今朝は宇部市は雨が降っていて、8時台にしては暗い状態です。
宇部店で製作の作業が詰まって来たので今朝は早起きして、ハンダ槽のスイッチを入れて1時間かけて370度になるのを待ちます。
新品のSKY-3やPMBケーブルの焼き入れや、既にお使いのPMBケーブルの末端焼き直しなど、どっさりと置いてあります。
温度が安定するまで他の机で仕事をしようと移動すると、こちらにはこれからチューンするハイローコンバーターとチャンネルディバイダーがあって、これが仕上がらないと次の入庫が出来ない状態です。
この手の仕事は難易度が高くて、自分しか出来ないので、早起きしてチューンして、お客様のお車に装着出来る状態にします。
まあ普通にメーカーから仕入れた商品をそのまま取り付ければそんな苦労も無いのですが、出来た音を聴いて、「ここのパーツのグレードがもっと高ければ!」とか、「ここのハンダがもっと純度の高い物だと音が正確なのに!」とか、1990年代はそんな後悔ばかりだったので、2001年のピュアディオブランドのスタートから手を入れて元の音楽の形に近くするという作業を始めています。
ただ1980年代や1990年代の前半は丁寧な仕事でチューンの必要が無い物も多く、1990年代の終わりぐらいからアメリカやヨーロッパブランドでもアジアの国で安く大量生産した物ばかりで、2000年代になってからはチューンしないと仕上がりでストレスを感じる物ばかりになりました。
2001年のピュアディオブランドスタートというか、ZSP-MID発売20周年を記念したピュアコンも作らないといけなくて、現在15年ぐらい使用したZSPに・・
JU60用の改良版ピュアコンを製作しています。
もう1台は1発売初期の20年弱使用しモデル用の・・
B&W用の改良というか、現在のコンディションに合わせた物を製作しています。
佐賀電子という会社がアローラインという矢が上を向いている様なアンテナを販売しています。
軽量で電波も見た目の割には飛ぶので自分も愛用しています。
以前は長いポールの先に付けて、趣味の運用をしていたのですが、この写真では向かい風でアルミのポールが傾いているので、最近はこんなに長く伸ばしては使っていません。
山頂に車で登ったら、マグネット基台で屋根にペタンと付けて、リアの車載アンテナよりも給電点が高いので、メーターが5振るのが2つ上がって7振るという効果があります。
ちなみに上の写真だと車載アンテナで全く聞こえない電波が届くぐらいの差があります。
そんな佐賀電子のアローラインは警察が使っているぐらいシンプルな割に性能が良くて、宇部駅前の交番の上にも付いています。
信号待ちでズームで撮影したら、あれっ?傾いています。
目の錯覚ではないかと思いますが、鳥が飛んでいて当たったのか、それとも止まったら曲がったのか、はたまた台風で曲がったのか、自分でほぼ同じサイズの物を持っているので不思議です。
そういえば昨日新山口駅に行った時に、新山口駅前交番の上を見たら佐賀電子のアローラインが付いていました。
ここもズームして撮影したら・・ あれっ?曲がっています。
ここも大きな鳥か台風かで曲がったのでしょうか。
ちなみに福岡のマンションのベランダにアローラインを付けていて、台風の時は前に付きだしているアームを90度手前に引いて台風を過ごしたのですが、全く曲がっていません。
交番の上は台風がもろに当たるので、それで曲がったのかも知れませんが、受風面積も少ないので曲がらない様な気がします。
もう1つ目の錯覚みたいな話が、この小さなお茶のペットボトルですが、何ミリリットル入りに見えますか?
単品で並べると更に小さく見えて、専務に「何ミリリットルでしょう?」と聞いたら「100ミリリットル。」と答えました。
自分は初めて手にした時に130ミリリットルぐらいかな?と思っていたら・・
何と195ミリリットルもありました!
ちょっと驚きましたが、コーラやサイダーの200ミリのビンからすると小さすぎです。
今日は木曜日で、福岡店は火曜・水曜休みなので1週間の始まりとなります。
宇部店は火曜日のみの休みなので水曜日が1週間の始まりで、昨日の店頭にはピュアディオブランドの20周年記念スピーカーのエンクロージャーが沢山入荷していて、積み上げられていました。
しかし今朝は1個もありません。
昨日の夕方に全てNV200に積んで、現在は福岡店に到着していて、これからエンクロージャーを降ろすところです。
福岡店のピットには現在ポルシェが入庫しているので、その作業が終わったら少しづつ組み立てて行きます。
今回のエンクロージャーは創作家具工房にお願いして作ってもらっていて、昨年の7月から規格が決まるまで10カ月かかって、見た目はJBLの限定モデルとほぼ同等で色合いは濃い目と要望通りの仕上がりになっています。
宇部店から福岡店に行った物があれば、福岡店から戻って来たコンデンサは、工場から出荷された物を1個1個計測してマーキングして宇部店に送られて来ます。
4桁表記のピュアコンは、最初にきちんとした計測を行って、左右がピッタリの物を選んで、値の大きい小さいでどのスピーカーをどの車に取り付けるかの目利きが必要になります。
前回仕入れたコンデンサは1マイクロでも上の方にズレている物が多くて、それでも±5%以内の誤差は問題無いとされているので良品です。
ただ旧B&W系のツイーター用では1マイクロを下回るコンデンサがベストマッチングで、25個仕入れて1個しか見つかりませんでした。
今回の仕入れでは1マイクロ以下が半分あって、これからペアリングしてピュアコンの中に入れます。
1マイクロかその少し上がJU60で使う様になるので、今回のロットは当りが良かったです。
工場でフィルムコンデンサのフィルムを巻き付ける力の強さの僅かな違いで誤差が起こり、でも誤差範囲内の物が出荷されているので不良品ではありませんが、その誤差の範囲の中の値の違いで微細な音の調整を行っているので、それなりの数を何回かに分けて仕入れないと選別が出来ません。
ペアリングする前に細かく数字が書き込まれた引き出しに入れて、欲しい値を取り出してから組み込みます。
当然B&WとJU60に使えない値の物が沢山出て来て、それは他の値のコンデンサと並列接続して、ベーシックパッケージ用として使用します。
並列に繋いだ後に10本の放熱クリップを挟んで、コンデンサ側に熱が伝わり難くしてからハンダ付けします。
熱が中のフィルムに伝わると、一時的に値が上昇して、その後で冷えて来ると最初の値を下回る値になってしまいます。
そのため以前は並列接続は音質が悪くなると思い込んでいましたが、今は10本のクリップで素早くハンダ付けして、更に急冷却をかける事によって、目的の値を得ながら高音質を実現しています。
この手間とテクニックが生音・生声と呼んでいるスムースな音の原点となっているのです。
今日は午後から車に乗って山口市の新山口駅に行って来ました。
古い駅舎が何年か前に建て替わって、見る角度によるのか、前のイメージもあって駅という感じがしません。
駅自体がかなり西の方に寄っているのが、更にその西の方の広場にFM山口のサテライトで生放送を行うゼロスタジオがあります。
今日はこのスタジオで夕方放送されているCOZINESSにゲストとして少し喋りました。
パーソナリティーは以前カーオーディオトーキングでお相手頂いていた大和良子さんで、最初に大和さんが付けられたカーオーディオの話を少しして、その後に9月25日に防府市のアスピラートで行われる上妻宏光さんのコンサートの話をしました。
上妻さんと自分の出会いと、それからスポンサーとしてお付き合いが始まった経緯などをお話しました。
聞き逃した方はラジコのタイムフリー機能をつかって、今日のFM山口の16時40分からお聞き頂ければ内容が分かります。
山口県とその近県の方は是非9月25日のコンサートを聴きに来て頂ければと思っています。
追伸
今日ご紹介する1台は、月曜日の宇部店の完成車から、ホンダの新型ヴェゼルです。
この前はドア4枚とリアのハッチの防振をご紹介しましたが、ラゲッジ下と前席・後席のアンダーの防振も行って、車全体の静粛性を上げました。
フロントドアにはベーシック防振とセメントコーティングにプラスして、サービスホールを塞ぐ防振も行って、方ドア3層のフル防振の状態にしました。
ドアの表面にはアウター・スラントのバッフルを製作して、JBLのP550のミッドを取り付けました。
2台前のお車から移設し続けられていて、もう12・3年使用されていますが、アウターバッフルで使用した方がインナーバッフルで使用するよりもユニットに負担が少なく、今でもコンディション良くなってくれています。
シルバーのグリルが少し擦って汚れがあったので、JBLマークをマスキングしてブラックに塗装したら、まるで新品というか、JBLもこの色で販売した方が良かったのでは?という様ないい仕上がりになりました。
ダッシュの上にはスタンドを使ってJBLの508GTIのツイーターを取り付けて、ピラーの根元までピュアディオブランドの高音重視のPSTケーブルをひいてきています。
ドアのP550のミッドに対して、ツイーターのグレードを上げるというのが当時は物凄く多くて、508GTIのミッドはハイパワーに耐える様にしてあったので、能率が低くて内蔵アンプで鳴らすには難があって、能率の高いPシリーズのミッドにグレードの高いGTIのツイーターの組み合わせが流行りました。
PシリーズはP52・P550・P560と3代続いて、PシリーズのミッドとGTIツイーターの組み合わせは500台ぐらいの車に取り付けたという、大人気の組み合わせでした。
そんなJBLの異色2WAYをグローブボックス下に取り付けた合計10ピース構成のピュアコンで分配して鳴らして、使い込んだユニットに合わせた値で、新品当時の音色以上のクオリティーで音楽を再生させます。
ピュアコンの値で音を追い込んだ後には、楽ナビのイコライザー調整で、更に細かく調整を行います。
タイムアライメントなどの音を造作する機能は全てオフにして、最も生音・生声に近いセッティングを行います。
中高音は全てフラットで鳴らして、低音域に強い部分が2カ所あったので1クリックづつ下げて、聴感上のフラットになったので調整を終了しました。
月曜日にギリギリ調整が終わったので、本日点検・清掃を行って、お客様に納車致します。
TS-T730Ⅱ カテゴリ:その他(カテゴリ未設定) 2025/01/07 15:02:47 |
|
映画『シン・ゴジラ』を観て来ました カテゴリ:その他(カテゴリ未設定) 2016/08/16 14:33:11 |
![]() |
ホンダ・ステップワゴン スピーカーの音質アップ カテゴリ:その他(カテゴリ未設定) 2015/11/17 14:55:36 |
![]() |
![]() |
スバル フォレスター ○ |
![]() |
スバル レヴォーグ サウンドピュアディオのデモカースバル・レヴォーグです。 車種別専用設計のベーシックパケ ... |