今日ご紹介する1台は、現在の宇部店の作業で、三菱のデリカミニの作業の続きです。
ドア4枚の防振作業が終わって、内張を組み付ければ見た目はこれまでと同じですが、前2層の後ろ1層の防振でドアの改変音も上質に変わって、プレミアムなデリカミニになりました。
ダッシュの上にはスタンドで適切な仰角振り角を付けて、JBLのP560Cの26ミリの外ドームタイプのツイーターを取り付けています。
純正のドアミラー裏のツイーターは、場所がリスナーに近いので圧迫感があって、更に内ドーム構造で指向性が強いのを、前にプラスチックのパーツを付けて拡散させて広げているので、元から外ドームのツイーターに比べると音の滑らかさが違います。
それだけ外ドームツイーターの方がコストがかかるから普通は使わないという事でしょう。
もう1つ音の決め手はグローブボックス下に取り付けたピュアコンで、ドアの16センチスピーカーは何も回路を通さずにダイレクトで鳴らしているので不得意な高音域まで鳴らしていて、そこをピュアコンでカットして得意な中高音のみを鳴らす様にして、ツイーターは純正では裏に付いている小さなフィルターで中低音が入らない様にしてあるのを、ブラックボックスの中の高価なパーツで上質な高音だけを取り出して、高音質再生を可能にしています。
またトレードインスピーカーなどに付いているスピーカーケーブルに比べたら上質で音にクセの無い物を使用していて、トータルで生音・生声に近くなる様にしてあります。
全ての結線が終わって音が鳴る様になったらカーポート下でエンジンをかけて、ディーラー装着のストラーダの電源を入れて、音調整に入ります。
ストラーダは最初から各スピーカーに100センチのディレイがかかっているので、それを全てゼロにしてから調整に入ります。
このストラーダでは騒音対応という機能があって、最初から聴き難い音域を強調してあって、最初にこれをどのレベルで使うかを決めてからイコライザー調整に入ります。
騒音対応の部分もイコライザーの様なものなので、2つを交互に調整しながら、トータルで聴感上のフラットになる様に音を合わせて行きます。
自社でデリカミニのデモカーを持っていて事前に実験しているので、そこを基準にすれば音調整は早いのですが、それでもツイーターとナビの銘柄が違うので、その差を考慮して音を追い込んでいます。
デリカミニは今日の夕方が納車なので、これからもっと調整を煮詰めていってから納車の準備に入ります。
Posted at 2025/10/09 10:24:18 |
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