今日ご紹介する1台は現在の宇部店の作業から、トヨタのシエンタの続きです。
ドアの内張のセメントコーティングの施工をしている間に外板裏の防振を行っていて、何も貼ってない外板裏を指ではじいて、響きの中心と周波数を調べて、何の材質を貼るかをマーキングします。
マーキングされた位置に指定された材質を貼って、よく見るとこの写真で5枚貼ってあるのが写っていますが、ドア全体で8枚貼ってあります。
ただ銀色のマットを2枚2分割した場合は10カ所のポイントを抑える防振で、響かない部分には貼らないのでドアが重たくならず、コスト的にも安く済み、一番のメリットは低音の量は出ても小気味良い音で鳴らないという、物量に頼った防振とは全く違うサウンドで鳴る所です。
更にラゲッジ横の鉄板も指ではじいて、響きを確かめてマーキングして・・
防振マットを貼り合わせました。
フロントドアの作業ではインナーパネルの表面を脱脂して・・
ヘラで押し付けながら金属シートを貼っていきます。
ブチルゴムを含まない金属の表面をラミネート加工したシートで、薄い割に値段が高いのですが、それを重なる部分を作って剛性を上げています。
樹脂で鈍い響きがあったのがスカッとした音に変わって、正確な本来の音楽の音に近くなるので、ここのコストは譲れません。
セメントコーティングが乾燥したフロントドアの内張は、ビニールとは別なマスキングを施して、これからアウター・スラントのバッフルの製作に入ります。
シトロエンの作業が終わってからは2・3人でシエンタにかかっているので、現在はダッシュのツイータースタンドも完成させています。
今の時点ではここまでで、これより先は『その3』でお届け致します。
ブログ一覧 |
カーオーディオについて | イベント・キャンペーン
Posted at
2025/05/07 10:49:12