今日ご紹介する1台は、先日の福岡店の作業から、トヨタのカムリです。
トヨタ純正のパネル一体型のナビオーディオを装着した状態で入庫となって、スピーカーとウーファーの取り付けと、ドア防振の作業を行いました。
カムリのフロントドアはエアバックノの圧力センサーが付いているからドア防振が出来ないと言われていますが、圧力センサー付きの車を実際に購入して、それで構造を調べた上で影響を受けない防振方法を考案して、施工しています。
内張り裏には吸音フェルトが貼ってあって、ドアからのロードノイズの進入を防いでいるのですが、それでは不十分なのと、スピーカーの音につられて僅かに鳴ってしまうので、下ごしらえをした後に前後共セメントコーティングを行ないました。
純正の18センチサイズのドアスピーカー部分は、13センチに変換するインナーバッフルを製作して、ピュアディオブランドのZSーLTD15を取り付けました。
グリルの外から薄っすらと黄色いケブラーコーンが見えています。
このZSP-LTD15のLTDはリミテッドを意味していて、15はZSPが発売されて15年目に製作したという意味で、シリーズ初のインナー使用可能モデルで、当初200セット限定の予定が200の追加生産を2回も行って、既に600セットの生産が終わって、450セット以上が世の中に出回っているという、超人気商品となっています。
カムリのシステムでは純正ナビの裏から音信号を取り出して、ピュアディオブランドのPSTケーブルでトランクまで送っています。
トランク内にはベーシックパスシステムのウーファーボックスとJBLのモノラルパワーアンプが付いていて、そこまでPSTケーブルで低ロスで音を送って、力強い低音を再生しています。
JBLの25センチの薄型ウーファーはトランクスルーの背中の部分に取り付けていて、通常はリアシートを通して低音を聴いていて、後部座席に人を乗せない時はダイレクトに低音を聴く事も可能にしてあります。
高音を再生するツイーターはダッシュ上にピュアディオブランドのATX-25ツイーターを取り付けていて、ダッシュの上にカバーが敷いてあるので、通常の音の反射が多いダッシュと違って静かなのですが、音がやや吸われる傾向にあります。
そこでトランクルームに取り付けたピュアコンの値を通常とは変えて、ツイーターの周波数レンジを広げてみたり、逆にミッドの上限周波数を上げたりして音の調整を行いました。
結果的にはどちらか片方を広げてもバランスが悪く、ツイーターの下限周波数を若干伸ばして、ミッドの上限周波数を若干上げて、それをピュアコンのパーツを交換して何度か微妙に調整したら、ピッタリはまるポイントが見つかりました。
トランクの中は交換したパーツで散らかっていますが、最終的な1品だけを取り付けて、上にカバーを付けて見えない様にします。
ナビオーディオ側の調整ではバス。ミッド・トレブルのどれかを1クリック動かしても音が本来の音色から変わってしまうのでセンターのままで、リアドアの純正スピーカーが効率が高すぎて耳に入って来るのでフェダーで下げて、絶妙なバランスの音に仕上げました。
ナビオーディオによってトーンを動かしてもレベルだけ変わって音色は変わらない物もあるので、全ての機器にはまる調整方法ではありませんが、生演奏や生声に対して正確な音に合わせるというのが、サウンドピュアディオの手法です。
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