今日は仕事がお休みだったので、電車に乗って名古屋市港区にあるJR東海の「リニア・鉄道館」へ行ってきました。
普段だと車でぶらりとドライブといったところですが、その車をただいま車検&修理に出しているため、それなら電車でないと行きにくい所へ行こうかと思い立った次第です。
東海道本線で名古屋駅まで出て、そこからはあおなみ線に乗り換えて最寄り駅の金城ふ頭へと向かいます。
駅から徒歩数分。「リニア・鉄道館」に到着です。平日ということもあってか閑散としています。
入場券(1000円)を購入して、建物内へと入ります。
最初に通るのはシンボル展示スペース。スピードに挑戦した車両の展示スペースといったところでしょうか。
C62 17。狭軌鉄道(レール幅1435mm未満の鉄道。)のSLとしての世界最高速度129km/hを記録しています。東海道本線木曽川橋梁でのことです。
955形新幹線試験電車。443km/hを記録。
超電導リニア MLX01-1。581km/hを記録。
このスペースを通り抜けるとメインの展示スペースになります。2階のデッキ部分から見下ろした光景です。
外光(自然光)を取り入れた照明といった感じで、屋内の明暗が変化するところが写真を撮るには難しいかなと思います。
このあとも展示車両の紹介ということで。
ホジ6005。蒸気動車だそうです。
室内にこんなボイラーがあると車内がすごく暑くなりそうです。
モハ52。戦前の関西地区において、私鉄に対抗するために当時の鉄道省が投入し活躍した電車ですね。最期は飯田線も走っていて、東海地方にも関わりのある電車です。
クハ381。381系「振子電車」です。特急「しなの」に初投入されました。カーブで車体を傾斜させることで遠心力の影響を弱めてスピードアップを図っています。
今の電車についているヨーダンパーとは違う感じのバー。車体を傾斜させる装置に関係あるのでしょうか?
キハ181。曲面ガラスを撮りたかったのですが、いまいち…。
従前のディーゼル特急車両よりもパワーアップした車両で、こちらも初投入が特急「しなの」。名古屋-長野間という山岳路線を高出力車で乗り切ろうとしたわけです。
クモハ12。
扇風機に国鉄をあらわす「JNR」の文字がありました。
クハ111-1の車内。懐かしいですね、この手の固定クロスシート車は。
新幹線0系21形。
今の新幹線車両からすると狭く感じますね。
食堂車と厨房。
100系123形。
社会見学の小学生たちと乗り合わせてしまって、賑やかしいこと(笑)。
食堂車。今時の子供たちは新幹線にレストラン(食堂車)があったことが摩訶不思議のようで、大分はしゃいでいました。
厨房。電子レンジの大きさが時代を感じさせます。
922型。俗に「ドクターイエロー」と呼ばれる「新幹線電気軌道総合試験車」というものです。0系タイプの時代も「ドクターイエロー」と呼ばれていたのかな?
車内の機材は撤去されていて、普通の新幹線のシートが設置されていました。車両端部に隣の車内の機材とつなぐためのものと思われる太いコネクタがいくつも並んでいたのが名残りですかね。
300系322形。
今となっては懐かしいカード式公衆電話(街頭では現役ですけどね。)。
これは「マルス発券機」。座席指定券などの予約・発券機だそうです。こんな一面にボタンがあるような機械は触りたくないです(笑)。
0系のパンタグラフと台車。ごつくてメカニカルな感じがいいですね。
キハ82。キハ181の前世代のディーゼル特急車両ですが、永らく活躍しました。
オヤ31建築限界測定用試験車。これを見ていた私よりも年上のおじさん達が何だこれは?と話していましたが、「トンネルとかの寸法を図る車じゃないか?」との結論に至っていました。知らない人でもこの外観ならピンとくるようです。
700系723形。カモノハシのような造形と室内の暗さのためか、私の腕ではどうにもまともに写真が撮れないんですよ。
上から撮ってみました。
最後に歴代の新幹線車両です。
さいたま市の鉄道博物館や京都市の京都鉄道博物館に比較すると小振りな施設ですが、シミュレーターや鉄道模型のジオラマなど見どころもあるので、鉄道ファン以外の方でもそこそこ楽しめるかなと感じました。
何だかんだで2時間ちょっと居りました。晴天になってます。
帰りもあおなみ線。平日のお昼とはいえ、同じ車両に乗っているのが私以外に1人しかいないとは寂しい限りですけどね…。
Posted at 2019/06/26 23:25:13 | |
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鉄道・廃線跡 | 日記