今日ご紹介する1台は、昨日の福岡店の作業から、ホンダのN‐VANです。
ケンウッドのフローティングタイプの大画面ナビを装着した状態で入庫となって、ベーシックパッケージの取り付けと、ベーシック防振の施工のWパッケージの作業を行いました。
ベーシックなのでドアスピーカーは純正の16センチをそのまま使用して、何も貼ってないドアの外板裏に4種類の共振点の違う防振材を貼り合わせてドアの響きをコントロールします。
今回使用するツイーターはJBLのP560Cで、ダッシュにスタンドを使って適切な仰角・振り角を付けてセットしています。
以前はこの手の取り付けは業界全体としては少なかったのですが、最近大手メーカーさんも仰角・振り角に注目してきていて、やっと時代がピュアディオの考えに追いついて来た感じです。
元々フルレンジのスピーカーを2WAY化するのはグローブボックス下のピュアコンで、純白のボビンにピンクのラベルの井川が一から手巻きしたコイルに加えて、最近ではブラックボックス内に入っているコイルまで一から手巻きしてみたら、不思議と音質が上がったので、合計4個のコイルを手巻きした超高音質バージョンのピュアコンになっています。
ピュアコンのブラックボックスは現在の福岡店にはこれだけのラインナップが並んでいて、微妙に周波数レンジとインピーダンスとツイーターレベルが変えてあって、半年前に中のコイルは全て手巻きに変えたので、とんでもない時間をかけて入れ替えを行いました。
ドアの形状は先代のNボックスと似ているので、まずはNボックス用の値を入れてみたのですが、グリルの抜けが違うので、コイルもブラックボックスも値を変えて最も生音・生声に近い組み合わせを探しました。
先代N‐BOXの値からスタートして、ブラックボックスは5個目とコイルは3個目で最も良い状態になったので、そこで値を固定しました。
最初は中高域を上げてK2テクノロジーをオンにしないと物足りなく聴こえていたのが・・
最終的には中音域と低音域を1か所づつ下げて、K2オフで最も良い音になりました。
N‐VANのお客様は最初は低音の量ばかり出ていて、「どうなるんだろう?」と心配されていた様ですが、全ての音域が均等に聴こえて、自然で疲れなくてそれでいて気持ち良くスパッ!と再生するドアスピーカーに生まれ変わりました。
ブログのタイトルが『スピーカーの音質アップ』と書いてあるのは、音がこもって低音ばかり出ているのを、ピュアコンと防振の効果で鳴りを変えているので、それで『スピーカーの音質アップ』としています。
N‐VANのお客様には大変満足して頂きました。
Posted at 2024/11/30 10:10:08 |
トラックバック(0) |
カーオーディオについて | イベント・キャンペーン