今日ご紹介する1台は、昨日の福岡店の完成車から、スズキの新型車フロンクスです。
専用のディスプレイオーディオ付きのお車に、ベーシックパッケージの取り付けと前後のドアの防振施工の作業をさせて頂きました。
ドア4枚の防振が終わって内張を組み付けると、国産車から輸入車に変わった様なドアの響きになっています。
試乗車に乗った時から気になっていたのがこのグリルのデザインで、これはセッティングで苦労するだろうと最初から予測していましたが、詳しい事は後の方で書き込ませて頂きます。
ダッシュにはJBLの508GTIのツイーターをスタンドを使って取り付けて、外ドームの拡散するタイプのツイーターで、上質な高音を見晴らしの良い場所から降り注ぎます。
純正の16センチスピーカーとJBLのツイーターとの音域分けはグローブボックス下に付けたピュアコンで行い、通常の4ピース構成の物にオプションのSSFを加えて、純正の16センチスピーカーの音のキレが増しています。
先ほどスピーカーグリルのデザインの話をしましたが、このデザインのグリルはドアスピーカーからの中高音が弱く聴こえて、ある音域が弱く聴こえてしまうのですが、こういう事もあろうと新規格のブラックボックスを3種類あらかじめ用意していて、これまでの値の組み合わせでは表現出来ない音の表現を出来る様にしてフロンクスのオーディオに合わせました。
最初にスズキの普通車で以前使った値を取り付けて、そこから値を変えて音を追い込んでいって、ブラックボックスは4個目で、コイルは7個目で適正にたどり着いて、ブラックボックスはクロスビーの適合品の後に新規格の物を3種類試し聴きして、最もフロンクスに合う物にたどり着きました。
フロンクスのオーディオには圧縮音源の補正という項目があって、これがオフでは物足りず、1効かせるとやや強く、微妙な感じで聴こえて、オフでイコライザーで上げるか、1でイコライザーで下げるかの両方を聴き比べて、1でイコライザーで下げる方を選びました。
下げると言ってもかなり微妙な下げ方ですが、事前にピュアコンで音を合わせていて、それでもレベルの合わない部分を若干動かして生音・生声に近くします。
今回はリアドアに2層の防振を行っているので、普通はフェダーでかなり絞るリア信号もまあまあ出力を出しています。
音調整の最後の最後はDEENの池森秀一さんのボーカルの『プラスティック・ラブ』で行い、これまで40回ぐらいお会いして生の声を知り尽くしている池森さんの声が本人ぽく聴こえるかどうかが勝負です。
スズキの人気の新型車が、早くもベーシックの5thパッケージの装着でプレミアム感が増した特別な1台に仕上がりました。
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Posted at
2025/10/11 09:17:00