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ピュアディオいがわのブログ一覧

2018年06月27日 イイね!

お客様の質問にお答えして 第5話



これまでピュアディオの店頭で複数のお客様から頂いたご質問で、これは他のお客様にもお知らせしたいという内容をお届けしているシリーズの第5回目の書き込みをさせて頂きます。


ここ1・2ヶ月で一番多かったご質問が、「ブログで載っているコンデンサのペアリングってどうやっているんですか?」という内容でした。



5月の札幌出張の前に同じ種類のコンデンサを合計600個仕入れて、それを選別してピュアコンに使用して、精度の高い音を再生するという内容の事を書き込んでいました。

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仕入れたコンデンサは1個1個精度の高い測定を行って、9種類分別してストックします。

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コンデンサ自体は1・8マイクロですが、一番高い値が1・85469で・・

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一番低い値が1・76837でかなり差があります。

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誤差は±5%までOKなので、これが左右に付いてもペアリングしていないメーカー製のネットワークならそのまま使われます。



サウンドピュアディオでは左右のペアリングを行い、1・8マイクロの上に1・81という値を用意していて、その下に1・79と1・78も用意していて、取り付け条件に合わせて微調整を行っています。

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実際に18のユニットを作るために1・80062を探し出して来て、このコンデンサの相手、つまりお嫁さんを探す作業を行います。

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1・80203ですが、これでは左右ピッタリとは行かないので、これはペアリング不成立です。

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次は1・80153でかなり近くなりましたが、これでもペアリング不成立です。

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次は1・80283でもっとずれたので不成立です。

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続いて1・79958が出て来て、これと1・80062が最も値が近いのでペアリングしてカップル成立です。



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ここまで左右の精度を合わせるからこそ、サウンドピュアディオのあのスキッとした心地よいサウンドを鳴らす事が出来ます。




ちなみにペアリングに選ばれなかったコンデンサは、この様に複数のコンデンサを合わせて使う時に、上の方と下の方を合わせて目的の値にして使用しています。

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先ほどは1・8マイクロの小さい値のお話ですが、こちらは270マイクロの大型のコンデンサの測定です。

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283マイクロ以上の大きな値になっていて・・


もう1個は262・9と上と下が当たって、もしこれでパッシブネットワークが作られていると思うとゾッとします。

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コンデンサの値の差を左右を合わせて使用するためにピュアコンのユニットは膨大な数になり、取り付け条件に合わせてあれこれとユニットを交換すると、ピタッと生音に近くなる組み合わせが見つかるという所がサウンドピュアディオの大きな魅力になっています。

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Posted at 2018/06/27 21:05:05 | トラックバック(0) | ドライブ | 日記
2018年06月27日 イイね!

マツダCX-5 BOSEサウンド車の音質アップ


今日ご紹介する1台は、先日の宇部店の作業から、マツダのCX-5です。


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現行モデルから全てマツダコネクト付き車になり、スピーカーが標準仕様とBOSE仕様の2種類があり、今回はBOSE仕様のお車にベーシックパッケージの取り付けと、ドア防振の作業を行いました。


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グリル上部にBOSEのマークが付いていて、ピラーに付いているツイーターのリングの内側にもマークが付いているのが標準車との見かけ上の違いです。


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ドアの内張りを開けると先代のフロントマグネットのウーファーと変わってリアマグネットになっており、CX-3のBOSE仕様と同じスピーカーに見えますが、アンプの駆動方式はCX-5独自の方式になっています。


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作業はドア内のインナーパネルを一度取り外して、図面に従って響きの中心を見つけて、どこにどの材質を貼るかマーキングした後に、防振メタルと防振マットを貼り合せます。


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外した内張りの裏にはセメントコーティングを行い、全て手作業で意図的に厚い薄いをランダムに作って、内張りに振動が通過しない様に処理しています。


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続いて座席下のBOSEの多チャンネルアンプからピュアディオブランドのPSTケーブルで音信号を取り出して、グローブボックス下に取り付けるピュアコンに送ります。


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現行CX-5はフロアの真ん中が膨らんでいるためにベースの板は2枚に切ってセパレートにして、左右別々にパーツを取り付けています。


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また今回はオプションを1品追加して更に音質をアップさせているので、そのパーツの値を探り出しました。




ツイーターはおなじみのピュアディオブランドのATX-25ですが、マツダのBOSE車はインピーダンスが特殊なので、専用の値のピュアコンを使用しています。


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ノーマルのBOSEの状態ではスピーカーの帯域分けが大雑把で、ドアの音圧は外に逃げていて、内張りのプラスチックも細かく震えてクリアーさに欠けていたので、極端に調整機能を動かしても満足いく音が出なかったのが・・


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ベーシックパッケージとオプション1品の追加と、ドアに片ドア2面の防振を追加しただけで効率が上がって、クリアーかつパワフルなサウンドに生まれ変わって、全てフラットでも十分に音楽が楽しめる様に変わりましたが、更に微調整を行って、これ以上生の音に近づけないという所まで追い込みました。


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ボーズセンターパイロットやボーズオーディオパイロットの機能は、ぱっと聴き音が良くなった様に感じますが、やはりどこか音を作っていて不自然なので結局使用せず、CX-5のBOSEサウンド車は入庫時に比べたら全く別の音に生まれ変わって納車されました。


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Posted at 2018/06/27 08:34:02 | トラックバック(0) | カーオーディオについて | イベント・キャンペーン
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サウンドピュアディオの井川です。 福岡県・山口県でカーオーディオ専門店を営んでいます。 アーティストとのコラボレーションにより、より生演奏や生の声に...

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