今日は水曜日で福岡店はお休みですが、本日ご紹介する1台は月曜日の福岡店の作業から、トヨタのアルファードのJBLサウンド仕様車です。
工場装着の大画面ディスプレイオーディオ付きのお車で、ピラーの根元にJBLのマークが付いたツイーター付きのお車に、JU60ツイーターを使ったプレミアムベーシックパッケージに、ドア4枚の防振施工を行いました。
今回のJBLサウンドはこれまでの方式と変っていて、ドアのウーファーに車輛アンプで低音のみを送って、ダッシュのツイーターとスコーカーに中高音のみを車輛アンプから送るマルチアンプ方式だっつたのが、ドアのウーファーとピラーのツイーターにフルレンジ信号の中音域を弱めた信号を分配して送って、ダッシュのスコーカーに中音域のみを車輛アンプから送るというこれまでに無かった方式で、これまでのプレミアムベーシックの接続方法では対応出来ませんでした。
作業はまずは防振作業から入って、内張を外すとオレンジのエッジの音響レンズと呼ばれている中音域を通しにくくしたプラスチックのグリルが付いたウーファーが見えます。
スピーカーとインナーパネルを外して、フロントの何も貼ってない外板裏に共振点の違う防振材を貼り合わせます。
外した樹脂のインナーパネル金属シートは金属シートをを貼って、ポコポコ鳴る響きを抑えています。
シートはブチルゴムの成分を含まない、金属とラミネート成分のみで、鈍い響きにならない様にコストをかけています。
前後のドアの内張りはマスキングして、セメントコーティングの施工を行いました。
元々大きな内張に振動が通過しない様にややランダムな格子が作ってありますが、それに加えてセメントコーティングを規則性を持たないランダムに厚い薄いを作って塗って行き、振動を通過を防いで、スピーカーの音の響きを整えて、車の静粛性と断熱性をアップさせます。
中音域が薄いフルレンジに中音域のみをプラスする特殊なマルチアンプのためにこれまでのピュアコンの配列では上手くいかず、JU60だとツイーター足須地ユニットを付けたら音が綺麗になるのが、逆にアシストユニットを付けない方が音が綺麗で、値もこれまでのトヨタのJBLサウンド車のものが参考にならず、独自の値を1から探り出す必要があって、セッティングにはかなり時間を要しました。
センタースピーカーも付いていて、ここのレベルはディスプレイオーディオの音調整機能では動かせず、アッテネーター回路を付けて上げたり下げたりして調整して、そこが整ってからバス・ミッド・トレブルの3トーンを1クリックづつ動かして音を追い込んでいきました。
写真10枚にすると簡単そうに見えますが、新しい車種の新しい純正オーディオの方式に全て対応するために、あらかじめある程度の車種は購入して実験してシュミレーションしていますが、レクサスLSやクラウンスポーツを購入せずにいきなり今回の様なシステムだと対応に困ってスピーカーユニットのみの交換という専門店もある様ですが、各ユニットのインピーダンス値やユニットごとの周波数帯域幅などで、単純にユニットの入れ替えだけでは大きくバランスを崩す事もあるので、サウンドピュアディオのベーシックパッケージやプレミアムベーシックは、これからの複雑な純正システムに融合させる事が出来る適切な手法だと考えています。
プレミアムな車種なアルファードが、サウンドピュアディオの技術と製品で、真のプラミアムな車に変身しました。
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Posted at
2025/10/22 10:39:18