今日ご紹介する1台は、現在の福岡店の作業から、トヨタのシエンタです。
トヨタ純正の大型のディスプレイオーディオ付きのお車に、ベーシックパッケージの取り付けと、ベーシック防振とセメントコーティングの施工のトリプルパッケージに加えて、フロントドアのスピーカー交換を行っています。
まずドアの内張を外して、外板裏に防振マットと防振メタルを貼り合わせます。
自社でシエンタのデモカーを持っているので、効果については立証済みで、方ドアに10カ所のポイントを押さえた防振を行って残響音を抑えています。
外した内張は粗目を付ける下処理を行った後に意図的にランダムに厚い薄いを作るセメントコーティングを行って、内張がスピーカーの音につられてもやもやした鳴りをカットして、外からのトードノイズの進入を防いで、車内の断熱性も上げる優れた施工です。
ただ意図的に規則性を持たないランダムな厚い薄いを作っているので見た目がパットせず、「本当にこれで音が良くなるの?」と思われる方もある様ですが、33年前に開発した時に最初は均等に綺麗に塗ったら、効果が弱い割にドアが思ったくなって、それで全て剥がして一からやり直したところ、規則性を持たないのが一番効果が高く、その割に軽量化出来たので、この見た目になっていますが、この見た目になるまでに規則性を持った凸凹も開発途中にはありました。
今回はドアスピーカーは純正の16センチから、JBLの16・5センチのやや奥行きが深いモデルのGTO600Cを使用して、2面の防振のおかげもありかなり低音が出ています。
内張を組み付けたら見た目は入庫時と変わりませんが、音質・静粛性・断熱性共に改善されたプレミアムなドアに変わりました。
ダッシュの純正のスコーカーは鳴らさずに、スタンドを使って適切な仰角・振り角を付けたピュアディオブランドのATXー25ツイーターでガラスの反射の無い透明感のある高音を再生させて、フロント2WAYの中級モデルのスピーカーが完成しました。
ドアで中低音を鳴らしてダッシュで高音を鳴らすためにそれぞれのスピーカーの音域分けを行うのはグローブボックス下に取り付けたピュアコンで、今回はオプションのSSFを加えた6ピース構成の物を使用しています。
全ての音が出る様になったらディスプレイオーディオのパネルでの音調整と、ピュアコンの値を変えて音の強弱や音色を調整しています。
ユニットに書かれている数値をあれこれと換えて、今はブラックボックスが6個目でコイルが4個目でSSFも4個目が付いていて、これで微妙な音の表現を変えています。
イコライザーで変えられのは実はレベルだけで、音色を変えるのはピュアコンによるインピーダンスの調整で、コイルの値を大きくしてコンデンサの値を小さくするとインピーダンスが上昇して音が重たくなり、コンデンサの値を大きめにしてコイルの値を小さくするとインピーダンスが下がっると音が主ッとキレが良くなって明るくなり、それの駆け引きを行って正確な本来の音楽の音色に近く合わせて行きます。
もう少しインピーダンスの調整を行って、最も生音・生声になる組み合わせを見つけたらそこで音調整を終了します。
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Posted at
2025/09/22 09:43:14