今日ご紹介する1台は現在の宇部店の作業から、シトロエンのC5Xの続きです。
外したドアの内張から黒い吸音フェルトを一度剥がして、機械を使って内張裏に粗目を付ける作業をしています。
機械である程度粗目が付いたら、細かい機械の歯が届かない部分を手作業で粗目を付けて行きます。
コーティング剤が食い込む下地が出来た状態で今度は塗りの作業を行って・・
意図的にランダムに規則性を持たない厚い薄いを作りながら塗って、乾燥するのを待ちます。
1990年代の中頃ににセメントコーティングを開発した時は、デモカーで別な内張を用意して、工夫して取り付けて、また違う内張に替えてで実験を行い、内張があまり重たくならない割に振動が消える今の方法になりました。
内張りを乾燥させている間に外板裏の鉄板を指ではじいて響きの中心と周波数を確かめて、どこに何を貼るかをマーキングします。
ドアの下に材質を書いたシールをあらかじめ用意していて、中心と周波数が見つかったら直ぐに貼っています。
マーキング通りに共振点が違う材質を貼り合わせれば、外板裏の防振は完成です。
後は純正のディスプレイオーディオを外して音信号を取り出して・・
ラゲッジ下にアンプやイコライザーを取り付けるために加工を加えてと、まだまだ作業は続きます。
今の時点ではここまでで、これより先は『その3』でお届け致します。
ブログ一覧 |
カーオーディオについて | イベント・キャンペーン
Posted at
2025/04/24 10:07:12