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小林あにのブログ一覧

2019年09月28日 イイね!

伊世賀美隧道へ行ってきました

今日は午後2時過ぎまで家でゴロゴロしていましたが、さすがにゴロ寝で1日つぶすのもなぁと思い、伊勢神峠まで山道で遠回りしながらドライブしてきました。

現地に着いたのは午後4時15分頃。山はもう薄暗くなり始める時刻(笑)。


ちょっと廃道気分(ここは現役のトンネルですが(笑)。)を味わいたいときに訪れている伊世賀美隧道。足助側です。


「足助町誌」によると、このトンネル建設を含む伊勢神峠の街道改修工事に愛知県が着手したのは1895年(明治28年)。足助(現豊田市足助町)から稲橋(現豊田市稲武町)までの飯田街道の改修工事の費用は、愛知県が8割負担で地元が2割負担の計画でした。

しかし、伊勢神峠に関しては峠道の改修に加えてトンネル建設もあり、2割負担でも相当の金額になるということで、全額県費負担の直営施工で実施されました。

ちなみに、伊勢神峠の区間は村一戸あたり35円の負担。当時の小学校教諭の初任給が8円とか。村が改修費用を村費で捻出するため、村民へ過重な課税・分担金を掛けるようなことがあれば、現金収入が乏しかった山村の住民へ大打撃を与えてしまいます。大げさに言えば、反対運動や暴動を引き起こしたりすることまで危惧したのかもしれません。

そして1897年(明治30年)11月に延長308mのトンネルが竣工したわけです。








当初は、両側の坑口から156尺(約47m)が煉瓦の三重巻き、残る部分を煉瓦の二尺巻きで建設予定でした。


※ちなみに二尺だと単純計算で約60cm。参考に現代のJIS規格では煉瓦1個の厚みが6cmなので、9~10重の巻き立てをすることになります。鉄道トンネルでも厚くて5重巻きというところなので、二尺巻きは二重巻きのことかもしれません。

しかし、掘削してみると地層が軟石質または硬土質で湧水が多くて、支保工を施工しても崩落の危険があるということで、第一掘削(導坑のことか。)終了時点で湧水を排水するための暗渠を坑口に設置し、トンネル内を煉瓦巻きから石巻きへと変更したそうです。




































さて、いつも訪れている時は、ほぼ他人と出会うことはありませんが、今日は稲武側へと歩いている途中、バイクと1台すれ違いました。

稲武側から戻ってきている時、足助側の坑口にしばらく人が立っていましたが(多分バイクの人でしょう。)、トンネル内には立ち入ることなく引き返してしまいました。照明のなかった昔と違って、明るい内ならそんなに怖くはないと思いますけどね。




トンネル延長308mの往復で616mの散歩が終わりました。

さて、峠を稲武側へと下りた所にあった建設中の橋脚。国道153号「伊勢神改良事業」として建設中の新郡界橋の橋脚です。


伊勢神峠の国道153号は、将来はこの橋を渡って、約1.9kmの新トンネルで峠を通過するバイパスに生まれ変わる予定です。昭和35年(1960年)開通の現トンネルは長さが1.2kmありながら高さ制限3.5mで幅も狭いですからね。

まだ新トンネルの掘削工事は始まっている様子がないので、完成は何年も先の話なんでしょうが、完成すれば伊勢神峠も三世代(明治、昭和、令和)のトンネルが存在する珍しい峠になりますな。
Posted at 2019/09/28 21:26:14 | コメント(1) | トラックバック(0) | 伊世賀美隧道・伊勢神峠 | 日記
2019年09月26日 イイね!

TGRラリーチャレンジin富士山すそのは不受理となりました

今日のお昼、ドライバーやすい氏から「すその戦、不受理となりました…。」とメールがありました。

丹波篠山戦でクラス3位が確定して、すその戦は多分出ないと話していたのですが、その後、出る・出ないを繰り返し、最終的に出るということになったで、結果を待っていたわけですが、事務局からの回答は不受理でした。

不受理を食らったのは、今までで初めてのことですね。

まあ、今年は出場回数に制限があり、制限回数には達していたので、あとは申込台数次第でしたが、関東から近くて交通の便が良い富士山すその戦はやはり無理でした(笑)。

これで、あとは特別戦である豊田戦のみとなりました。参加条件がクラス7位以上なので、申込みさえしておけば普通に受理されるでしょう。

さて、昨年は「豊田モリコロ」戦でしたが、今年は「豊田」戦。モリコロパークでのSSは無いのでしょうか?前哨戦としてセントラルラリーで使用するSSを一部でも使わせてもらえるとおもしろいですけどね。

まあ、アイテナリーが公表されればわかることなので、気長に待ちますか。

Posted at 2019/09/26 22:17:31 | コメント(1) | トラックバック(0) | TGRラリーチャレンジ | 日記
2019年09月25日 イイね!

六所神社、伊賀八幡宮、岡崎城を巡りました

9月25日水曜日、本日は仕事がお休み。午前中は用事を済ませ、午後から岡崎市内の神社・旧跡を巡ってきました。

最初に訪れたのは、名鉄東岡崎駅近くにある六所神社。



徳川家康の産土神として徳川幕府から崇敬されたそうです。

楼門。貞享5年(1688年)の建立で、国の重要文化財に指定されています。









楼門をくぐると拝殿があります。



拝殿・幣殿・本殿及び神供所は、三代将軍徳川家光の命により改築されたもので、寛永11年から13年(1634年から1636年)に造営されたもの(いずれも国の重要文化財。)。

要所に彫金や彫刻、極彩色をあしらっているところに東照宮など家光が関わった寺社建築と同様な美意識を感じます。











周囲を透塀に囲まれているので、本殿は屋根しか見えません。



こちらも屋根の妻面が豪華に装飾されています。





一方、いたって地味な神供所。神饌を用意する場所だそうです。





地味な建物ではありますが、鮮やかに塗られた彫刻が軒下を取り巻くように飾られ、アクセントになっております。





楼門にも、建築時代は違いますが、同じ雰囲気の彫刻が飾られています。







建物群は立派ですが、小さな境内なので見物するのはあっという間。楼門下の急な石段を下り、次の目的地へと向かうことにします。



さて、次にやって来たのは、岡崎市伊賀町にある伊賀八幡宮。



こちらは徳川家の先祖である松平家の氏神で、徳川家康、徳川家光が社殿の改築にあたっています。

随神門。国の重要文化財に指定されています。



神橋。石橋でこちらも国の重要文化財。渡ることはできません。



神橋が架かる池は蓮の葉で埋め尽くされています。池の形は長方形で、寺社の庭園の池を思うと珍しい形状だと思います。



六所神社同様にこちらも大きな楼門です。



「八幡宮」の扁額。



門内へと入ると正面に拝殿が見えてきます。





実際には、拝殿の遥か手前に柵が張られているため、近づくことはできません(多分、一般的な参拝の場合は。)。

神供所。拝殿・幣殿・本殿とともに国の重要文化財に指定されています。六所神社の神供所と同様にほんのわずかな装飾だけが施された地味な建物です。



神社の周囲を木々が覆っているので気になることはありませんが、実は市街地の真っただ中にあります。



さて、何とか本殿を眺めることができないかと神社の周囲を歩いてみましたが、1か所だけ、木々の隙間から望遠で撮ることができました。



六所神社よりは修理から時間が経って色褪せしているようですが、こちらも極彩色の文様が施されていました。



伊賀八幡宮と六所神社は、どちらも徳川家光の命により改築され、改築時期や担当した責任者も同じだそうで、大まかな点で似た雰囲気になっているそうです。

最後に正面の石鳥居(これも国の重要文化財。)から撮りました。





最後に向かったのは岡崎城。徳川家康の生誕地ですね。

こちらは駐車場の脇にある東南櫓(木造再建。)。





大手門(木造再建。)から城内へと入っていきます。



ちなみに、大手門の前を国道1号が通っています。



場内に入るとすぐに再建天守がチラリと見えてきます。



天守へ向かって歩いていくわけですが、ここで見えてくるのは街中にあるお城とは思えない堀の深さですね。





途中、天守の全景が見える場所があります。というか、多分、ここだけしか見えないと思います。



また深い堀の横を歩いていきます。







本丸にある龍城神社に出てきました。初詣で毎年来ています。



天守の出入り口にやって来ました。前にそびえ立つ松の木が微妙に邪魔をしてくれています(笑)。





元々の天守は、明治6年(1873年)の廃城令により取り壊され、現在の鉄筋コンクリート造の天守が昭和34年(1959年)に再建されました。中はちょっとした博物館になっています。

最上階からの眺め。



しつこく天守を撮ってみます(笑)。



帰りは、乙川沿いの水堀を辿っていきます。





水堀の端を回ってくると東南櫓が見えてきます。



結局、ここでしか全景は撮れなさそうです。



最後に公衆電話ボックス。



3か所回って2時間ちょっと。徳川家絡みだと岡崎市内では大樹寺(徳川家の菩提寺。)もありますが、そちらは最近訪れたことがあるのでパス。日光、久能山と行って、地元でも徳川家康・家光関係をこれで回れたので、一旦、締めになるかなというところですね。
Posted at 2019/09/26 00:19:12 | コメント(0) | トラックバック(0) | ドライブ | 日記
2019年09月22日 イイね!

犬山城、うだつの上がる町並み(美濃市)、旧美濃駅

9月22日日曜日、姉、弟とともにドライブへと出かけてきました。

最初へ向かった先は、犬山市内にある犬山城。現存最古と目される国宝の天守で有名ですね。

天守のある本丸へと向かい、大手道を歩いていきます。





天守は現在3階・4階を補修中とのこと。入場料は特別に無料となっています。



無料としているわけはこれ。



足場が組まれて天守全体がネットで覆われ、天守が見えなくなっているためです。久方ぶりにやって来たのに…。



2階までは入場できるので見物します。







じっくりと天守を見物できる状況ではないので、早々に犬山城をあとにしました。城前の店舗でお昼を食べてから、今度は城下町の街路である本町通りを歩いてみます。途中の「城とまちミュージアム」には、往時の犬山城と城下町の模型があります。









さて、まだお昼を過ぎたばかり。どこか違う所を見に行こうかとの話になり、明治村だの、モンキーパークだの、定光寺だのといろいろでましたが、同じような古い街並みがある美濃市へ行くことになり、さらに北へと25kmほど移動します。

美濃市の市街地へとやって来ました。かつては長良川の水運による物資の集積地として、また特産品の和紙製造により栄え、「うだつの上がる街並み」として知られています。



駐車場には車がけっこう駐車していましたが、人通りは少ないですね。

小坂家。国の重要文化財に指定されています。



「味の素」の大きな看板です。今と同じ左から右へ読めるようになっているので、戦後のものでしょうか。



脇道にも立派な家屋が建っています。こちらは「時代軒菓舗」。



「うだつ」の先端にある鬼瓦。



もう1本の街路へ来ました。



この通りには、蔵を改装した美濃和紙専門店があります。



天井には美濃和紙を用いたオブジェが吊るされています。





私の目を引いたのは、大量の印刷用活字ですかね。なぜ和紙専門店にあるのかはわかりませんが。





歩き疲れたので、甘味処でひと休憩です。



私は、わらび餅と白玉のセットをいただきました。



大石家。



「うだつ」と「屋根神」の祠。



重要伝統的建造物群保存地区に指定されているだけあり、古い街並みがよく残されていました。



最後に訪れたのは、市街地からやや離れた場所に残る、旧名鉄美濃町線美濃駅。開業は明治44年(1911年)。平成11年(1999年)に廃止となりました。



構内には、電車3両と運転席付近だけ残された車両の一部が展示されています。







モ590形593号。



モ510形512号。





モ600形601号。



モ870形876号。この車両だけ輪切りされて物置き状態。



駅にいる間、構内にはオフコースの曲が流れ続けていました。管理人の一人と思われる長髪のおじ様がホームの片隅に置いてあるオーディオ機器で曲をかけて、椅子に座ってのんびりくつろいでるんですよ。ちょっと近寄りがたい雰囲気だったので、目の前は通らないようにしてました(笑)。
Posted at 2019/09/22 23:38:15 | コメント(0) | トラックバック(0) | ドライブ | 日記
2019年09月21日 イイね!

久能山東照宮へ行ってきました

本日は、静岡市にある久能山東照宮へ行ってきました。

この週末は3連休ということで、久しぶりに家族全員で山陰地方へ出かける予定をしていましたが、弟が急きょ急ぎの仕事が入り、連休が無くなってしまったのと、台風が接近してくるということで取り止めに。

ということで、まだ台風の影響がない今日のうちにどこか出かけようかと思った次第。少し前に日光東照宮へ行ったので、最初に建てられた東照宮である久能山東照宮へ行くことにしたわけです。

東照宮へ行くルートは、日本平からロープウェイで門前まで行くのが一般的みたいですが、それでは面白くないので、久能山の麓から表参道を登っていくことにします。



まずはなだらかな参道。



林に入ったところで見上げると、つづら折りの石階段が遥か上まで続いています(笑)。



この道しかないので、しっかり休憩を取りつつ粛々と石段を登っていきます。













海岸ははるか下。なかなか良い眺めです。



一ノ門に着きました。時間にして15分強。思ったよりも楽に登ってこれました。





一ノ門を入ってすぐの所にある門衛所の前で少し休憩。



もうしばらく石段を登ります。





勘介井戸。久能山が東照宮以前の城であった頃のものらしいです。



ようやく楼門の下に着きました。ロープウェイだとこの近くまで直接来ることができます。



楼門。





「東照大権現」の勅額。日光東照宮と同じく後水尾天皇の宸筆。もちろんこちらが先です。



唐門を見上げます。





鼓楼。不定形な石を隙間もなく積み上げてある石垣がすごいです。



神楽殿に置かれている奉納品のプラモデル。さすが静岡。



神庫。



日枝神社。



拝殿。極彩色と黒色の対比が鮮やかです。





本殿。左側面です。壁面や扉が黒色なので、レンズ内のホコリが写ってしまってますね…。





本殿の脇を通り抜けて奥へと続く階段を登っていくと神廟があります。徳川家康の墓所です。



神廟から拝殿へと戻っていきます。





唐門。母は軒下の長椅子で見知らぬおばあさんと雑談中。



本殿。右側面です。黒色が基調なので、金の装飾や極彩色を用いていても引き締まって見えます。



境内の建物の見物も終わったので帰ることにします。



もちろん帰りも表参道。この急斜面によくもこれだけの規模の石階段や石垣を築き上げたものです。









入口の鳥居まで戻ってきました。



私としては表参道のインパクトが大きかったですが(笑)、豪華絢爛な日光東照宮とは対照的な、派手さを抑えた(十分豪華ではありますが。)落ち着いた雰囲気が大変良かったです。家康の質実剛健的な感じに合わせたのでしょうかね。
Posted at 2019/09/21 23:13:44 | コメント(0) | トラックバック(0) | ドライブ | 日記

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「【豊根村】霧石峠への富山漆島側峠道を下見しました http://cvw.jp/b/1796277/47676277/
何シテル?   04/25 00:05
「小林あに」と申します。よろしくお願いします。 休日はドライブしたり、廃道となった旧道や峠の古道を歩いてみたり(煉瓦製のトンネルや暗渠も好物ですが、最近は...
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