CX-3は全車マツダコネクト付きで、オーディオは標準仕様とBOSE仕様があって、今回は標準仕様のお車にスピーカーの取り付けや防振作業を行ないました。
ベーシックパッケージでは純正の16センチドアスピーカーはそのまま使用しますが、今回は取り外して、車内からピュアディオブランドのSPTケーブルを通して来て、別な13センチスピーカーを取り付けます。
CX-3はドア内はサービスホールがインナーパネルで覆われていて、一度パネルを取り外して外板裏にベーシック防振の施工を行い、インナーパネルのプラスチックの響きを抑えるために響きの中心2ヶ所に防振メタルを貼り付けました。
外した内張りにはセメントコーティングの施工を行い、薄いプラスチックの響きを抑えますが、ちょうどコーティング材が紫から薄い茶色に化学変化で変わる場面を撮影する事が出来ました。
現在ピュアディオ推奨の13センチミッドはかなり入手が困難な状態で、「クセの少ない普及価格のユニットはこんなに手に入らないのか?」と、いつも頭を悩ませていますが、今回運良く508のミッドを入手出来ました。
ツイーターはダッシュにピュアディオブランドのATX-25を取り付けて、お客様が純正ツイーターの部分にデミオのベースモデルのカバーを持って来られたので、ツイーターグリルを外してカバーを取り付けています。
純正アンプからグローブボックス下のピュアコンまでPSTケーブルを引いて来て、全ての桔線が終わったら、音楽を鳴らして音調整を行います。
自分の調整用CDの他にお客様のUSB音源から角松敏生さんの楽曲を再生して、生音に近くなる様にセッティングしました。
同じト東京タワーでも12インチバージョンとアルバムバージョンで音の傾向が違い、アルバムバージョンの方がご本人の声に近く、12インチバージョンはかなり勢いが付けてあったので、それはそういうものだという考えで、アルバムをベースにセッティングを終えました。
音の微調整のために交換するパーツは棚にドッサリあって、何度も交換して生音に近づけます。
数百種類が常にストックしてあって、それでも当てはまらなければ、新たに無い規格値を作って、それが当てはまれば2店舗にストックします。
表にするとかなりの種類があって、最も合う値を常に探しています。
音が決まった後にマツダコネクトの調整画面を見ると、フェダーは僅かに動かしたものの、バス・トレブルはセンターが一番生音に近く聴こえて、微妙なズレは全てピュアコン側で調整しています。
どこが合っているかとか、生音に近いかという基準は、これまで多くの音楽アーティストにお会いして来て生声や生の楽器の音を聴いて、それを基準にしていて、CX-3のお客様は自分が角松敏生さんにお会いして生声を知っているという事を知られて、三重県の鈴鹿市から起こし頂きました。
音楽番組の製作を通じて角松さんとは長い時間お話した事があって、その事をブログで読まれて、それでこの店でという事でピュアディオ宇部店を選んで頂きました。
先週来店されてお車を預けられて、この週末に再び取りにみえられますが、確か6県かぐらいを越えて来店されると思います。
メジャーレーベルの音楽業界とつながって生音や生声を正確にという店が他に存在しないので、わざわざ遠方から来店して頂いていますが、その遠い道程の苦にならない様に、最高のセッティッグでお応え出来る様、日々精進すりと共に、遠方よりのご来店を感謝しております。
追伸
このブログを書き込んだ後にCX-3のお客様がみえて、試聴された後で、ZSP-LTD15を付けた状態で一度聴いてみましょうというお話になって、ユニットを取り替えて再び試聴を致しました。
「音はこちらの方が明らかに良いし、遠くからなのでもう次に来るのは大変だから、これにしましょう!」という事で、スピーカーを入れ替えた状態で納車となりました。
今日ご紹介する1台は、現在の福岡店の作業から、マツダのロードスターです。
メタルトップのRFで、RFは初めての入庫となって、ベーシックパッケージの取り付けと、ベーシック防振の施工と、セメントコーティングの施工のトリプルパッケージの作業を行ないました。
ロードスターRFは全車マツダコネクト付きのお車で、BOSEサウンドシステム付です。
ヘッドレスト横にBOSEのエンブレムが付いていて、そこでプレミアムサウンド車だと分かります。
ドアスピーカーはCX-3のBOSEサウンド車と同じ物が使われている様に見えました。
ドア内はサービスホールが塞がっていて、密閉度が高いので内側はそのままに、ドアの外板と内張り裏に防振を加えました。
何も貼ってない鉄板裏に防振メタルと防振マットを貼り合わせて、スピーカーのエネルギーが外に漏れるのを防ぎます。
ツルツルの表面の内張り裏は機械を使って粗目を付けて、剥がれ落ちない様にしてからセメントコーティングを行います。
厚い薄いをランダムに作って、振動が通過しない様に塗り込みます。
これは塗って直ぐの写真なのでコーティング材がかなり青みがかっていて、乾燥するとともにどんどん茶色っぽく変化して、強度が増してきます。
内張りを組み付ければ見た目は入庫時のままですが、片ドア2面の防振でドアの開閉音が締まって、スピーカーの音も重みが出て、キレが良くなり、余分な残響が抑えられました。
ロードスターの純正ツイーターはピラーに付いていて、仰角も振り角も理想的ではなくて、かなり反れて聴こえるので、ダッシュにスタンドを使って適切な角度を付けて、ピュアディオブランドのATX-25を取り付けました。
この取り付け位置は角度以外のメリットでは、車の鉄からツイーターのマグネットを遠ざける事で、磁力線が曲がらずにスムーズな高音が再生出来るという利点もあって、この位置が定番となっています。
スピーカー周りの環境が整ったら、車両のBOSEアンプから音信号を取り出して来て、グローブボックス下にMDF板を敷いてピュアコンを通して、純正ドアスピーカーと後付けツイーターに分配します。
マツダのBOSE車は通常のピュアコンとは違う値のピュアコンを入れないと音が合わなくて、最初はCX-3のBOSE車用のピュアコンを入れて聴きましたが、何か今一歩だったので、ロードスターのBOSEサウンドに合わせた専用のピュアコンを新たに開発しました。
文章で書けば簡単そうですが、定休日に一人で出て来て、これまでには無い値のブラックボックスをあらかじめ数種類用意して、それをあれこれ交換して最も生音に近い音色が再生出来る物を選んでいます。
ちなみに今回使ったコイルはとても巻き数の少ない物で、空のボビンに一から手作業で巻き上げて作っています。
ピュアコンの値が決まったら次はマツダコネクトの音調整を行います。
BOSEオーディオパイロットという位相を操作する機能が付いていて、ノーマル状態だとここをオンにすると音が良く聴こえますが、音を改善した後は音がわざとらしくなるので、ここはオフにしました。
またヘッドレストに仕込まれているスピーカーは標準仕様ではフェダーで絞った方が音が良かったのが、BOSE車では鳴らした方が音が良いと、逆の現象が起きました。
それとロードスターはシートとシートの間にCD・DVDプレイヤーが付いており、調整用CDの入れ替えでは前を向いて聴いて、後ろを振り返ってを繰り返して音調整を行いました。
もちろんお客様がお使いのメモリー音原やラジオばどの音も聴いて、総合的に判断して最終的な音決めを行っています。
マツダコネクトでしかもBOSEという限られた条件の中で、ノーマルと比べたらかなりクリアーな中高音で、低音のキレも重みもアップして、個性的なロードスターRFが更に特別な1台に変身しました。
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