今日ご紹介する1台は、現在の福岡店の作業から、ボルボのXC60です。
専用パネルのディスプレイオーディオ付きのお車にベーシックパッケージの取付を行いました。
ドア下部に16センチウーファーで、ドア上部に中高音を鳴らすスコーカー付きの2WAYに、センタースピーカーが付いたハーマン・カードンのプレミアムサウンド付きのお車へのパッケージの開発を行います。
センターコンソール横のカバーを外して、車両アンプから音信号をとドアスピーカーへ行く配線を探し出して、グローブボックス下へ送ります。
グローブボックス下には比重が高くて厚いMDF板を敷いて、その上にピュアコンを取り付けてドアスピーカーと後付けツイーターに音信号を送ります。
車輛アンプからピュアコンへと、ピュアコンからドアスピーカーまではピュアディオブランドのPSTケーブルを使用して、ピュアコンからツイーターへはPSTケーブルでも色が濃い高音域専用タイプを使用しています。
ツイーターはピュアディオブランドのATXー30Jで、スタンドを使って適切な仰角・振り角を付けて、見晴らしの良い場所から外ドームの拡散するタイプの構造で上質な高音を拡散させています。
初めてのパターンだったために時間をかけてピュアコンの組み合わせを探って、ブラックボックス6個目でコイルは4個目で適正な値に辿り着き、以前ボルボV90のハーマン・カードンのシステムに対応した事があるので、その近似値から辿り着いたので6×4の24パターンの中から探し出して、当初の予定よりは早くピーク値に辿り着けました。
イコライザーは固定されたパターンが3つとカスタムが一つで、クリアーの設定が一番良く聴こえたのですが、そこから改善して最も生音・生声に聴こえるパターンを探して、音調整を終了しました。
自動車メーカーがお勧めのプレミアムサウンドでも、そこは量産している製品なので満足出来ない方が多く、少量生産の優れたツイーターと、現在のベーシック用のコイルは後付けとブラックボックス内で4つのコイルを空のボビンに一から手巻きをしており、量産品では絶対に出せない細かな音の表現が出来る様になっています。
ボルボXC60は真のプレミアムサウンド車に仕上がりました。
Posted at 2025/12/21 10:09:43 |
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