2020年11月15日日曜日、愛知県豊田市で開催されたTGRラリーチャレンジin豊田戦へ参戦してきました。我々にとってはまさに地元開催なので、前泊は無しです。
ラリー前日の11月14日土曜日、ラリーへの参加確認と車検を受けるため、豊田市の鞍ヶ池公園へとやって来ました。
集合時間を14時にしていましたが、だいぶ早めに着いてしまったので、この日、当公園で撮影しているラリー関連の映画の撮影現場を見物。
事前にラリーのエントラントに対してエキストラ募集のメールが来ており、ドライバーやすい氏も応募申込みしましたが、抽選の結果、落選となっております…。
いい時間になったので、サービスパークへと向かったところ、すでにドライバーやすい氏は到着しており、車検の準備を進めておりました。
14時になったところで参加確認を済ませ、車検もいつも通りに問題なく通過。14時15分には土曜日の予定を終了してしまいました(笑)。
やることは済んだし帰るかという話になり、「帰る前にちょっと知り合いにあいさつしてくるわ。」とドライバーやすい氏は他の出場者の所へと行ってしまいました。
「戻ってくるまで待っているか。」と車の辺りで立っていたら、HATANO選手がやって来ました。多分、ドライバーやすい氏と情報交換(というか雑談。)しに来たのでしょう。
私もまったく知らないわけではないので(エントラント同士の顔見知りではあるし、ドライバーやすい氏のラリー初出場の時はサービス担当してもらってますしね。)、少々雑談。
「先週の高岡戦、原田選手に3秒差でだいぶいいペースになってきているじゃないですか。」みたいな話から始まって、先週の高岡万葉戦で初出場の佐々木雅弘選手に敗れたのが余程悔しかったのか、「いつもは一夜漬けくらいしか準備しないですけど、この1週間は特別戦(豊田戦のことかな。)のインカー(映像)とペースノートをしっかり見直してきましたよ。今回は本気出しますからね。」と相当の意気込み。
「えっ?今までの別格の速さでも一夜漬けだったなんて、言われるこちらは一体なんだかなぁ…。」と心の中で思ってしまいました(笑)。
HATANO選手が立ち去った後、ドライバーやすい氏が戻ってきたので、この日は解散となりました。
11月15日日曜日早朝、ラリー車に乗り合わせてラリー会場の鞍ヶ池公園へ。今回は移動距離が短いので本番も自走で向かいます。
サービスパークに到着したら、さっそくレキ受付の行列に並びます。まだ夜明け前ですが、私の後方にもレキ受付のために大勢の出場者が並んでいます。
今回の豊田戦のコースは、3か所のSSを2周するルート構成。
各SSの距離は、
SS1・4「鞍ヶ池」:1.40km。
SS2・5「焙烙」:1.94km。
SS3・6「パークロード」:0.77km
SS合計が8.22kmと、ここ最近のTGRラリーでも最短距離になります。SSが短くなればなるほど、ちょっとしたミスで取り返しのつかないことになるので、やりにくいと言えます。
今回は「鞍ヶ池」SSが若干短くなった以外にSS距離の変化が無いので、昨年参戦時に作成したペースノートを流用してレキを行いました。
開会式・ドライバーズブリーフィングの光景。出場台数が84台×各車2名=168名が出席しているはずなので、なかなか壮観です(笑)。
普段であれば、サービス担当はツールボックスのムロモトさんが来てくれるところですが、今回は他所で開催のジムカーナへ行っているため、富士山すその戦でサービス担当をしてくれていたIさんが代役で担当です。
今回の豊田戦は、久しぶりに観客を入場させての開催。セレモニアルスタート地点も多くの観客が見物していました。
それでは走行タイムと簡単なラリーの内容について書いていきます。
SS1:1分13秒2(68.8km/h)クラス5位。クラス1位から4.8秒差。
オーバーシュート気味になったコーナーあり。フィニッシュ後にペースノートを読み上げるペースが遅いと指摘される。
SS2:1分54秒5(60.9km/h)クラス3位。クラス1位から5.9秒差。
ここは自分でもタイミングが遅いと感じる。ドライバーやすい氏も「なんか乗れてないなぁ。」。二人してモヤモヤする。
SS3:0分50秒3(55.1km/h)クラス3位。クラス1位から1.5秒差。
特記事項なし。
SS3が終わったあとのリグループで、今回118号車小林選手のコドラを担当している川名さんがやって来て、しげしげとフロントタイヤをチェック。「このタイヤだとゴール後の再車検まずいんじゃないですか(笑)。」と一言。変なプレッシャーかけないでください(笑)。
午前のループが終了した時点でのE-4クラス3位の争いは、
(HATANO選手と佐々木選手のクラス優勝争いは別格なので。)
3位やすい・小林組:3分58秒0
4位伊藤選手 :3分58秒2
5位原田選手 :3分59秒0
6位小林選手 :4分03秒6
「なんか乗れていない。」といいながらもこの時点でクラス3位。ただ、3位から5位の間がわずか1秒差。高岡万葉戦よりもタイトな争いになっています。
さて、45分間のサービスタイム。
いつもだと弁当を半分くらい食べて、少し休憩したりしていますが、他のクルーのタイムチェックをしたりしていて、あまり落ち着いていられませんでした。
ドライバーやすい氏も、あと15分くらいでサービスタイムが終わろうかというところで、「やっぱりタイヤ交換する。」と言ってIさんと二人でタイヤ交換。リグループで川名さんに言われたことが気になったようです。
午後のループです。
SS4:1分14秒5(67.6km/h)クラス6位。クラス1位から7.4秒差。
1走目より1.3秒遅いタイム。途中の左コーナーでスピンしかかりタイムロス。伊藤選手と原田選手はともに1分12秒1のタイムでこのSSを走行し、私たちは一気にクラス5位へ転落です。
SS5:1分56秒1(60.1km/h)クラス5位。クラス1位から7.1秒差。
1走目よりも1.6秒遅いタイム。序盤のコーナーでシフトミスをしてわずかに空走しタイムロス。この時点でクラス3位の原田選手に4.1秒差、クラス4位の伊藤選手に3.6秒差付けられてしまいました。
午後のループでもドライバーやすい氏は、「乗れていない、フィーリングが合わない。」という言葉を繰り返していて、だんだんと後退していってしまいました…。
最終のSS6スタート前、ドライバーやすい氏が腰の痛みを訴えます。鞍ヶ池SSの連続する段差で痛めたかもしれないとのこと。さらにSS5からSS6までの移動区間では渋滞がひどく、SS6前のTC6に到着したのがターゲットタイムちょうどという際どさで、車を降りてストレッチする暇もなくSS6へ…。
SS6:1分14秒2(37.3km/h)クラス8位。クラス1位から25.8秒差。
最後の最後で痛恨のコースオフ。右コーナーで車のスライドが収まらず、路肩にあったベンチの柱にリアホイールを強打。タイヤの角度が大きく歪んでしまって直進できず、大幅にスローダウンとなってしまいました…。
徐行しながら、何とか車をパルクフェルメ(車両保管所)まで移動。リタイアは免れることができました。
最終結果は、E-4クラス完走8台中6位、総合完走80台中26位に終わりました…。午前は悪いなりにいい順位に付けていましたが、周りがタイムを出し始めた午後に私たちはタイムに伸び悩む展開。その挙句のホイールヒットで、パルクフェルメから戻ってきた時はどっと疲れが出ました…。
ダメージが深い所に及んでいないか心配されたAE92でしたが、幸い深刻なダメージには至っておらず、手持ちの予備パーツで交換修理できたようで、月曜日夜にはドライバーやすい氏が修理完了した車の写真をアップしていました。
ドライバーやすい氏は、最終戦である11月29日に愛知県額田郡幸田町内で開催予定のTGRラリーチャレンジin幸田へ参戦予定ですが、本年度の私のラリー参戦は豊田戦で終了。ようやくコドラ業から解放され、来春まではのんびりできそうです(笑)。
次戦の幸田戦はジムカーナとダートラを組み合わせたようなコース設定らしく、ペースノートを読んでもらう必要もないだろうとのことで、コドラを体験したいという方が代わりに乗ることになります。
今年は新型コロナの影響で、9月末からの1か月半で5戦に出場するという強行軍でした。「ウィズコロナ」で来年度は通常ペースの開催に戻っていくのでしょうが、そうだとしても、あとどれだけ参戦し続けていけるのか。
来年どうするのかは、まだドライバーやすい氏から話はありませんが、何にしても厳しい戦いにはなりますね。表彰台へのあと一歩が本当に遠いです…。