2025年10月12日(日)、家族4人で富山県立山町の黒部ダムへと出かけてきました。
当日は午前2時に自宅を出発。何度かの休息を挟みつつ、7時半頃に黒部ダムへの最寄りとなる長野県大町市の扇沢駅へと到着しました。
場所はこちら。

※地理院地図(電子国土Web)に加筆。
扇沢駅からは、電気バスに乗って関電トンネル(延長:5,430.6m)を通り抜け黒部ダムへと向かいます。電気バスは黒部ダムへと向かう唯一の交通手段のためにやはり混雑していて、結局、9時発の便まで順番待ちすることになりました。
9時にようやく扇沢駅を出発。長大トンネルの中を走るバスに揺られること約15分、黒部ダム駅に到着です。
駅からダムまでは、トンネル内を徒歩で進みます。
自宅を出発してから約7時間半、やっと黒部ダムに到着しました。このダムを訪れるのは、母・姉・私は2度目ですが、弟は初めてになります。
黒部ダム周辺の地形図です。

※地理院地図(電子国土Web)に加筆。
背後の山の斜面には、巨大なコンクリート構造物が聳え立っています。ダム建設時の遺構でしょうか。
ダム周辺の山の斜面は、補強のためか相当な高さまでコンクリートで固められています。
ダム湖を眺めています。穏やかな天気だったので、湖面も凪いでいます。
ダム堰堤から放水を眺めます。この放水は、黒部渓谷の景観維持のために実施されている「観光放水」だそうで、毎秒10トン以上を放水しているそうです。
ふたたび黒部ダム駅側を振り返っています。扇沢駅からのトンネルが貫通する山は巨大な岩山ですね。
反対側からも放水を覗き込んでみます。
ダム堰堤を反対側まで歩き通して、富山側にあるケーブルカーの駅「黒部湖駅」前へとやって来ました。団体客が多くて、なかなか混雑しています。
黒部湖駅前からは、黒部川上流方向へと延びるトンネルを進んでいきます。
トンネルの湖畔側の坑口は、車両が曲がりやすいようにカーブが付けられています。珍しい構造ですね。
吊り橋が見えてきました。
橋の名称は「かんぱ谷橋」とあります。すでに母が渡っていってしまっているので、私も橋を渡って追いかけます。
対岸側からの眺め。
湖畔の山の上に巨大な箱型のコンクリート建造物が残っています。
黒部ダムのダム堰堤まで戻ってきました。
富山側の山を眺めています。たぶん「立山」だと思うのですが、よくわかりません。
何気にあちらこちらとダムを訪れていますが、黒部ダムは周囲のスケールが違いますね。
コンクリートで固められた斜面に付けられた階段を、大勢の観光客が行き来しています。元々は巡視路なんでしょうが、あんまり行く気にはなりませんね(笑)。
母・姉・弟がレストハウス前で休憩したいる間に、一人、ダムの下方にある展望台へ行ってダムを眺めます。
殉職者慰霊碑。黒部ダムの建設中に171名が亡くなられたそうです。
帰りのバスの待ち時間にまだ余裕があったので、今度はダムを見下ろせる展望台まで登ってきました。
真ん中に見える建物は、立山ロープウェイの大観峰駅でしょうか。
扇沢駅まで戻ってきました。駅前の駐車場には、私たちが朝到着した時と相変わらずにたくさんの車が駐車しています。
駅併設のレストランでダムカレーをいただきました。
ここで、「どこか他に寄り道していくかどうしようか。」という話になり、姉が「展望の良い山があるそうだから行ってみよう。」と言うので、行ってみることにしました。
やって来たのは、大町市街地の東側にある鷹狩山。
場所はこちら。

※地理院地図(電子国土Web)に加筆。
駐車場の近くに長い石段がありました。山の上にある金毘羅神社の参道のようです。
石段を登るのは大変そうなので、道路を歩いて行きます。
山頂の展望台に到着しました。
展望台からの眺め。眼下に大町市街地が広がります。西日で、雲も出てきていたので、北アルプスがかすんでしまっていたのは残念でした。
この後は道の駅へと立ち寄って小休止してから、長野道 安曇野ICから高速へ。進んでいくと、岡谷IC~岡谷JCTの車線規制工事による渋滞が酷いことになっていたので、結局、塩尻北ICで高速を下りて、国道153号善知鳥峠を越えて、伊北ICからふたたび高速へと乗り直し。
小黒川PAで晩御飯を食べてから、中央道を名古屋方面へと進んでいましたが、今度は恵那山トンネル内で重大事故が発生していて、飯田山本IC~中津川ICが通行止め。早めに飯田ICで国道153号へと下りましたが、迂回路が国道153号しかないので結局国道も渋滞に。
ジリジリとしか動かない状況となったため、ナビを頼りに国道151号まで移動。新野の道の駅まで進んでから国道418号へ入り、平谷村でふたたび国道153号へと合流。稲武・足助と経由して、日付が変わる頃にやっと帰宅しました。

Posted at 2025/11/11 01:11:32 | |
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