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ピュアディオいがわのブログ一覧

2024年07月18日 イイね!

続・お客様の質問にお答えして 第14話


不定期のお客様の質問にお答えするは、以前から質問が多くて過去のシリーズでもお答えした事がある『手巻きのコイルを使うと機械巻に比べてどういう所が良いのですか?」という事にお答え致します。


まず『手巻きコイルは必要な時にその都度巻いているのですか?』というご質問には、実は前もってあらかじめ予備巻きをしている物を用意していて、必要が出て来たら微調整して製品化しています。

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これは宇部店の2階の通路に置いている予備巻きしたコイルのストックです。


完全に製品化した物はピットの横の棚に置いていて、1桁のマイクロ数から1000マイクロまで、かなりの数のコイルを用意していて、どんな車が入庫して来てもピッタリのインダクタンス数に合わせて、最も生音に近い状態に合わせます。

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手巻きと言っても大きい巻きは一度機械巻したコイルをじわじわとほどきながら欲しいインダクタンス値に合わせて、思いっきり締め付けて良い音にしています。

もう一つ何も巻いていない純白のボビンに一から巻いて行くコイルは、最近ボビンがこれまでの物よりやや大きな特注の物を作って、これまで得られなかったインダクタンス値を得ています。

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巻き置きから2個取り出したら、小さいボビンが19マイクロで大きめのボビンは何と189マイクロ取れています。

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ほんの少しボビンが大きくなった様に見えても10倍のインダクタンスが得られていて、このインダクタンスを得るには10倍の時間がかかっています。


この10倍のインダクタンスを得たコイルはJU60用のブラックボックス内で使用されていて、センターの軸が小さくて高いインダクタンスが得られるコイルは輸入車などの電磁波がコイルに影響を受けるのを防止していて、この手のメーカー製のコイルが製造されなくなったので、最近一から手巻きしたコイルを使う様になりました。

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JU60用のボックスだけでもこれだけの種類がありますから、外付けコイルとブラックボックス4連の組み合わせだと、かなりの数のパターンが選べて、その中から最も生音に近くなるまで延々と組み合わせを変えて行っています。


つまりJU60用で4連のブラックボックスだと4個のコイルプラス後付けで2個で、合わせて1台の車で6個のコイルを使っているという事です。

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ちなみに市販のネットワークのコイルと自分が手巻きしたコイルを比べると、線の太さと銅の純度が違って、元の音質が良いのに更にピッタリの値を探しているので、これが低価格で良い音と言っている根源です。

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巻きの多いコイルは銅線が10メートルぐらい巻く様になって、宇部店の階段を利用して、自分の体重をかけながらじわじわ巻きながら階段を登って行きます。

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そうはいっても力をかけても完全に銅線が真っ直ぐなる訳ではないので、そういう時は巻いてほどいてを繰り返して、階段を上り下りしてクセを付けて形の良い丸で巻いて行きます。

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なぜここまで努力するかというと、良いコイルは銅線の長さが短い割に高いインダクタンス値が得られるので直流抵抗が低くなり、締め付けが強い事で音もビシッとハリが出ます。



ただ市販のコイルの中には硬いボビンを使って無理に解像度を上げたりしている物もあり、透明の厚いボビンのコイルは音が硬過ぎて聴き疲れするので、テストで使用したコイルが給湯室の食器乾燥機の上のインシュレーターで使っています。

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店頭に置いていたらお客様から、「これが音の良いコイルですか?」と聞かれた事があって、見た目は確かに透明でクリーンな音がしそうですが、実はコイルから出た微弱振動が中に閉じ込められて、それで音にストレスがかかるので使っていないのですが、「あのコイルはどこに置いたっけ?」と探したら、ここに使われていました。


ここまでお話して、最終的にサウンドピュアディオが生音・生声を表現と言っているのは、手間をかけて質の高いコイルを使っているのと、そのコイルの種類の多さで最適な2・3組を見つけているからで、本当は33年前には「うちの店はマルチアンプ方式を使うので、ネットワークの自作はしません!」とお客様にお断りしていたのは、手を出せば物凄い手間とストックが必要になると分かっていたからで、それでも強く「自作のネットワークで作って欲しいと!」望まれたお客様あっての今のサウンドピュアディオの音造りです。


そのお客様の熱意に最終的に負けたのは、「マルチアンプで良い音を出すために、B&Wの801を聴いて音を調整しても、801がネットワーク方式なのでどうにもならないでしょう。諦めたら。」と説得されたからです。

確かにネットワーク式で出ている音に合わせようとしたら、コイルとコンデンサーの組み合わせで出さないと出る訳がないという、今考えたら当たり前の話でした。


毎年7月になると、その時の事を思い出します。

Posted at 2024/07/18 11:11:54 | トラックバック(0) | 続・お客様の質問にお答えして | イベント・キャンペーン
2024年07月07日 イイね!

続・お客様の質問にお答えして 第13話


不定期シリーズのお客様の質問にお答えするは、第三シリーズの13回目となりました。

最近のお客様から1980年代からのお客様まで、これまで幅広く店頭で耳にした質門にお応えしています。


その中でこれまで最も多かったのが、「サウンドピュアディオはタイムアライメントは使わないと言われていますが、タイムアライメントにも対応したらもっと多くのお客さんを集める事が出来るのではないですか?」という質問です。

毎週『タイムアライメントは調整の最初から最後まで全てゼロです。』とブログに書き込んでいて、いつからタイムアライメントを使わなくなったというと、タイムアライメントが登場した1990年代の中頃は一時期はタイムアライメントは使っていました

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しかし当時はまだセミプロ用のホーム用スピーカーを市販で手に入れる事が出来た時期で、その様な設備を自宅に持っておられるお客様から、「何だか音色がおかしい?」という声が聞かれる様になって、もう一つ「運転席に時定数を合わせているから助手席に乗った時の音がとんでもなくおかしい。」という声も聞かれる様になって、自然にタイムアライメントから離れてきました。


ただ90年台からカーオーディオのコンテストが盛んになって来て、その中の審査項目で定位というのが重視されたり、タイムアライメントがかかっていないといけないコンテストなどがあり、一気に業界の中でタイムアライメントが主導権を握りました。


そんな業界の流れとは別に、1980年代からサウンドピュアディオと名乗る前のオーディオボックスの時からスタジオのプロ機の様な音という流れがあって、今では入手出来ない様なセミプロ機を自宅に持たれているお客様も多くて、どうしてもタイムアライメントには馴染めず、約30年今のスタイルを貫いて、2001年にサウンドピュアディオと改名して、自社ブランドのスピーカーを発売する事になりました。

1999年には販売したいスピーカーがほぼ市場から姿を消してしまい、買いだめしたスピーカーが底をつきかけた時に、スタジオで使っている様なスピーカーの材質や構造をカー用に変換したスピーカーを販売するという、1つの転換期になりました。

ただ自社物のスピーカーを発売して、最も売れたのは発売から半年で、当時は2000年以前に販売した13センチスピーカーが使い込んで限界に来ているお客様が多くおられて、その代わりのユニットが無いという事で、爆発的なセールスを記録しました。


その一方で業界はタイムアライメントに合わせたスピーカーが主流になっていて、新しいお客様を獲得するのはかなり難がありましたが、たまたまその頃にアーティストのファンクラブに入っていて、ファンクラブイベントで本人の生声を知っている方が3人続けて来店されて、「本人の様な声で聴きたい。」というご要望があって、そのアーティストさんに会って生の声を聞くためにFMラジオのスポンサー活動を始めて、番組制作を通じて多くのボーカリストの生声を聞ける様になりました。


これはこれまで一般的なカーオーディオには興味が無いが、もしそんな音が出るシステムがあったら欲しいという市場がある事に気が付きました。


そういうお客様は耳の錯覚を利用した音は一切受け付けてもらえず、自社のスピーカーは認めてもらえても電源キャパシタやロジュームメッキの端子など、音を強調するパーツの販売を当時は行っていたのが、そういったパーツの販売を辞めるという、売り上げが上がるパーツを辞めないと本物の声には近づかないと、一般のお客様にデモすれば売れる物の販売を辞めるという方針に持って行きました。


そんなタイムアライメント・タイムディレイ・タイムコレクションとは無縁のビジネスをやっていて、たまにお客様から「そういうジャンルにも対応してみたら?」という声に、先週自分のセレナで昨日のブログで書いた様に久々にチャレンジしてみました。


アルパインのビッグXのタイムコレクション機能を使って、一番自分に遠い左後ろのスピーカーをゼロで起点にして、そこから他の3カ所に時間の遅れを入れて行くと、驚くほどステージングが良くなり、目の前でボーカルが歌っている感じがして、一瞬「こういう音造りも良いかも?」と思いながらも、自分はこれまで3・40回実際に会った事のあるボーカリストの声は、「何だか違う?」と思い出して、もう1度全てゼロにしたら・・

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耳が幻惑されて最初のセッティングでは音が物足りなく聴こえる様になりました。


それでその日の調整はやめて、後日改めて音調整する事になったというのが、昨日のセレナのブログに書かれた事をもっと詳細にして書き込みました。


以前にも5年に1度ぐらいは時定数をいじるセッティングに挑戦はしていましたが、これは明らかにジャンルが違っていて、あまりにタイムアライメントのジャンルが業界で主導権を持ち過ぎているので、サウンドピュアディオのやっている事が少数派から絶滅危惧種まで数が減って来ていて、まるで変人の様な扱いですが、実はこれが本来の音楽のあるべき姿です。

これまで何人かオーディオメーカーのデモカーを聴いて、メーカーのホームページで褒めているボーカリストの方から、「今のカーオーディオは間違っている!あのタイムアライメントはやめないと行けない!」とお叱りを頂きましたが、自分がタイムアライメントを一切使わない方式とは知らずに、全国全てのカーオーディオショップの音造りが間違っていると思われていて、いくら「自分が違うからデモカーを聴いて欲しい!」と言っても聞く耳を持たないという感じでした。

まあ、心の中で「そんなに悪いと思うのなら、メーカーの人間に直接言えよ!」と思い、小さなショップの人間なら後のビジネスで影響があまり無いから一発かましとけ!みたいな感じに悲しくなりました。


もし自分が逆の立場なら、お金を返して「これは良いとは言えません!」と言いたいところですが・・


残念な事にアーティストの方と交流出来るショップが日本で当店だけで、本当のボーカルの声が分かっているのも当店だけなので、日本中に自分がファンクラブに入っているボーカルの声に近く出来るショップが無い事は非常に残念で、良い事をしているのに変わり者扱いというのが現状です。


これまで多くのお客様から「コンテストに出せる様な車を一時的に作ってトロフィーを取って欲しい。」という声もありましたが、今の音造りを行うのに他のジャンルの違う音造りをすると、耳が幻惑されて本来の音造りが出来なくなるので、選択と集中という事で今のサウンドピュアディオのスタイルが形成されています。

Posted at 2024/07/07 10:56:04 | トラックバック(0) | 続・お客様の質問にお答えして | イベント・キャンペーン
2024年06月17日 イイね!

続・お客様の質問にお答えして 第12話


お客様の質問に答えるシリーズも、過去に出た話題の見方が少し違うものが多い中、今回はこれまで一度も掲載した事が無い内容の事を書き込みます。

それはPMBやSKY3のケーブルの末端焼き入れに関するご質問で、ハンダ炉の横に乗っているあのマスコットみたいなハンダはどうやって出来るんですか?という事です。

過去に何度も質問を頂きながら、焼き入れの時に時間をかけて撮影をするという事をしていなくて、今回思い切って時間を作って撮影しました。


形の悪い物は炉に戻してハンダの量をましますが、変な形で可愛い物はマスコットとして横に飾っていますが、上質なハンダがどうしても必要な時は炉で溶かさないといけない時が来るでしょう。

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最近出来た形でお気に入りが右前のウルトラマンだったかウルトラセブンに出て来たキングジョーみたいな形で、これは完全に意識せずに出来た形です。



昨日は大量のケーブルの漬け込みというか焼き入れがあったので、一から撮影する事にして、まずはこれまでハンダが少しづつ減って来た分をロールのハンダを炉に入れて付け加えました。

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ロールから出さずにマスコットを溶かせば良いのですが、ロシアのウクライナ侵攻が長引いて、高度はハンダの入荷が少なくて、どうしてもこれを溶かさないといけなくなった時は彼らは名誉の戦死となり、自分達がプーチンに負けた事になります。



そんな事を考えていたら炉の温度は370度になり、表に浮かんで来た不純物を含んだハンダを左から右に表をすくって純度の高い部分を表に出します。

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そして銅の細い線が全てエナメルで絶縁されたケーブルを炉に浸けて、エナメルを焼き切って音信号が通る様にします。

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焼き入れが終わったケーブルは少し長めに焼いた金属部分を適切な長さにカットして、24金メッキの端子を純銀入りハンダを付けて製品化しています。

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その作業の途中で表をすくった府従物が混じったハンダを集めて、純度の高い部分を抽出して炉に戻し、不純物が多い部分は廃棄します。

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今回は10本以上漬け込んだので結構な量が出て、あっという間にマスコットが出来ました。

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もう限界まで固まったので、手前に持って来て、次のマスコットが出来かけています。

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そして先ほど出来たマスコットを左に並べたら、赤い昨日出来た分と似た物が青い矢印の部分にありました。

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一番右はかなり段々が綺麗に出来ていて、一度に焼き入れする量が少なくて、2本焼き入れして何日かおいて、それからまた2本焼き入れしたらまた段が出来てと、綺麗な段が出来ます。


おそらくキングジョーもどきは4本焼き入れしてを何回か繰り返して、最後に8本・10本焼き入れしたらまとまった量が溶けだして来て、それでこの形になっているので、マスコットの形を見たら何日ぐらいかけてどういう工程で出来たかというのが見て分かります。


赤い矢印の塊は炉に戻すがどうかの境目ぐらいの形で、ドンドン作業が進んで追加のハンダが必要で、純度の高いハンダの値段が高かったり、入荷の見込みが無い時には溶かされるでしょう。


この炉の中のハンダも少しずつ銀の比率が上がりつつあるので、うなぎ屋さんや焼き鳥屋さんの、何年も継ぎ足した秘伝のタレみたいな物になって来ています。


おそらく手間がかかるこの方式はサウンドピュアディオでしか行っていないはずで、良い音というか本来の音楽に近い音を表現するための、避けては通れない重要な部分で、自分の仕事の中ではかなりキツイ作業で、焼き過ぎても焼きが足らなくても行けない部分で精神を集中していて、たまにマスコットでも眺めてほっこりしていないとつらくなる作業でもあります。




追伸

今日もケーブルの焼き入れの仕事が入ったので、昨日出来たハンダの塊を溶かして作業を行います。

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Posted at 2024/06/17 10:19:32 | トラックバック(0) | 続・お客様の質問にお答えして | イベント・キャンペーン
2024年06月07日 イイね!

続・お客様の質問にお答えして 第11話


第三シリーズに入ったお客様の質問にお答えするも11回目となり、たまに店頭に出てお客様から頂く質問で、他の方もこういう話は知りたいのでは?という内容をピックアップしてお届けしています。

後から読み返すと過去に出ている話もあったりしますが、元祖や新の初め頃に比べたら車自体が変わって来て、オーディオレスで入庫する方の数が減って来て、純正ナビオーディオではなくてCDプレイヤーを持たないディスプレイオーディオ化が急激に進んでいるのが過去のシリーズの頃と環境が違うところです。


そんな中、最近よく聞かれる事が『なぜ自動車メーカーはこんなにディスプレイオーディオ化を進めるのですか? ユーザーからするとメリットは無い様な気がするのですが?』というご質問で、最近では最も多いお話です。


このディスプレイオーディオ化が早かったのがメルセデスベンツで、過去にはメルセデスベンツがデモカーという時期が15年以上あって、ベンツの音のチューニングに強い店という位置付けだったのが、ディスプレイオーディオ化とドア下部の16センチスピーカーが上部の10センチスピーカーに変わったために、デモカーとしては購入しなくなりました。
(A・Bクラスは今も16センチサイズ)

デモカーと言っても日頃の移動で使っていて、下部に16センチの穴が空いていないとZSPが付かず、その前は加工して1DINが2段付ける事が出来て、車の剛性も高いからデモカーに最適という時期がありました。

またその剛性ゆえにガソリンが満タンか空に近いかでウーファーの音が違って、ちなみにガソリンが満タンの方がウーファーの音が締まって聴こえていました。


本題のディスプレイオーディオ化については、ディーラーの方曰く「CDプレイヤーがあると音飛びやディスク詰まりがあるとインパネをバラバラにしてつけ外しをしないと行けなくて、ディスプレイオーディオにすると可動部分が無くなるからそれらの故障が一切無くなるから、長い目で見るとメンテナンスが非常に楽になる。」だそうです。

CDプレイヤーやDVDプレイヤーがあると、まずディスクの出し入れのモーターとギアが存在して、それからディスクを回すモーターが更に稼働部で、ディスクに光を当てて情報を読み取るピックアップも細かく前後して焦点を合わせているし、そこが少しでも合わないと音飛びが起きてしまい、プレイヤーを無くすだけで将来のメンテナンスがバッサリ減って、車を製造・販売する方からすると良い事だらけです。


特にメルセデスベンツは一度購入したら長い期間乗られる方が多いので、そこを変えるとメンテナンスは非常に助かるのでしょうが、まさかそのディスプレイオーディオ化が国産車でこんなに早いペースで進むとは困ったものです。


ディスプレイオーディオをベースに何とか良い音を出す工夫はオーディオテクニカ製のハイローコンバーターをモノラル化して大型パーツを入れて高音質化する方法と・・

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マークレビンソンの135万円するアンプに通して歪みが出ない様にテストを行なった後に装着するという万全の手法を撮っています。

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ただそれはディスプレイオーディオからフルレンジ信号が出ているは良いのですが、先日のクラウンスポーツの時の様にマルチアンプでフィルターを通して音が分かれて出ていると、その部分を不満に持たれる方もおられます。

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自社でクラウンスポーツを注文していて、「買って実験します。」と言っていたのですが、納車まで待てないという事で、デモカーより先にグローブボックスを加工して1DI Nのデッキを取り付けてフルレンジで接続する事が出来て、一部の車種には超高音質対応が出来る事が分かりました。



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サウンドピュアディオはコロナ禍の間の2年間を全くデモカーを購入しておらず、後で慌てて車を購入してディスプレイオーディオに対応して来ていますが、実車を購入して日頃から運転してその効果を確認しているのと、音楽業界や放送業界と繋がって生の音やプロ機の音を知る事で、一般的なカーオーディオショップとは視点が違う特別な一台に仕上げる事が出来ます。


サウンドピュアディオは今がカーオーディオの大きな転換点だからこそ、コストと手間をかけて、本当の音楽に近い音を提供します。

Posted at 2024/06/07 08:20:58 | トラックバック(0) | 続・お客様の質問にお答えして | イベント・キャンペーン
2024年05月17日 イイね!

続・お客様の質問にお答えして 第10話


続・お客様の質問にお答えしては比較的最近お客様になられた方の話題を中心にお届けしていましたが、今回は20年以上お客様の方の2001年のお叱りと現在について書き込ませて頂きます。

今から23年前の2001年の6月にサウンドピュアディオの主力商品のZSP-MIDとベーシックパッケージが発売されました。

ZSP-MIDは1980年代に発売されたB&WのAM-50とAM-50Jの後継の13センチミッドが発売されないという事で、当時考えられる最高の状態でB&Wツイーターと繋がるミッドレンジという事で発売しました。

それと同時に発売したベーシックパッケージは、入門者用のパッケージとして当時は値段が安かったものの、今となっては中級グレードぐらいの価格帯になって来ています。

その2001年の6月に待ちに待ってZSP-MIDを買われたお客様から、「ピュアディオさんはZSP様な商品は出しても、ベーシックの様な安い商品を出すべきではない!」とお叱りを受けました。

ZSPの様なフラッグシップの商品がある中、ベーシックパッケージは値段が安くてもなかなか売れないと苦戦していたというものありました。



実はそういう意見の方は多かったのですが、そこから23年経って当時現役で働かれていたお客様は定年になられて、実は今ベーシックのWやトリプルのパッケージで音楽を楽しまれています。

そしてZSP-MIDはボックスに組んで室内で音楽を楽しまれていて、あまり車で遠乗りしなくなったからという理由で、この様なスタイルで音楽を楽しまれています。

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実は2001年にこの様な楽しみ方を将来はされるであろうという事を予測してのラインナップで、「安い物を売るべきではない!」と言われていたお客様が見事にピュアディオの理想の使い方をされています。

この将来的にこうなるという考え方は、本来はナカミチがイメージしていた『生涯顧客』という考えで、ナカミチの日本法人が無くなった今、その1980年代に創業者が考えていた事をサウンドピュアディオが2000年代に実現したという事なのです。


もう一つ20年以上のお客様から聞かれる事で、「ピュアディオさんは電気自動車をデモカーにされていますが、まだ電気自動車は不便で導入が早すぎるのではないですか?」という事です。

今のデモカーのアウディeトロンことQ8eトロンは、デモカーとしてPHEV車が4台続いた後の完全なEV車で、やはり完全なEV車ならではの音の良さがあります。

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逆に不便な事は航続距離で、オーディオシステムとしては使用電流を一切増やさずに音質をアップするというプレミアムベーシックパッケージを装着しています。

これも先ほどのZSPやベーシックパッケージの様に、今の事だけでなく将来的にEVが増えた時のために早くから導入してテストしているのが現状です。


あれだけ400キロ走らないと言っていた航続距離がアクセルの踏み方を考えたら399キロまで伸びて、これは満充電で朝コンビニに行って帰りに気付いたので、行だと400キロを超えていたはずです。

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これがこれから発売されるEVならもっと伸びて、ガソリン車とEV車のアクセルの踏み方の違いなども体験していれば、お客様へのシステムの提案へも役立って行くはずです。



もう一つ20年以上お付き合いのあるお客様からの質問で、「ピュアディオさんはプレミアムベーシックばかり力を入れて、オーディオレス車のお客さん用のデモカーが無いのではないか!」という声も聞かれます。


レクサスLSもオーディオの方式が新型クラウンとは微妙に違うので、クラウンスポーツを注文して2カ月後には届くのですが、実はLSは6対4の比率でぶった切る的な買い替え方をする様になっています。

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前にブログで無意識に新型セレナの全てを2冊買ってしまったと書いた事がありますが、色々な国産のオーディオレス車を比較した結果、新型のセレナのeパワーを注文していて、クラウンスポーツよりも1か月早く納車される予定で、六月の中旬の生産枠が決まっています。

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ただ新型セレナはかなりの台数が売れていて、先日の日曜日に宇部店からホームセンターまで移動したら、3台もの新型セレナとすれ違うぐらい走っているので、そこはピュアディオのこだわりというか自分のこだわりでオーテックバージョンにしています。

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普通のセレナで日産90周年記念車だと早めに納車されたかも知れませんが、そこはオーテックは譲れないところで、後1か月ちょっとで納車となります。


もちろんオーディオレス車で、アウターバッフルを組むフルシステムになる予定です。

(レクサスLSを100として計算したら、クラウンスポーツが61で、セレナeパワー・オーテックが39の割合でした。)



これから新車が来るのでレクサスLSはほったらかしかというとそうでもなくて、どうもファームアップでダイナミックレンジが上がって若干音が良くなったのが、更に走行モードを変えたら音質が変わる事が分かってチューニングを変えています。

それはこれまでスポーツSモードを使った事が無くて、理由はアクセルのレスポンスが良くなってうっかり速度違反で捕まって免停になると仕事に支障があるので、コンフォートモードだけで走っていて、先日前の車が遅いのでスポーツSモードで追い越して、その後そのままにしていたら音が良いではないですか?

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コンフォートモードよりも音に勢いが付いて、更にスポーツS+モードにしたら勢いが付き過ぎてちょっと疲れる感じなので、なるべくスポーツSモードで走る様にしています。

JU60を使ったプレミベーシックを付けているからこその差の違いがハッキリ分かるのですが、これは日常使いしないと分からない部分で、クラウンスポーツが来たらノーマルでまず試してみます。

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最近は新しくお客様になられた方の質問を中心にお答えしていましたが、今日は長年のお客様のご質問にお答え致しました。

Posted at 2024/05/17 10:52:51 | トラックバック(0) | 続・お客様の質問にお答えして | イベント・キャンペーン
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サウンドピュアディオの井川です。 福岡県・山口県でカーオーディオ専門店を営んでいます。 アーティストとのコラボレーションにより、より生演奏や生の声に...

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