今日ご紹介する1台は、昨日の福岡店の完成車から、フォルクスワーゲンのザ・ビートルです。
純正の標準装着のクラリオンのナビオーディオ付きのお車に、ベーシックパッケージの取付と、ベーシック防振の施工のWパッケージの作業を行いました。
ザ・ビートルのスピーカーはドアに16センチの丸形に、ドアミラー裏のツイーターの2WAY構成で、
ミラー裏のツイーターを鳴らなくして、ダッシュ上にスタンドを使ってJBLの508GTIのツイーターを取り付けてグレードアップしています。
このJBLのツイーターはピュアディオブランドのATXー25とATXー30の中間よりやや30寄りぐらいのグレードで、一時期入荷が無かったのが最近復活しています。
ドアスピーカーは純正をそのまま使いますが、ドア内の外板裏の鉄板に4種類の共振点の違う防振材を貼り合わせて、ドアスピーカーの残響を落としてレスポンスの良い低音に改善しています。
純正の2WAYではドアスピーカーは高音まで垂れ流しで、ツイーターは小さなコンデンサ1個で中音域から下が入らない様にしている『あやふや』な状態で、ナビの中の機能で勢いを付けてこもって聴こえない様になっていたところを、ピュアコンを使ってぴしっと音域分けを行ってクリアーに聴こえる様に改善しました。
ブラックボックス2個に後付けコイル2個の標準の4ピース構成に、オプションのSSFを加えた6ピース構成で音を細かく調整していきます。
最初に入っていたドルビー・ボリュームが特定の周波数を強く出していたので、これを切るとフラットよりもやや出にくい音域が出来ている、いわゆるスピーカーにクセが付いている状態だったので・・
20Hzから20KHzまでの音域が均等に入ったテスト信号を一定時間鳴らして、それで純正スピーカーをリフレッシュしてから調整に入りました。
ブラックボックスは5個目で、SSFも5個目で、コイルは2個目でピーク値に辿り着いて、5×5×2で50通りの組み合わせパターンが出来ますが、50種類全部は聴いていませんが、半分ぐらいの組み合わせを実際に聴いて音決めを行っています。
イコライザーは2カ所1クリックづつ動かした所で生音・生声に一番近いと感じて、そこで音調整を終了しました。
ベーシックパッケージは簡単なシステムと思われていますが、実際には多くのボーカリストの声をFM番組の制作時に聞いて頭に焼き付けているからの目利き的なチューニングで音を追い込んでいます。
個性的なデザインのザ・ビートルが、カーオーディオの音がアップして、更に特別な一台へと変わりました。
Posted at 2025/12/06 10:34:37 |
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