今日ご紹介する1台は昨日の宇部店の作業からマツダのCX-3です。
ベーシックパッケージの取り付けと前後ドアのベーシック防振の施工で入庫となって、午前10時預かりの午後6時納車の日帰りで作業を行いました。
まずはフロントドアを開けてベーシック防振を行います。
CX-3や現行デミオはフロントドアの作りがドイツ車ぽく出来ているので通常のベーシック防振とは施工方法が違います。
外板裏の何も貼ってない部分に防振マットと防振メタルを組み合わせて貼って・・
サービスホールのプラスチックの部分にメタルを貼って響きを抑えます。
最後にドアポケットの内側にもメタルを貼って合計3面に少しづつ防振を行うゴルフⅦと同じ方式の防振を施工しました。
今回はリアドアも防振して、こちらは現行デミオ同様に外板裏の響きが大きかったので鉄板面に防振メタルと防振マットを合わせて8枚貼り、響きはガッツリ減りました。
続いてはベーシックパッケージの取り付けで、いつも見慣れたマツダコネクトも今回は・・
スピーカーグリルに『BOSE』のマークの付いたボーズサウンドシステム車です。
ドアスピーカーとツイーターは別アンプで鳴っており、更に両方に周波数幅を制限する回路が入っています。
これまでアテンザ・CX-5・アクセラとBOSE仕様車のベーシックパッケージを開発して来ましたがそのどれにも当てはまらない構成で、一番似ていたのが先代のアクセラのBOSE車でしたがそれも合わずで、結局一から開発を行いました。
通常はBOSE車だと中高音用のスコーカーの付いている場所は丸型の普通のツイーターで・・
その横にスタンドを使ってピュアディオブランドのATX-25のツイーターを取り付けました。
普通はダッシュ上のツイーターは配線を外して鳴らない様にするだけですが、CX-3やデミオのツイーターは磁力が強くて後付けツイーターに影響を及ぼすので中身は外してあります。
ピュアコンのブラックボックスはCX-3のBOSE用に専用設計で作っていて、坂口君と二人で左右別々に作って車両に取り付けて試聴して、外して次のユニットを組み立ててを繰り返して音を追い込みました。
そして最も音が自然なユニットが出来たのでそこで最終的に組み込みました。
最後は音を出してバス・トレブルとフェダーの調整を行って音を整えます。
当初の予定よりも1時間遅れてしまいましたが、お客様が不満だったCX-3のBOSE仕様車の音が夢の様にクリアーで立体的になりました。
今回のCX-3のお客様は山口県の隣の広島県からわざわざお越し頂いています。
遠方よりのご来店ありがとうございました。
Posted at 2015/05/31 19:28:44 |
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