2016年8月28日日曜日、京都府京丹後市周辺で開催されたTGRラリーチャレンジカップin丹後半島へ参戦してきました。
今回はドライバーやすい氏と私、やすい氏が懇意にしている安城市内のガレージ、ツールボックスさんのオーナーさんの3名。オーナーさんがメカニック担当です。
早朝5時半に集合してレキ受付。6時からSSのレキに向かいました。
私のSSの感想は「何かロストしやすそうなコースだな…。」。やたらとコーナーが連続する区間が所々あり、速いスピードの中でノートを読むとヤバそうです。
レキが終わりサービスパークへと帰還。参加確認と車検を受けます。
今回は地方選手権併催のためなのか、いつもと勝手が違い、参加受付時に車検証と保険証券の提示を求められたり(TGRラリー単独では今までなかったので、私たちを含め取りに戻るクルー多数。)、車検もサービスパーク内を車検員が巡回する方式ではなく、車検場で車検を受ける方式となっていました。
この後は、ドライバーズブリーフィングに参加。この時点ですることは何もなくなり、約2時間後のスタート時刻を特にすることなく待ちぼうけていました。
11時38分になり、ようやく私たち117号車がスタートしました。
7.44kmのリエゾンを経てやって来たSSの1本目。
SS5丹後王国1:距離は0.30km。
ここのTCでまたAE92が物珍しいのか「貴重ですね!もったいない!」とオフィシャルさんたちに口々に言われました(笑)。
このSSは園内通路を使用したコース。
ちょっとした失敗もありタイムは21秒0でした(Ave:51.4km/h)。
今度は23.37kmと長いリエゾンで一番南のSSまで移動します。
SS6奧寄線ショート1:距離は3.74km。
ここでは序盤の「右2L>→左2→左2→右3」のうちの左2を一つ漏らしてしまい、ノートをロスト。しばらく先にあった長い直線でようやく復帰。
小雨がパラつき始めたためなのか、やすい氏は思った以上にグリップのない路面に苦戦。車載映像を見直していると二人とも気合いの入った声を上げながら走っていて、何だか笑えてきてしまいます。
タイムは3分11秒2(Ave:70.4km/h)。
ゴールから1.5km先に次のSSがあります。
SS7大内線ショート1:距離は4.41km。
小雨が降るようになってきましたが、路面はまだ何とかなりそうな感じ。
しかし、スタートしてどんどん標高が上がってくると小雨だけでなく霧も出てきました。
SSの中盤、時々グリップがあやしい感じがありながらも、展望台が目立つ左ヘアピンを立ち上がり、さらに奥へと走行していきます。
2.83km地点のラジオポイントを左2で通過、小さなクレストを越えてすぐにある右2のコーナーへ差しかかったところ、曲がり切れずにコースオフ、丸太の柵に突っ込んでしましました。
このコーナーへ入る時、隣で「ステアリングを細かく修正しているな。ヤバいか。でも行けそうな感じはするけど。」などと考えていたところに、やすい氏が「だめだっ!」というようなことを叫んで、「えっ、だめなのか。」と思った瞬間、突っ込んでました。
後付けの記憶なのかもしれないですけど、現場でちょっと落ち着いた時に彼と話したことなので、たまたまその瞬間に感覚が早巻きになっていたのかもしれません。
車が抜け出せないのがわかりエンジン停止。すぐに車を降ります。やすい氏から「俺は三角板を出すから、小林くんは「OK」サインを頼む。」と言われて「OK」サインを受け取り、手前のクレストの所まで行き、後続車へサインを出しながら右車線を走るよう指示します。
三角板を設置し、後続車が3台以上通過したことを確認して、ラジオポイントへと走っていきます。
ここで事故の状況を伝え、あわせてCROにも携帯電話で状況説明。CROから「所定の2回目のSSが終了するまではたぶん車は回収できないだろうから、安全な所で待機するように。」と指示を受けます。
ようやく落ち着いてきましたが、後続車へは指示を出し続けます。
その合間にロードブックにあるリタイア届けを記入。やすい氏にも署名をしてもらいます。
最終車が通過したのか、全然後続車が来なくなったので、ふたたびラジオポイントへと向かいます。
しばらくするとスイーパーとレッカー車がSSコースをやってきました。スイーパーにリタイア届けを提出。スイーパーはそのまま立ち去り、一緒に来ていたオフィシャルさんにコースオフした場所を案内します。
ようやく車の引き上げ作業が始まりました。
オフィシャルさんたちもスマホなどで写真を撮っています(笑)。
引き上げられた車をやすい氏がチェック。バンパーやフェンダーの損傷はひどいものの、フロントのフレームやラジエターコアの損傷や液漏れは見た目にはないため一安心したようでした。
待っている間、「今年のラリーは終わったな…。」と言っていましたが、これで早期復活の目が出てきたようです。
車を回収してもらうため、サービスパークに居るツールボックスのオーナーさんへ連絡しましたが、全然土地勘のない山奥では難しそうだったので、国道312号沿いのコンビニまで自走。何とか無事に回収されました。
戻る車中でオーナーさんから「(参加者)弁当を預かっているよ。」と言われ、やすい氏「高い弁当になったな…。」とつぶやいておりました。
やすい氏から「せっかく付き合ってもらったのに申し訳なかった。」と言われましたが、「事故対応もリタイア届けも初めてだったから、いい経験になったよ。」と返事しておきました(笑)。
車はぶつかった部分にゆがみなどが生じていないか詳しいチェックを戻ってからするそうですが、問題なければ外装パーツは揃っているそうなので、割安に早く修理できるかもとのこと。間に合えば福井勝山戦で復帰を目論みそうです。