今日ご紹介する1台は現在の福岡店の作業からマツダのCX-3です。
全車マツダコネクト付きで、初めての入庫のために時間をかけて調査を行いました。
調査に当たってはデモカーのデミオを宇部店から福岡店に移動して比較も行っています。
まずドアの作りはかなりデミオに似ています。
内張りを外して中の響きを確かめると一ヶ所を除いて響きはほぼ一緒で、デミオの防振ポイントと9割同じと言っていい作りでした。
ベーシック防振の受注を受けていたので防振メタルと防振マットを組み合わせて貼りました。
続いてダッシュ上の純正ツイーターを外して別配線をひきかえます。
Aピラーのかなり下までエアバックが付いているので、もしもの時の事を考えたらピラーのツイーター取り付けは出来ません。
おそらく付けると車検にひかかるでしょう。
純正ツイーターの前にスタンドを使って角度を付けてJBLの外ドームツイーターをセットしました。
今回はドアスピーカーは交換しますが。一度純正のドアスピーカーはそのまま使用してダッシュのJBLツイーターとでピュアコンを使ってマッチングを取ります。
テスト用のスイッチ付きのブラックボックスで特性を一瞬で変えて聴き比べを行います。
ただしコイルは一個一個手作業で付け替えて音を確かめています。
アクセラ用、CX-5用、デミオ用などこれまでのマツダコネクト車用の値を入れてみますが、どれにも当てはまりません。
ただアクセラの要素とCX-5の要素とデミオの要素が混じっていて、結果的にCX-3専用の値を見つけました。
最後にマツダコネクトの調整画面を使って音調整を行います。
音を聴きながら調整していて明らかにデミオよりもコストがかかっているというのが分かりました。
音質的にはアクセラやCX-5とほぼ同格の音がしています。
CX-3のベーシックパッケージは62000円プラス税というアクセラやCX-5と同じ価格ですが、マツダコネクトでもデミオは本体のグレードを補うためにドアスピーカーの交換費と音質が落ちるのでフェダーが使えない分アッテネーターが必要なために88000円プラス税という価格設定になっています。
そのため当初はデミオとCX-3のユーザーの方用の一石二鳥的なデモカーとして購入したデモカーも、デミオのマツダコネクトの方専用となっています。
ただネットの噂では音切れやエラーなどの問題でアンプ部分をマツダが無償交換して、音も良くなるのでは?という話も出ていますが、今のところディーラーからは何も話は出ていませんので、この音で88000円で気に入って頂いたら購入して下さいという消極的なPRしかしていない状況です。
それでもデミオのマツダコネクトでかなりつまづいた分ほど、CX-3の時はスコーン!と気持ちいい鳴りに短時間でたどり着く事が出来たのでそれなりに貢献してくれていると思います。
追伸
テスト用にスイッチで特性が変えられるブラックボックスを使って音を合わせて、それからお客様用の中が全てダイレクト接続している物に交換したのですが・・
スイッチが一個無くなっただけで音が少しスッキリしました。
Posted at 2015/03/26 10:26:44 |
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