土曜日は昼過ぎから岐阜県中津川市に残る北恵那鉄道の廃線跡を歩いてきました。
元々は行く予定など全くしてませんでしたが、午前中に歯医者と床屋で用件を済ませて、暇つぶしに東海環状道を北上。「北恵那鉄道の木曽川橋梁でも見に行くか。」と思い立ち、現地に向かいました。
木曽川橋梁のたもとに到着したところで、ハイキング中だという83歳の老紳士に話し掛けられ、しばらく雑談。
木曽川橋梁
橋を見たら帰ろうかと思っていましたが、話の中で「橋から坂を登って電車が通ってたんだよ。」と言われ、「前からここの廃線跡を歩こうと思いながら全然来てなかったから今から行ってみるか。」と廃線跡の道路を歩き始めました。
道路は途中で行き止まりになります。
薮の中にある踏み跡をさらに進むと最初の橋の錆びた桁が見えてきます。
名称は上地橋梁。川面から桁までの高さは15m位はありそうです。
ここで一旦斜面を降りて道路橋を渡り、対岸の廃線跡へと登り直します。
ここからが廃線歩きの本番となりますが、まだ初夏なので、それほど酷い状態ではないのが幸いです。
とは言っても、薮、倒木、湿地とちまちまクリアしていくのはなかなか骨が折れます。ここは線路敷きに枕木がよく残っていたので、湿地を通り抜ける時には重宝しました。
上地橋梁から先にはさらに4箇所、橋が架かったままになっています。
第一山之田川橋梁
第二山之田川橋梁
第三山之田川橋梁
第四山之田川橋梁
第四山之田川橋梁を通過した先では、絡まった薮の中をしゃがんで進んでいると、猪の寝屋と思われる所に出てしまい、そのとたんに前方で大きく薮がざわついたため、びっくりして猛バックダッシュなんてこともありました。
この区間だけは平行して流れる山之田川の河原へ降りて迂回。
線路に対して直角に架かる橋の跡
駅もない山中に、なぜこんなしっかりした石積みの橋台・橋脚の橋があったのかは不明。
穴の開いた線路敷きの擁護壁
この穴から廃線跡に戻りました。
結局、猪とは鉢合わせずに何とか無事に通り抜けて、県道まで這い出ることができました。
帰りはそのまま県道を歩いて自分の車まで戻り、ぐるりと2時間ほどの行程でした。
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Posted at
2014/06/15 05:05:22