夏季休暇前にコントロールコンバーターの取付を3台行ったので、その事に付いて書き込みたいと思います。
まずはこちらのルノーツインゴは純正のディスプレイオーディオの音がかったるくて、オーディオテクニカのハイローコンバーターをモノラル化して2台使いにしてもまだ高音の量が足らない感じでした。
低音・中音・高音の3トーンの高音のみをかなり上げて音楽を聴いていました。
そこでハイローコンバーターのパーツを大型化するためにケースハイローコンバーターの数倍の大きさのケースを使って一から製作して、ホームオーディオ用の高級ボリュームを使う事でハイローコンバーターでは絶対に出来なかった左右のレベルの微調整を可能にして、そのコントロールの正確さから『コントロールコンバーター』という名前を付けて差別化しています。
ラベルの色はブルー・レッド・ピンク・オレンジと四色あり、左から音がシャープでかったるい音のディスプレイオーディオ用で、レッド・ピンクは比較的ノーマルな音色用で、その中でもレッドはややシャープピンクはややマイルドな音色で、オレンジは純正の高音が強く設定してあるナビやディスプレイオーディオ用という設定て、4タイプのコントロールコンバーターが用意してあり、今回のドゥインゴではブルーを選びました。
音質・立体感がアップしながらもこれまでほど高音を上げずにすみ、御覧の様にスタジオレベルの聴感上のフラットに合わせるのに前よりもかなり下げ気味でフラットになりました。
もう一台トヨタのアクアが入庫して、こちらのディスプレイオーディオもかなり音がかったるくて、ハイローコンバーターからブルーのコントロールコンバーターを取り付けて、聴感上のフラットになり、音のクオリティーも立体感も増しました。
3トーンは高音のレベルを上げると音が荒くなっていたのがセンターでちょうどバランスが良くなり、低音はやや出気味だったので1クリック下げました。
そして同時期に福岡店にカローラクロスが入庫していて、こちらにトヨタ純正のディスプレイオーディオだからとアクアと同じブールのコンバーターを入れたらかなり高音が強く聴こえて、オレンジを入れるほど高音は強くなく、レッドとピンクの聴き比べを行って、最終的にピンクを組み付けて、聴感上のフラットに合いました。
同じトヨタのディスプレイオーディオでも、年式や車種によって特性が違い、その都度色違いで試聴を行い、最も生音・生声に近くなる物を選んでします。
それとお客様から「音が良くなるのならコントロールコンバーターを付けて下さい。」と言われる事が多いのですが、コントロールコンバーターはナビオーディオやディスプレイオーディオのスピーカー出力をRCA化してパワーアンプに送る物で、システムにパワーアンプが付いていないと使用する事が出来ません。
またナカミチのCDー700系のデッキをお持ちの方でコントロールコンバーターを付けておられる方は、CDー700系はRCA出力しか付いていないので出力側に付ける事が出来ず、AUXの外部入力にナビオーディオやディスプレイオーディオの音を入力する時に使用する事が出来ます。
2001年にサウンドピュアディオのブランドを立ち上げた時に将来的にはナビやデッキは純正に喰われて全く売れなくなるだろうという事を前提に、純正のシステムにアドオンするベーシックパッケージと、他では作っていないスタジオ的なサウンドのスピーカーのZSPの2本立てでという考えでブランドを立ち上げましたが、24年経った今コントロールコンバーターという第3の主力アイテムが登場し、純正のディスプレイオーディオの音を他では出来ないクオリティーの高い音に変身させています。
追伸
コンバーターの色分けと音色について、仕事で電子楽器を扱っておられるお客様から、「これは素子の特性とシリ・パラで音色を変えていますね。」と聞かれた事があります。
まさにその通りです!
シリ・パラとは素子のシリーズ接続とパラレル接続の事で、ブルーはシャープな音の素子をシリーズ接続していて、レッドはややマイルドな素子をシリーズ接続していて、ピンクはややマイルドな素子をパラレル接続で、オレンジはマイルドな素子をパラレル接続で一番マイルドな音色にしていて、音を聴き比べてシリ・パラの違いを聴き分けられました。
サウンドピュアディオはそういった楽器のプロの方も納得出来る正確なサウンドを表現しています。
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2025/08/16 10:08:10