今日ご紹介する1台は、昨日の福岡店の音調整から、トヨタのアルファードです。
トヨタ純正のJBLサウンド仕様車で、車両の多チャンネルアンプから帯域制限した音信号が各スピーカーに送られているお車です。
それにプラスしてインピーダンスも特殊で、普通は手を入れられないと言われていますが、そこはピュアディオのピュアコンを使ったインピーダンス変換技術で音を改善して行きます。
前回は4枚のドアの防振作業をお届け致しましたが、今回はウーファーとツイーター部分の改善で、アルファードのお客様はバスがフルに上がるまで低音を上げておられて、実際には音漏れなどもあってこれでも満足出来ない状態だったと思われます。
4つのドアの2層の防振に加えて、リアのハッチに付いているウーファーを鳴らなくして・・
ラゲッジの床に以前乗られていたお車でお使いだったMOMOの25センチウーファーと、ロックフォードのパワーアンプを取り付けて、レスポンスの良い低音を再生させました。
これまで高音はダッシュの先端にあるスコーカーサイズのコアキシャルスピーカーのツイーターで鳴らしていましたが、中音は純正スピーカーで鳴らして、高音は独立したツイーターで鳴らして、完全なフロント3WAYで、リアのウーファーを加えて車1台で4WAY構成となりました。
こちらのツイーターは以前乗られていたお車で使われていたJBLのP560のツイーターで、アルファードのJBL仕様での組み合わせは初めてだったので、ワンオフでピュアコンを製作しました。
通常のP560ツイーター用のピュアコンで一度音を鳴らしてみて、そこから値をあれこれ変えて、低インピーダンスで合う様にカスタマイズして行きました。
一度鳴らして音を聴いて、また中をいじっては交換してを何度も繰り返して、聴感上のフラットになる様に仕様を変えて行きました。
ダッシュの中央の先端にはセンタースピーカーが付いていて、ステレオ感の足りない部分を補っていましたが、後付けツイーターでステレオ感が増した分、アッテネーター回路で徐々にレベルを下げて行って、ちょうどバランスの良い値を探りました。
全ての値が決まって、最後にバス・ミッド・トレブルとフェダーの調整を行ったら音調整は終わります。
最初はあれだけ物足らなかった低音も、防振の効果と後付けのウーファーに替えた恩恵で、センターから1クリック下げたところがスタジオレベルのフラットになり、大幅な改善になった事が分かります。
今回の取付はツイーターとウーファーとアンプは、以前乗られていたお車からの移設で澄んだので、音質アップ度合いに比べたらかなりリーズナブルな料金で仕上がっています。
Posted at 2022/02/20 10:15:55 |
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