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ピュアディオいがわのブログ一覧

2022年09月16日 イイね!

新・お客様の質問にお答えして 第30話


お客様の質問にお答えしてのシリーズも新シリーズになって遂に30回目を迎えました。

昨日は予定に入っていなかった緊急作業が入ったために、今日掲載予定の完成車がズレて、更に明日は私が山口市阿知須のきらら浜で開催される
ワイルドバンチ2022の放送イベントに参加するので、作業ブログは夕方まで書けないと思います。

そんな訳で昨日今日の緊急作業から派生した今日の『お客様の質問』は、過去に県外のピュアディオ製品の取扱店の取り扱いをやめた件で、載せ替えしても新しいピュアコンを出してもらえないとか、新製品が出ても入手出来ないというご不満を頂いています。

昨日は県外からピュアディオ製品を取り付けられた方が、ピュアディオグループを抜けた後に載せ替えしたシステムについての音調整や、ピュアディオ製品の追加の取付のお話があり、一旦作業を止めて車を診させて頂く事になりました。

その方は井川ブログをよく読まれていて、「アウターバッフルの車にインナー用のピュアコンを取り付けて、同じ音域が重なってしつこい音になっている。」というものご存じで、その事で専務を交えて話をしていたら、専務が「音がすかしてある。」というので、「いえいえ、これは同じ周波数を重ねているからすかしではなくて、かぶせです。」と言っても専務と自分の話は水と油で話が上手くかみ合いません。

そこで説明をすると普通2WAYスピーカーの音の鳴り方は3種類あって、ツイーターの下限音域とミッドの上限音域が離れていてすいて聴こえるパターンがあり、そてを中音域が薄く聴こえるので別名ドンシャリとも言います。

逆にツイーターの下限周波数が伸びていて、ミッドの上限周波数も伸びていて、同じ周波数が重なって中音域が濃くなっている音をかぶった音と呼んでいます。


そして自分が生音・生声と呼んでいるのがツイーターの下限とミッドの上限が濃くも薄くもなく、ドンピシャに歌っている本人に聴こえるのが井川の調整です。


ここまでで3つのパターンの音の傾向がありますが、実はドンピシャの手前は少し音が重なるとか、少し音がすいているは逆に聴き難く、それを避けて通ると透かしや被せの方が良い音に聴こえるので、本当のピッタリには簡単に到達出来ないのでそこを避けてしまうのが一般的な音調整で、神業的な調整が必要になります。


ただこれまでピュアディオ製品を扱っていたお店がドンピシャに合わせる事が出来ずに、アウターバッフルの車にインナー用のピュアコンを取り付けて、かぶせの状態で納車しているのが当たり前になって、更にピュアコンの改造までしていて、もうピュアディオの音とは違う音になって来て、それで宇部と福岡以外の店にはピュアコンやオリジナル商品は扱わせないという事になっています。


昨日来店された県外のお客様は旧加盟店でアウターバッフルの車にインナー取付でスピーカーが奥にあっても音が前に出て来る値のピュアコンが取り付けられていて、それが載せ替えでアウターからインナー化した状態で持って来られてので、「100%合っているとは言えませんが、大筋で音は合っています。」という状態になっていて、適合の端の方の音という感じがしました。



しかし細かい値合わせが出来ていないのと、これまでオーディオレス車だったのがディスプレイオーディオ車に変わって、ハイローコンバーターがピュアディオチューンの物ではなくて市販の物を使っているので、音のクオリティーと左右のセパレーションが悪く、拒絶する音でもないがモノラルに近いこじんまりまとまった音という感じでした。


そこで3桁のインナー用のピュアコンを4桁の物に交換して欲しいのと、ハイローコンバーターをピュアディオチューンの物に付け替えて、クオリティーとセパレーションを上げたいという話になって緊急作業にお預かりしました。


その話のなかで専務のすいているというのと、自分のかぶっているという話が合わなくて、それは今より前の車の音が数値からして自分は重なっていると言っているのに、専務が「あの店の音はほとんどがすいている。」と言ってもめていました。

ただきちんと話をすると、ツイーターの下限周波数を思いっきり下に広げて、ミッドの上限周波数を思い切り上げると、重なっているのが度が過ぎると、同じ周波数が斜め方向からぶつかる事により、位相のズレからキャンセルされる状態になって、実際には重ね過ぎた事によって聴感的にはすけて聴こえる状態になっている車が多くて、重ねも度が過ぎるとすけて聴こえるというので専務には納得してもらいました。


これまで音造りはすかしとドンピシャとかぶせの3種類という認識でしたが、専務には重ね過ぎるとすいて聴こえる第四のセッティングがあると納得してもらいました。


ここまで音のセッティングに我流を通されるともう指導の範疇を越えていて、旧加盟店のお客様には全く別な店の別なセッティングとして、車を持ち込まれた場合は有料で手直しさせて頂いています。



音がズレているお店はなぜズレるかというと、自分は絶対にやらない長話でお客様と仲良くなって、お友達になって商品を買ってもらうという営業スタイルが、長く自分の主義主張を話す事で骨伝導で自分の声を長時間聞いて、それでその音の部分を下げて聞くクセが耳に付いて、それで音のズレを生んでいると自分は考えています。

自分は話すのは30分から最大でも1時間30分までと決めていて、なるべく相手のお話を聞く側に回るという事で自分の耳が良い状態を保つ様に心がけています。


サウンドピュアディオでは3時間・4時間の長話を禁止していて、世の中のカーオーディオ専門店は長く話してお友達になるという手法が当たりまえになっていますが、「申し訳ございませんが、他のお店と同じ長さのお話は出来ません。」とあらかじめお断りしていて、その長話は必ず音の不正確さに繋がるので、長く話の相手をしてもらってズレた音を聴くのか、適正な長さの話で正しい音色の音楽が聴けるのかで、私はお客様が払われたお金に対して最高のパフォーマンスで表現したいので、ブログを通じて情報を出す事で、日常の会話は控えめにさせて頂いています。

Posted at 2022/09/16 11:45:22 | トラックバック(0) | 新・お客様の質問にお答えして | イベント・キャンペーン
2022年09月09日 イイね!

新・お客様の質問にお答えして 番外編


新・お客様の質問にお答えしては29話まで来ていましたが、これは技術的なお話ではないので番外編とさせて頂きます。

これは数か月前から多くの福岡店のお客様から頂いていたご質問ですが、福岡店の前の道がちょうど福岡店の前でT型の三叉路になっていて、「これはそのうち交差点になって、お店の前を道路が通る様になって立ち退きになるのではないですか?」という事をよく聞かれます。

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自分が見てもそのうち建物を壊して道が伸びて来そうです。



ただ元々線路の横にあった道を直すための一時的な処置で・・

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現在は以前と同じ様に通れる様になっています。

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そして店の前のT字路はガードレールが付いて通行止めになり、元の状態に戻りました。

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ただ福岡店の周りは急激な開発が進んでいて、そのうち立ち退きが必要な場合も出て来そうで、いつまでここにいられるのか、そして立ち退く場合はどこに引っ越すのかは、そのうち話が出て来ると予測しています。

Posted at 2022/09/09 17:55:00 | トラックバック(0) | 新・お客様の質問にお答えして | 日記
2022年09月01日 イイね!

新・お客様の質問にお答えして 第29話


不定期のお客様の質問にお答えしても、旧作では20話を前に一旦終わり、新シリーズはもう29回で、次は30回を迎えようとしています。

自分はみんカラブログとアメーバーブログの両方を書いていて、アメブロの方の『井川の趣味の無線ブログ』は、毎週書き込んでいるので今週で47回を迎えています。

基本はみんカラとアメブロは同じ内容ですが、微妙に内容が違っている日もあるので、片方しか読んでおられない方は、違う内容のものがあれば読んでみられては如何でしょうか。


さて前回から少し間が開いたので何件かご質問を頂いていて、その中で最も多かったのが、7月末でカーオーディオマガジンが休刊になって、その影響はありますか?というご質問を頂いていました。

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正直なところ既存のユーザーの方は読まれていない方ばかりなので何の影響もありませんが、オーディオマニアの方の来店が増えて、「あれこれとスピーカーやアンプの聴き比べをしたい。」という話が増えて来て、「店で情報を知りたい。」と言われる方が急に増えて来ました。

ただし、サウンドピュアディオはオーディオ評論家の先生の話を信用しないというのを根源にしているので、FMラジオに出演しても「オーディオマニアは対象外です。」と公言しているために、そういう方が満足するような対応はしておりません。

「カーオーディオ専門店なのになぜ試聴が出来ないんだ!」と声を荒げる人もいるので、『当店はオーディオマニアの方には対応出来ません』と貼り紙をしたいと専務には言っているのですが、「それは普通のお客様まで遠ざけてしまう。」と言って貼らせてもらえないので、個別に対応するしかないと思っています。


当店のお客様はアーティストさんのファンクラブに入っておられる方が多く、ファンクラブイベントで本人の生声を知っておられたり、限定の狭い会場のPAにあまり頼っていない音楽を聴かれていたりと、通常のカーオーディオ専門店の層とは全く別なジャンルを対象としているために、ラジオ放送の中では『音楽好きの方を対象としていて、オーディオマニアの方は対象としていませんので。』とこれまで何回か話した事があります。



なのでカーオーディオマガジンが無くなったので、その代わりに読者の方の情報源としてお店をご利用下さいという、一般的なカーオーディオ店とは同じ対応はしておりません。


カーオーディオマガジンの最終号の表表紙を見るとパイオニアのツイーター・キットで高域特性をグレードアップと書かれていますが、これの中身を見るとワイドスタンドの角度とよく似たキットになっていたので驚きました。

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以前からサウンドピュアディオのツイーターの取付方法は良くないとあれだけ言われながら、最終号でこんな記事が出ているとは・・


1990年代はツイーターはキックパネルに付けるというのがこの手の雑誌のトレンドで、当店は「ツイーターの取付位置はここです。」と30年以上同じ場所を推奨していて、最後はここに辿り着くのかとい記事を読んでいました。



カーオーディオマガジンの話はここまでにして、次はアウディQ5についてのご質問です。


本当にピュアディオのお客様は観察力が鋭いと感心するのが、ここ1・2週間のブログで、アウディQ5のハッチに付いている2本のアンテナが無くなっていると気付いかれた方が何人もおられました。

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実はQ5は一定期間乗ったらディーラーに車を返す契約になっていたので、徐々にノーマルに戻していて、無線機の2台の他にアンプとサブウーファーとプロセッサーを外しています。

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内蔵のアンプでピュアコンとスピーカーだけですが、長い期間改良を続けながらエージングしていたので、シンプルなシステムながら、なかなか良い状態で鳴っています。

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走行距離は約5万キロで、そのうちディーラーで売りに出されます。

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アウディQ5とはお見合い結婚みたいなもので、自分が必要なスピーカーの取付位置やサイズと、車の大きさと、大雨でも車が浸からないなどの条件で絞ったらこの車に辿り着いて、午前中家でパソコンでカタカタやって調べていて、夕方にはディーラーに行って、エアサスが無い部分がひかかるけどと思っていたら、たまたまガソリン車のエアサスが来月出るという話で、その場で船に載って来ている途中の車を押さえて、次の日に印鑑を押しました。

ただそれ以前の2台が1年以内に手放しているので、専務が3年間は乗るという事で3年後に返す契約にしていて、自分としてはこれから先も乗り続けても問題ない使いやすさでした。

次のアウディは既に来ていて、オーディオが標準仕様からB&Oのプレミアムサウンドに代わっていて、これからB&Oに対応するピュアコンを開発します。


まさかアンテナが無くなった事に気付く人がこんなに多いとは、さすがにピュアディオのお客様は観察力が鋭いです。

Posted at 2022/09/01 10:53:34 | トラックバック(0) | 新・お客様の質問にお答えして | イベント・キャンペーン
2022年08月08日 イイね!

新・お客様の質問にお答えして 第28話


お客様の質問にお答えしてのシリーズは、旧作が18話か19話で終わっていて、その後車が大きく変わって来て、これまでのシリーズの内容を現在の車に合わせて再編集してお届けしていたところ、旧作を大きく超えて今回で第28話となりました。

みんカラブログには載せていなくて、アメブロ限定の井川の趣味の無線ブログの方は昨年の10月にスタートして、明日書き込む予定の写真は取り込んであって、それを書き込めば44話となるので、かなりハイペースで進んでいます。

アメブロの井川のブログは基本的にみんカラブログを転記したものですが、趣味の無線ブログのみがアメブロだけの記なので、気になった方は是非ご一読下さい。


さて本日のお客様の質問にお答えしては、過去の「社長は毎週休み無しに働いているのに、なぜ従業員を増やさないのですか?」とご質問に文章だけでお答えしてしていたのを、写真を複数枚掲載して分かりやすく再編集したものをお届けいたします。


何百個と並んでいるスピーカーの周波数特性とインピーダンス特性を決めるコイルですが、純白のボビンにピンクのラベルの井川が手作業で巻いたコイルがお客様から好評なのは皆さんご存じのとおりですが・・

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この手巻きが好評の理由はムラなくぎっちりと巻いてあって、巻いている銅線の長さに対して得られるインダクタンスが多い、Qが高いと言われているコイルだからです。

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なぜピンクのラベルかというと、赤や黄色は以前いた従業員に巻かせた物で、それが力が弱かったり、力の入れ方に強弱があってムラが出たりと、検査を通らず全て自分が定休日に出て来て巻き直して販売可能な状態にしていたので、定休日に出て仕事をしないといけないから従業員を雇うのではなく、既に従業員を雇っていた時期に検査をパス出来ない製品しか作れないから、その作り直しで休みがなくなったというのが根源となっています。


そんなに一定の力でコイルを巻くのが大変だったらと、専務が手巻きコイルを巻く機械を買ってくれたのですが、自分の引っ張る力というか、当社で必要としているQ値を得るための巻き方をしていると、機械が2日で壊れてしまい、この巻き数のカウンターが付いた機械の中心部分が割れて修理不可能になってしまいました。

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これは巻き数がかなり少ないコイルのお話で、最近のディスプレイオーディオ車は機械巻したコイルを徐々にほどいて合う巻き数まで合わせるという作業が出来ないので、特に需要が増えています。


その一方でドアスピーカーを純正から交換した場合は、工場機械巻された巻き数の多いコイルをじわじわほどいて行って、適正な巻き数になったら締め直してから製品化するという手法を取っていますが、これがちょうど良い値の時にリードが互いに180度反対にある様に仕上げるというのが、これが神業が必要になります。

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この機械巻されたコイルをほどいて行くと、測定器で測ると同じ方向を入り口と出口が向く事があって、そうならない様に内側と外側をじわじわほどいて双方が反対を向く様に仕上げます。

内側は1週しかほどけず、それ以上ほどくと内側に落ち込んで行きます。

内側1週で約1・5マイクロH下がり、外側1周はコイルの外周の大きさで違いますが、2・5マイクロから3マイクロH下がり、その差を利用してちょうど良い値を作ります。



ただ先ほど神業と言ったのがそれが簡単にツボがつかめず、あっという間に内側が落ち込んで、内側を全部ほどいて30マイクロH下がった小さいコイルに巻き替えないと使えなくなります。

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自分が作業しているとあたかも簡単に見えますが、それは中学から高校までの6年間ひたすら良いQの高いコイルを趣味で巻こうとしていたからで、普通の人にそれをやらそうとすると2人の人間が2年づつ作業して、これだけそのままでは売り物にならないコイルが出来てしまいました。

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実際にはこの3分の1の量が福岡店に置いてあり、定休日に福岡店に入って作業の途中の車両を見た後に、内側をほどき過ぎてそのままでは使えないコイルの巻替えを行っています。


なので、お客様からの「定休日に出て仕事をしないといけないのいなら、従業員を増やしたら?」は、才能の無い普通の人に仕事をさせた結果、2年間雇っても全く改善出来ず、元から才能のある人間をどこかからスカウトして来るしか方法が無いという事になっています。


実は自分は何度も以前の社員に言っていたのですが、コイルをほどくとほどいた部分にも少しインダクタンス成分があって、それが加算された測定をおこなって、その後カットすると予定した値から少なくなってしまいます。

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そのため少しほどいて真っ直ぐして測定を行い、また少しほどいて直線にして測定してとかなり手間がかかり、簡単に考えて写真ぐらいの長さで直線にしていない状態だと後で足らなくなって、それで焦って内側に入り込んでしまうという事を繰り返せば内側を大きくほどいて30マイクロ下のコイルで使うしかないという状態になります。

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おそらく誰でもやれば良いコイルは作れるのでしょうが、自分は中学生の時にアマチュア無線を始めて、その時に知り合った社会人の方がドイツのヴィジー製のアンテナを使われていて、その根元に付いているコイルの素晴らしさにQの高いコイルという物にあこがれを感じていました。

自分の自転車に付いている国産のアンテナだとジリジリノイズが混じるのが、隣の車のヴィジーのアンテナ&コイルはピタッとノイズが消えていて、「これは何だ!」と衝撃を受けました。

それから中学・高校と何かあると銅線でコイルを巻いて、「ヴィジーの様な素晴らしいコイル。」というのが頭に中にありました。

高校を卒業して憧れのヴィジーのアンテナを手に入れたのですが、このアンテナが曲者で、エレメントが長めに作ってあって、それをチョッキン・チョッキンと切ってマッチングを合わせて、車両のボディーアースも上手く行っていないと本来の性能は発揮出来ないという面倒な物で、その時無線からカーオーディオに興味が行っていて、ヴィジーの完全なマッチングを取る前に誰かにあげてしまいました。


それから何十年が経ってピュアコンの開発でつまずいた時に、「そういえばヴィジーのコイルみたいな全ての条件がピタッと合った時に最高の性能が出せる様なQの高いコイルが巻きたい!」と思って、福岡の無線屋さんでヴィジーのコイル付きのアンテナを買って目の前に置いて、中学生の時の悔しい思いでヴィジーの様なコイルを!という、なぜコイルをあれだけ夢中で巻いたのかという原点に戻ってコイル巻きを行いました。

なのでこれを社員にやらせても自分が求める物はとても出来ずに、中途半端に手を付けた物を定休日に作り直しているというのが今の現状です。



他には巻き直ししないといけないコイルのストックの部屋にはこんな物もあります。

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旧加盟店によるピュアコンを不当に改造された物のストックで、これはユーザーの方から「何だか自分の車のピュアコンは、本店のデモカーの音とは違う様な気がする?」と言われて、5時間かけて車に乗って来られた方もあれば、遠くの方はピュアコンの写真を送ってもらって仕様が違うという事が分かって、正規の物を店頭で取り付けたか、こちらから送って付け替えて頂いて送って来て頂いた物のストックです。

これはお客様から無償で提供を頂いて、「この様な事をする店を作って欲しくない!」という思いを忘れないために、大切にストックしています。


一番多いパターンはアウターバッフルの車にインナー用のピュアコンを付けて、必要以上の勢いが付けてあって、そこに更に改造を加えて周波数レンジを広げて、超ギラギラサウンドにしている物もありました。

基本的に音楽の調律の意味の分からない人にピュアコンを扱わせてもこういう事ばかり起こるので、加盟店でピュアコンの販売は今後行わず、宇部店と福岡店で自分が行き来して、直接値を合わせた車のみの販売に変えていて、実際には合わせようとせずに独自の路線を歩む店のお世話をしなくて良くなった分、何故かここ2年でサウンドピュアディオの音はかなり良くなって来ています。


それ以前に今は新しく発売される車のオーディオに制約が多くて、ある程度の台数は実車を買って実験しないといけなくて、20年ぐらいお付き合いのあるお客様だと長期に新車をお預かりして開発という事も出来るので、それで何とか新型車種に合わせる対応をしています。


以前は32マイクロから585マイクロまでとなっていたコイルも、現在は一番下は0・8マイクロから1120マイクロまでととんでもなく多くなっていて、これでやっと新型車に対応している状態です。

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ピュアコンが誕生したのは今から30年前の秋で、そろそろ30周年となりますが、当時が120マイクロから300マイクロまで5マイクロ刻みという時代で、それでも某メーカーが出していたネットワークの組み立てキットが120・150・180・210・240マイクロという30刻みで、それよりははるかに高性能だった訳ですが、そのメーカーはその後無くなって、コイル交換型のネットワークはピュアコンのみになったのですが、まさか30年後に0・8マイクロから1120マイクロまで必要になるとは、当時の自分からしたらとても想像は出来なくて、それだけ車の純正オーディオが大きく変わって来ているという事です。

Posted at 2022/08/08 11:06:08 | トラックバック(0) | 新・お客様の質問にお答えして | イベント・キャンペーン
2022年07月19日 イイね!

新・お客様の質問にお答えして 第27話


今日は火曜日で宇部店は定休日で、福岡店は火曜・水曜休みで、火曜日の昼間は休みの福岡店の中に入って仕事をしている事が多いのですが、今日は大雨で通行止めなどもあるので、諦めて自宅でおとなしくしています。

昨日まで3連休で来店される方も多く、いつもよりも多くのお客様とお話しする機会がありました。

その中で以前は他のショップで取り付けられていた方がピュアディオに変えられた方から、「他のお店はピットにエアコンが付いていないのに、ピュアディオでは付けられていますが、音には関係ないですよね。」という質問を頂きました。

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確かにエアコンが効いて涼しい中で社員の労働環境を良くしているだけに思われるピュアディオのピットも、エアコンを付ける前の3つの良くなかった理由から35年ぐらい前からエアコン付きのピットに変更しました。

1つめの理由は昭和の時代に夏場に雨はかからないが前の戸を開けて吹きっさらしで作業をしていたら、お客様から「車内にうっすらと汗の匂いがして不快だ。」というご指摘を頂きました。

当時はまだエアコンが潤沢にあって、作業も2日後には出来るぐらいの時期だったので、すぐにピットにエアコンを取り付けて、こういう事が次に起こらない様に対応しました。


2つめの理由はその頃はピット内でエアコンの無い中でハンダ付けしていたのが、夏の暑い時期はハンダがポロポロこぼれやすくてハンダがし難く、冬はハンダ小手の先が固まってくっつきが悪く、空洞が出来たりしてうまくいかず、春や秋の天候の良い時期が音が良い様な気がしていました。

それがエアコン付きピットにしたら1年を通して同じコンディションでハンダ付けが出来て、春や秋の音が常に出せて、こんなにメリットがあるならもっと早く導入すれば良かったと後悔しました。


3つめの理由は、これもエアコンを導入して気が付いたのですが、防震材の密着度が夏の暑い時期や冬の寒い時期や、梅雨のじめじめした時期が悪かったのが、1年を通して同じコンディションで施工出来る様になった事です。

現在は他店でデッドニングされた防震材を剥がす事がよくありますが、おそらくこれは冬に風邪で砂埃の中で作業したであろうものや、梅雨時期か暑い時期に付けたであろうベラベラと簡単に剥がれてしまうものが多々ありました。



今はスポットクーラーを使っているお店も出てはあいますが、これは除湿機能がないので、当社では夏にボディーが熱い状態を冷やすのに使っていて、それからエアコンで適温・適湿の中で作業を始めます。

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最近はアクセサリーポジションの無い車も増えているので、作業が終わってピットからリアを出してエンジンをかけてテストを行なって、すぐにピットに入れて組み立てと、劇的に暑い日がある中、過去にあった3つのデメリットを完全にカバーして作業を進めています。

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Posted at 2022/07/19 12:07:07 | トラックバック(0) | 新・お客様の質問にお答えして | イベント・キャンペーン
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