今日ご紹介する1台は、昨日の福岡店の完成車から、ホンダのCR-Vです。
ホンダ純正のギャザーズのナビオーディオが装着された状態で入庫となって、ベーシックパッケージの取付と、ベーシック防振の施工のWパッケージの作業をされているところからの、システムアップの作業で入庫となりました。
防振が鉄板裏だけだったのにプラスして、内張のセメントコーティングを行うためにマスキングして、ツルツルの表面に粗目を付ける下処理を行ってからコーティング剤を塗ります。
規則性を持たないランダムに厚い薄いを作りながら塗って、時間をかけて乾燥させた後にドアに組み付けます。
ドアに付いていたホンダ純正の16センチスピーカーは、13センチサイズのピュアディオブランドのZSPLTD15をインナーバッフルを製作して取り付けて、グリルのなからZSP独自の黄色いケブラーコーンが見えています。
ダッシュの上のツイーターは最初はATX25だったのを、周波数レンジが広くて能率が高いJBLの508GTIのツイーターに交換しました。
グローブボックス下のピュアコンはツイーターとドアスピーカーの交換でフルに替えて、この方式のCR-Vは純正のツイーターとドアスピーカーが別なアンプで鳴っているマルチアンプ方式なので、ツイーターにブラックボックスを、ZSPにはベークライト板付のコイルとSSFを別々に配線して、いつもとは違う方法で結線しています。
そのため音調整にはかなりの時間がかかって、ブラックボックスは6個目で適正に当り、コイルは5個目でSSFは3個目で適正に当り、組み合わせで言うと6×5×3の90種類で、全ての組み合わせを聴いていないにしても、40種類ぐらいの組み合わせを聴いて比較して、最も生音・生声に近い組み合わせを選びました。
おそらくこれから先の車はこういったパターンが増えて来るので、固定した値のコイルやコンデンサを使ったネットワークを使ったスピーカーでは、トーンコントロールやイコライザーを大きく動かして荒い音になってしまうので、コイルやコンデンサの値を微妙に変えてトーンやイコライザーは最小限にしか動かさなくて、滑らかな音を再生させるピュアコン方式の需要は増えてくるでしょう。
自分の調整用CDとお客様のSDカードの音源とFMラジオを使って音調整を行って、自分が2回お会いした事がある女性ボーカルの方の楽曲が入っていて、実際に生の声を聞いた時の事を思い出しながら調整を行いました。
イコライザーはプラスに2カ所1クリックと、マイナス方向に2カ所1クリック動かしたところで終了して、お客様に納車致しました。
マルチアンプの複雑な方式でも、ピュアディオの分割式パッシブネットワークのピュアコンで、その車に最も適したシステムを完成させる事が出来ました。
Posted at 2025/12/01 09:52:27 |
トラックバック(0) |
カーオーディオについて | イベント・キャンペーン