2013年11月02日
TRDラリー新城rd参戦記⑧
さて、今回の山場であるSS3「雁峰ショート」のスタートを迎えました。
ここをクリアできれば、完走が現実のものとなってきます。
SS3「雁峰ショート」3.51kmの後には、倍近く長い「作手北2」6.96kmが残っています。
しかし、作手北は2車線で緩やかなコーナーが連続する高速ステージです。
私にとっては(弟も同じ見解かはわからないので。)、登り基調で道幅が広く、見通しもきくので、ローパワーの私たちのヴィッツで走る分には余裕があるステージと言えます(ちょっと怒られそうな言い方ですが。)。
一方、雁峰ショートは、道幅がヴィッツでもきつい位で、低速コーナーの連続で滑りやすく、見通しもききません。
私たちのペースノートのページ数でいうと、雁峰ショートと作手北は同じ枚数になってます。
大ざっぱに言えば、半分の距離で同じ数のコーナーがあって、そのほとんどのコーナーが低速で連続していて、滑りやすく、注意箇所だらけというコドラ泣かせのコースでもあります。
ガードレールがほとんどないコースですので、一つミスをするだけで、クラッシュか転落で即リタイアする可能性大です。
なので、雁峰ショートのクリアが、私たちの完走への関門となるわけです。
13時52分、いよいよSSスタートです。
「スタート 右3上り ストレート 注意!クレストから左2ロング下り」で始まります。
ちょっとだけスピードが出る区間ですが、それもつかの間、「左1きつい注意! 右1注意! 右1 右1」と始まりだすと、あとはひたすら左1右1をコールし続けます。
ノートにはコーナー間に「すぐ」の表記が記入してありますが、連続している箇所では読んでいると間に合わないので省略です。
慣れてくると、段々とコーナーを指差したり、念押しをすることが増えてきます。
「右1注意! ここ右1。注意な!」
「左1ドントカット ここドントカットな!」
「ここでリタイアさせることがあっては絶対いけない。」との思いがありましたから、ドライバーの弟には、うっとうしかったかもしれません。
時々、「わかってるって…。」とつぶやいていたような気がします。
「右2 左2から右3 右1ロングきつい ラジオ通過 左2段差注意!」
やっと半分を通過しました。
こんなコースでもちょっとはスピード出せる区間があるわけですが、奥がきついコーナーだとわかるとスピードが乗せ切れず、「もう少し踏めたかな。」と隣で感じる箇所もありました。
これもノートの精度を上げて、経験も積んで見切れるようにならないと難しいですね。
ノートを読みまくって、やっと最後に近づきます。
「右1きつい 左ヘアピン注意! 右2から右1ロング スリッピー! クレスト フィニッシュ 左2下り注意!」
「左ヘアピンの先でストップ。」
無事にSSゴール地点に到着しました。
何度かリアが揺れた箇所もありましたが、心配するような出来事もなく、ホッと一安心です。
タイムカードをオフィシャルへ提出して、SS所要時間を記入してもらいます。
その間、他のオフィシャルがタイムボードを見せてくれます。
「ありがとうございます。もう、いっぱいいっぱいですよ。」とあいさつして、タイムカードを受け取ります。
タイムは、4'34"4。
クラス7位でようやくSSタイムクラス最下位を脱出しました。
次はSS4「作手北2」へと移動します。
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Posted at
2013/11/02 08:37:36
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