週に2度ほど宇部店と福岡店を行き来している井川ですが、今週はいつもと違って日曜日Nボックスに乗って福岡店に行って、その日の夕方には宇部店に帰っていました。
Nボックスは福岡に着いたら直ぐに貸し出しとなって、デイズはそとそろ車検が切れるので、デーラーに出す段取りをしました。
数日前まで店内に入っていたワゴンRは代車から帰っていたので、これに乗って宇部店に帰る事にしました。
金曜日に宇部店から持って来たNワゴンは店内に入っていて、軽自動車の代車が宇部店から福岡店に行って、また帰って来てを繰り返しているので、まるでお手玉かジャグリングの様です。
これまでは福岡店の店内デモカーは右ドア側は乗り込むギリギリのスペースしか空けていませんでしたが、その向こうに左側にあったテーブルを移動して来て・・
ホーム用のスピーカーがある方のテーブルのNワゴンを挟んで分ける様に配置をしています。
日曜日に日帰りで福岡店を往復したので、いつもの様に月曜日の夜に福岡に泊まって、火曜日の昼間に閉まっている福岡店の中で一人で仕事をするというのはありませんでした。
昨日は宇部店にいて、途中で桜の撮影で出かけたものの、後は宇部店の奥の製作室でコイルを巻いていました。
巻いていると言っても実際には左の白いボビンは空の状態から銅線を巻いて行っていますが、ボビンレスの空芯コイルの巻きの多い物は、機械で巻いた物を測定器で測りながらじわじわほどいて行って、目的の値になったらきつく絞めて、インシュロックで固定して目的の値を維持します。
コイルは外付けの物にプラスして、ピュアコンのブラックボックスの中にも入っていて、誰もいない社内では仕事がスイスイと進んで、ブラックボックスが3セット出来た所で日が暮れて、サンセットなりました。
定休日に誰もいない社内で仕事をしている時に、FMラジオの音をマークレビンソンのプリメインアンプと、もう20年ぐらい前の音が素直だった頃のB&Wのスピーカーで聴いてリラックスしていました。
そういえばマークレビンソンのアンプの上にこれまで無かった物が乗っています。
アイコムのIC-705というFMラジオが聴ける無線機です。
これはオーディオスコープという、プロのスタジオでしか見れない様なグラフでFM放送の特性が見れて、自分が生声を知っているパーソナリティーの声がグラフで見れます。
しかも3パターンで別々な見方が出来るというかなり優れ物です。
これは自分が趣味で買った物ですが、これでアマチュア無線で交信したのは1回だけで、後は自宅でFM局のパーソナリティーの声の波形を見ていて、趣味の物というよりは、完全な仕事のネタとなっています。
週末の3月27日の土曜日クロスFMで、12時から13時まではサウンドピュアディオ提供のDEENの池森秀一さんの特別番組が放送されるので、その時に声の波形を見ようと今から仕事場に移動して来ています。
その波形を見るために自宅からディプレクサ―ヤトリプレクサ―を持って来て並べていたら、今朝専務に見られて「こんなに沢山買って無駄使いして!」みたいに言われました。
いえいえ、これは1本の帯域幅の広いアンテナを2台・3台の無線機に繋いだり、帯域の狭いアンテナを2本・3本を1台の無線機に繋ぐための中がコイルとコンデンサが入っている物で、これの組み合わせを変える事によって最も効率の良い送受信が出来るという物で、いわばピュアコンの原型になる物なんです。
形が同じトリプレクサ―でも、あれこれと交換して最も良い組み合わせを探していて、高校生の時は小遣いが少ないから1個買いだったのが、今は完全な大人買です。
無線の周波数はメガヘルツで、オーディオのツイーターとミッドを繋ぐ周波数はキロヘルツで、その差は1000倍ですが、特定の周波数を通して特定の周波数は通さないという部分ではピュアコンと同じ仕組みです。
専務の知っている人に違法な無線を趣味にしていた人が二人いて、それで『無線=無法者=ガラが悪い』というイメージがあって、自分がやっているのは難しい無線工学の試験に受からないと出来ない上級の無線で、それを同等にイメージされていて大変迷惑をしています。
無線の知識があると違法な無線をする人が知恵を借りに来るので、無線はだめ!という事になって、37年も無線から遠ざかっていました。
サウンドピュアディオがどこの店も対応出来ないインピーダンスが違うシステムに対応させる事が出来るのは、上級の無線の知識があるからで、一昨年の9月の千葉の台風があるまでは37年間無線という趣味を封印していたのが、非常時の通信手段として最低限の設備でと始めたのが、かなり凝ってしまいました。
ただ以前からのサウンドピュアディオのお客様だとここ1年以上でこれまで達する事の出来なかった領域の音が表現出来る様になって、それはピュアコンの基礎になっている技術の根源に更に磨きをかけたからで、オーディオの本をいくら読んでも『インピーダンスの整合性を高める』とか、『波長をピッタリ合せる』とか、『複数の周波数に同調させる』とかの欲しい情報は見つからず、無線のコイルとコンデンサの組み合わせの話を、周波数を1000分の1に換算して行うと、もうこれが限界と思っていた領域の、もう少し先にたどり着く事が出来ました。
今日はアメリカのジャズ・フュージョンのミュージシャンで歌手のジョージ・ベンソンさんの誕生日です。
1943年生まれで1954年から活動されているという事で、何と11歳の時に演奏家としてデビューされたそうです。
自分がジョージ・ベンソンさんの楽曲を初めて聴いたのは、1976年に発売されたブリージンで、1979年に車を乗り出してから車内でFM放送で聴きました。
もう何度も書き込んでいるのでご存じの方もあると思いますが、自分が初めて車を買った時には、若者が乗る様な車はAMラジオしか付いていない仕様が当たり前で、オプションか後付けでカセットデッキを付けて音楽を聴くというのが当たり前でした。
自分は変わり者で、アンプ内蔵のカセットデッキを買わずにわざわざセパレート式のアンプと、ボリュームコントロールが付いたFMチューナーを買って、前後2WAYのスピーカーで音楽を聴くという風変わりな聴き方をしていました。
FMチューナーなので直ぐに自分の好きな曲が聴ける訳ではなく、NHK・FMとFM福岡を交互に聴いて、「何かいい曲が流れないかな?」と聴いていたら、たまにNHK・FMで洋楽の1アーティストを特集している事があって、そんな時は家に帰るのにわざわざ電波状況の良い場所を遠回りして帰っていました。
そんなある日ジョージ・ベンソンさんの特集の日があって、『ブリージン』とか『ギブ・ミー・ザ・ナイト』などに聴き耳を立てていました。
その後『ターン・ユア・ラブ・アラウンド』という曲が日本でホームオーディオのコマーシャルソングとして使われて、海外ではあまりヒットしなかったものの、日本ではディスコなどで多く流されていました。
その頃に仕事で1日だけホームオーディオの売り場にヘルパーとして立たされた事があって、朝から晩までターン・ユア・ラブ・アラウンドが流れていて、家に帰っても無音なのに頭の中で聴こえる様な気がしていました。
だからといってその曲が嫌いになった訳ではなくて、今でもたまに聴きたくなります。
今日はジョージ・ベンソンさんの誕生日なので、FMラジオで流れているのが、自然と耳に入って来ました。
そのジョージ・ベンソンさんの『ターン・ユア・ラブ・アラウンド』ですが、イースト・エンド×YURIさんの『DA・YO・NE』のバックトラックとして使われていて、当時来日した作曲者のビル・チャンプリンさんが偶然これを耳にして、レコード会社に異議を申し立てたそうです。
後日使用料をチャンプリン氏に支払うという事で和解が成立したそうです。
その後DA・YO・NEの地方版が多く作られて、それらはきちんと使用料を払っていたのでしょうか?
近い所だと博多弁バージョンのSO・TAIがあって、男性が博多華丸さんで、女性は板谷由夏さんでした。
今日ご紹介する1台は、昨日の福岡店の作業から、トヨタのカローラツーリングです。
全車ディスプレイオーディオ付きのお車で、発売当時はCDプレイヤーの設定がありませんでしたが、途中からCD付きの設定が出来て、こちらのお車はCD・DVDプレイヤー付のお車にベーシックパッケージの取付を行いました。
実はプレイヤー付かそうでないかで、微妙にオーディオの音に差があって、現在1台1台音を確信しながらその差異に合わせてピュアコンの数値を選んでいます。
ダッシュには純正ツイーターが付いていて、ドアの16センチスピーカーとの組み合わせで2WAY構成になっていますが、ツイーターの向きが上を向いていて、ガラスの反射を受けるので純正のツイーター位置は使いません。
グリルの前の一番端にスタンドを使って、ピュアディオブランドのATXー25ツイーターを取り付けて、反射の無い理想的な向きで高音を再生させます。
ドアのスピーカーは純正の16センチをそのまま使用しています。
一般的にカーオーディオではドアスピーカーは純正スピーカーから交換しないと音が良くならないという話が常態化していますが、実際にはPA無しの生演奏やボーカリスト本人の生声を聴くと、トレードインスピーカーと呼ばれている物のほとんどは音にクセを付けていて、どこかの音域を強くしたり弱くしたりしてメリハリを付けていて、本来の音楽やボーカリストの声から遠ざかっていて、逆にこもってハッキリ聴こえない純正スピーカーの音を改善した方が生音に近くなると分かって、2007年ぐらいから国産のトレードインスピーカーの販売をやめています。
この純正スピーカーの方が工夫したらトレードインスピーカーよりも音が良くなるという手法は、1990年代にあるお医者様が来店された事がきっかけで、まだ自分も純正スピーカーは音が悪いから交換しなくてはいけないと思っていた時に、「本当に純正スピーカーでは良い音が出ないのですが?」、「それは調べてから言われているのですか?」とか、「それを数値で証明できるのですか?」と聞かれて答えようがありませんでした。
自分も業界全体が『純正スピーカーは音が悪いから交換しないといけない』という方向に行っていたので、それをわざわざ実験する必要も感じていなくて、そのままメーカーの言う事を鵜呑みにして販売していました。
そのお医者様の言われるには「医学の世界では根拠もなく噂話でみんながこう言っているからこうだという話は通用しなくて、きちんと根拠を示さないと患者さんや患者さんの家族を納得させる事は出来ない。」というお話をされました。
実際に純正スピーカーは何故音が悪く聴こえるのか? それは何かで改善する事は出来ないのか? を試してみたら、音が悪く聴こえる部分を改善出来て、更にトレードインスピーカーのクセの方が耳に付いて、「これは純正を活かした方が本来の音楽に近くなる!」という答えにたどり着きました。
その時の自分の根拠を示さずにトレードインスピーカーを販売しようとした自分に指摘をされたお医者様の事は20年以上経った今でも忘れる事はありません。
ベーシックパッケージがもう一つトレードインスピーカーより優れているのが、音信号を純正オーディオの根元から取り出して、太くて純度の高いピュアディオブランドのPSTケーブルで取り出して送っている所です。
なかなか手間がかかりますが、音の新鮮さを失わないためにこの手法を取っています。
取り出した音信号はグローブボックスしたまで送って、比重の高いMDF板を敷いて、その上にピュアコンのブラックボックスと後付けコイルを取り付けました。
横に白いラベルが貼ってあるのがRRタイプという、標準よいりも4400円高いモデルで、パーツが高い分ほど高音の粒立ちが滑らかなのですが、その下にAというラベルが貼ってあって、これはディスプレイオーディオに対応したモデルという事を示しています。
当初はこれまでの標準よりクラスが上のRRタイプをディスプレイオーディオの対応としてしていましたが、ディスプレイオーディオの特性を考えて更に工程を見直した『Aモデル』という、音のギラつきを防ぐモデルを開発しています。
カローラツーリングのディスプレイオーディオでプレイヤー付のモデル専用の値のピュアコンを取り付けて、低音は強めに聴こえたので、3トーンのバスを1クリック下げて聴く様にしました。
そしてリアドアのスピーカーのレベルをフェダーの機能を使って調整して、全ての作業は終わりました。
防振のある無しと、防振の面が1面か2面か3面で前後のフェダーの調整を変えて、音質と量感のバランスを最も良い状態に設定して出庫しました。
TS-T730Ⅱ カテゴリ:その他(カテゴリ未設定) 2025/01/07 15:02:47 |
|
映画『シン・ゴジラ』を観て来ました カテゴリ:その他(カテゴリ未設定) 2016/08/16 14:33:11 |
![]() |
ホンダ・ステップワゴン スピーカーの音質アップ カテゴリ:その他(カテゴリ未設定) 2015/11/17 14:55:36 |
![]() |
![]() |
スバル フォレスター ○ |
![]() |
スバル レヴォーグ サウンドピュアディオのデモカースバル・レヴォーグです。 車種別専用設計のベーシックパケ ... |