今日ご紹介する1台は、先日からの宇部店の作業の続きで、スバルのレガシィアウトバックです。
アウトバック専用ナビオーディオとディーラーオプションのアップグレードスピーカーを活かしての音質アップの作業です。
このシーズンならではの天日干しでセメントコーティングの乾燥を行って、ベーシック防振が終わったドアに内張を組み付けました。
ドアのスピーカーはそのままに、ツイーターはピュアディオブランドのアップグレードのATXー30を取り付けました。
グローブボックス下には比重が高くて厚いMDF板を敷いて、その上に4ピース構成のピュアコンを取り付けて、ナビのスピーカー出力をフルレンジタイプのPSTケーブルで引いてきて、ピュアコンでそれぞれに合った周波数帯域に分けて、インピーダンスを調整して、ドアスピーカーには途中までPSTのフルレンジタイプで送って、ATXー30にはツイーター専用のPSTケーブルで音を送っています。
この厚くて比重の高いMDF板をべニア板とかの安い材質に変えると細かな部分で音が悪くなるから不思議なものです。
また最近の傾向としてベーシックパッケージでは後付けのコイルだけでなく、ブラックボックスのコイルも井川が一から手巻きした物を使用していて、材料の高騰でピュアコンの価格が若干値上がりした部分を手作業を加える事で音を良くして、結果的に値上がりのデメリット以上の結果を得ています。
全ての結線が終わって音が鳴る様になったらピュアコンの値合わせとナビオーディオの音調整を行います。
セッティング機能に入ると中身はダイアトーン製で、音を強調する機能はほとんどオフにして、自然な状態で調整を行います。
イコライジングして音が良いと思ってメモリーしても、メモリー後に音がやや変わって、更にセッティング画面から再生画面に変えるともう少し音が変わって、何度も何度も組み合わせを変えて音の微調整を行いました。
この辺りが最も生音・生声に近いパターンでしょうか。
あれこれと音源を変えて音調整をしていたら、山下達郎さんのドリーミングガールがかかって、2000年より前はこの曲を音調整の最後の曲として使用していたのを思い出しました。
あの頃はまだ歌っている本人に会って生の声を聞いて調整という前の時期で、ホーム用の高級スピーカーと高級アンプで音楽を聴いて調整という時代でしたが、山下達郎さんのコンサートに一度も行く事なく音調整というのは今考えたら無謀な事をしていたと恥ずかしくなりました。
ただ今の時点では山下達郎さんと直接お会いした事はなく、コンサート会場で顔と同じぐらいの高さで聴いて、アカペラでボーカルのみを聴いたり、ごくまれにPA無しの生声で聴けたりと、かなり努力して生の声を求めています。
話は横に逸れてしまいましたが、達郎さん以外では実際にお会いして生の声を知っている方の音源を使って、システムの限界まで生音・生声に近い状態にセッティングしました。
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Posted at
2025/08/25 10:24:10