしたコイルで、コイルを4つ巻くだけで1時間以上の時間がかかっていて、シンプルなシステムなのに高音質を再生させるのに役に立っています。
ピュアコンから純正のドアスピーカーの配線の途中まではPSTケーブルのフルレンジタイプを引いて、ダッシュに取り付けたピュアディオブランドのATX-25ツイーターまではPSTのツイーター音域専用タイプのケーブルを引いていて、同じコストでありながら得意な音域に合わせる事でより高音質を実現しています。
全ての結線が終わって音が鳴る様になると、純正ナビの音設定機能を使って音調整を行います。
このナビは中身はパナソニック製なので、全てのスピーカーに最初から100センチのディレイがかかっていたので、それを全てゼロにしてから調整にかかり、ピュアコンは1か月以内に同じN-VANの取付が入っていたのでその時と同じ値を入れました。
前回のN-VANはディスプレイオーディオで、音はやや控えめだったのが、今回のパナソニックは押し出しが強いので、コイルを1度値を変えて、ブラックボックスは3回値を変えてスタジオ的な音色に合わせて、イコライザーは3カ所1クリックづつ下げた所で調整を終了しました。
純正のドアスピーカーは音が悪いから使い物にならないと言われるお店が多い中、サウンドピュアディオではドア防振の効果もあり、低音域は十分にスタジオレベルが確保してあり、低域と中低域は2カ所1クリックづつ下げてバランスを取っているぐらいです。
またピュアコンは市販のパッシブネットワークと違ってドアスピーカーの上限周波数を決めるコイルを自由に値を変えられて、N-VANの様にドア下の方にスピーカーがある場合はコイルの巻き数を減らす事で適正な音特性を得る事が出来ます。
ちなみに市販のネットワークの調整機能はツイーターレベルの上げ下げだけです。
数々の他には無い音出しの技術で、シンプルな車内ながら、スケール感のある小気味良いサウンドの、特別な一台に仕上がりました。
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Posted at
2025/04/19 10:08:18