土曜日は雨天でしたが、関ヶ原-近江長岡間の旧東海道線跡の煉瓦暗渠チェック。
すでに他の方が回っていて現存していないのはわかっている分を自分の目で確認ということで、小雨交じりの冷たい風が吹く中、国道365号をうろうろしてきました(やはり無し。)。
本日日曜日、曇り空の下、またも伊吹山麓へ。行く気になっている時にどんどん回ります。
まずは、現存している小さな煉瓦暗渠を見に行きます。
場所は国道365号の直線的な築堤だけがある細い谷。小川が並行して流れています。
車を停めるだけの路肩も無いので、やや離れた場所に車を停めて、ビュンビュン走ってくる車やトラックに気を付けながら、狭い路肩を歩いていきます。
ずっと小川側の路肩を見ていましたが、降りられそうな場所が見当たらなかったので一旦引き返して、小川の中を歩いていくことにします。
川の中を歩き始めたところ、なぜか左足の長靴に水漏れが発生。深い所は歩いていないので、どこかに穴が開いたようです。しかし、外観を見てみる限り、傷や隙間などは見つけられません。
仕方ないので、そのまま左足をチャプチャプさせながら先へと進みます。
深めの所を迂回したりしながら川を下っていきますが、目の前に落差50cmくらいの段差が現れ、道路側も山側も衝立のようになっていたので迂回ができず、濡れた岩にしがみついて慎重に歩を進めることにします。
しかし、先の足があとちょっとで平地に届くというところで岩に掛けて残していた足が滑り(またしても左足…。)、そのまままっすぐ小川の深みへとドボン!
反射的にすぐ川から這い上がりましたが、腰から下がずぶ濡れに…。
「ああっ~!!(怒)」とひとり叫ぶも後の祭り。Gパンに入れていた財布と携帯電話をすぐ取り出して状態を確かめます。幸い、お札やカード類が多少濡れただけで携帯も異常なし。
それにしても今日はまだ1か所目にもたどり着いていないのに…。
でも気落ちすることは全然なくて、「くそう、こうなったらこのまま川の中を歩いて絶対行ってやる!」という変な闘志を燃やして、先へとずんずん進みます。
幸先が悪すぎる道中を経て、ようやく1か所目に到着しました。
旧東海道本線大須谷橋梁
径間2尺(約60cm。)、大変細い暗渠です。水に落ちてでも見る価値があるかははなはだ疑問ですが、現存するならこの目で見ておきたいのがマニアというものです。
ここまで来てわかったのは、実は国道の路肩をそのまま頑張って歩いていれば、労せずして川に降りられたということ。でもいいんです。こんなことは往々にしてよくあることですから。
帰りは素直に国道の路肩を歩いていきます。周りに人家がない所なので、通行車両にとっては「どうして人が?」という気持ちでしょうけど、よもや濡れネズミになって歩いているとは思わなかったでしょうねぇ。
車まで戻ったらすぐに長靴を脱いで、靴下のまま車を運転。坂の下にある大野木交差点の駐車帯へ向かいます。ヒーターを最大にして、Gパンと靴下の水気をふき取り、ハンカチやお札を乾かしながら、しばらくは車の中で日向ぼっこして休憩。
長靴の中が多少乾いてきたところで懲りずに再開します。もう左足が濡れるのはOK。冷たいけど気にしません。
次の2か所はこのまま徒歩で向かいます。
旧東海道本線深谷川橋梁
旧東海道本線谷田川橋梁
次は長浜市のはずれまで国道365号で移動します。
旧東海道本線南小倉埋樋橋梁
今までの暗渠と違って、水が澄んでいてきれいです。
しかし、場所が日陰なので、北風がとても冷たく寒くて仕方ありませんでした。
お昼になったのと冷えた体を温めるため、コンビニに寄ってあったかいうどんを買って一息。人心地付いたところで、今度は米原市内の北陸本線へと走っていきます。
北陸本線前河原避溢橋
3連アーチ橋です。煉瓦アーチ橋は1線分だけで、もう1線は鉄橋となっています。
煉瓦に「ビ」の刻印があります(けっこうたくさんある。)。
ここからは米原駅以東の東海道本線の煉瓦アーチを見つけたところだけ覗いていきます。
東海道本線勝手川橋梁
東海道本線嫁ヶ渕橋梁
さらに国道21号を関ヶ原町方面へと進んで今須地区へ。
東海道本線中挟川橋梁
東海道本線妙応寺架道橋
東海道本線門前町橋梁
門前町橋梁を回っている時に、にわかに強い風雨があり、またびしょ濡れになって車へ戻る羽目になりました…。
帰りは関ヶ原ICから名神高速へ。大垣IC辺りまで来ると全くの晴天。
今日は最後まで「水」にたたられました…。
Posted at 2016/02/21 22:24:37 | |
トラックバック(0) |
東海道本線 鉄道・廃線跡 | 日記